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【2022秋冬】最新メンズファッショントレンド|流行りのアイテムやカラーをプロが解説

「今年の秋冬ってなにを着れば良いの?」「トレンドはどんな感じ?」

こんなことでお悩みの方も多いのではないでしょうか。

いろんなところでトレンド、トレンド、と聞きますが、結局なにが正解なの?という方も多いはず。

僕は、自社ブランドを複数展開しており、常日頃からオリジナルアイテムの製作を行っているので、トレンドには誰よりも敏感であると自負しています。

加えて、勉強のために年間1000万円以上洋服を購入したり、トレンドの源流である海外コレクションも必ずチェックしています。

今回はそんな僕が、2022年の秋冬で押さえておきたいトレンドをプロの目線で徹底解説。

現代の大きなトレンドの流れ、そこからくる具体的なトレンドアイテムなどなど、押さえるべきポイントを完全網羅でお届けします。

この1記事に「2022年秋冬のトレンド」の全てをまとめました!

2022AWに限らずざっくりと近年のトレンドがどうなっているのかと言うと、、、

  1. デザイン:装飾性
  2. シルエット:ビッグシルエット
  3. カラー:アースカラー/ブラック/レッド

すごく簡単にまとめましたがこんな感じ。

もちろん知ってるよ!という方は、トレンドに敏感ですね。

ではここで質問です。

あなたはこれらがトレンドになっている「理由」を答えられますか?

恐らく、トレンドはなんとなく分かっているけど、理由までは知らない。という方がほとんどだと思います。

答えだけ調べて、それを買うのが一番手っ取り早いですからね。

ただ、トレンドというものは「理由」までをセットで覚えておくことがかなり重要。

理由がわからないままトレンドだけを取り入れると、どうしても着せられている印象になりますし、自分では気づかないところでコーディネートに失敗してしまうからです。

例えばお部屋のインテリアなんかも同じ。

「とりあえず流行っているから」という理由で家具を買い揃えていくと、全体のバランスが崩れて、オシャレなお部屋にはなり得ません。

テストの答えは知ってるけど、解き方は分からないようなイメージです。

このように、オシャレになるためには、トレンドの上辺だけを理解してもダメなんです。

なぜ流行っているのか?理由まで把握することではじめて、アイテムの審美眼やコーディネート力が養われ、自然とオシャレな着こなしができるようになるんです。

というわけでこの記事では、トレンドの「理由」にまでフォーカスして解説。

読むだけでオシャレの偏差値が上がるような内容になっているので、ぜひ最後までお付き合いください。

それでは、現代のトレンドをその理由とともに見ていきましょう。

現代のビッグトレンド

トレンドには大小さまざまなものが存在します。

そのなかでも最も大きな流れとなっている絶対に押さえておくべきトレンドを、以下の3つに分けて紹介します。

  1. デザイン
  2. シルエット
  3. カラー

それぞれ解説します。

①デザイン

デザインのトレンドは「装飾性」です。

装飾性とは、装飾のあるデザインのこと。

無地のシンプルな洋服ではなく、刺繍・プリント・素材の切り返しなど、なんらかの装飾のあるデザインです。

装飾性のトレンドは、数年前から徐々にきはじめていますが、2022年秋冬においてもそれは継続。

現代のファッションを支配するかのように、大きなトレンドとして、じわじわと浸透してきている最中です。

装飾性のあるデザインが流行っている理由

装飾性のあるデザインが流行っている理由は、シンプルなデザインに人々が飽きてきたからです。

ファッションのトレンドは「人々の飽き」と密接に関わっていて、基本的にはシンプルなデザイン→派手なデザインを繰り返します。

具体的には、2010年代はノームコアと呼ばれるシンプル優勢のトレンドがありました。

全身、無印良品でそろえた服をイメージするとわかりやすいでしょう。

ノームコアは「究極の普通」とも訳されるようにシンプルを突き詰めたスタイルで「装飾性」の対極です。

スティーブ・ジョブズのようにファッションではなく、人の生き方考え方に焦点を置き、服装は二の次でOKというライフスタイルでもあります。

日本では、そのファッションにのみが注目されて拡大解釈されて伝わった側面もありますが、端的にいえば、シンプルなコーディネートです。

実際に当時のファッションを思い出してみてください。

街を行き交うほとんどの人々が、無地の白Tシャツ×黒のスラックス 。みたいなシンプルな格好をしていたはずです。

そして現在、このノームコアの反動がきています。

シンプルな服装が大衆化しきったことで、人々は飽きを感じ、その対極にある装飾性へとシフトしはじめているんです。

これはトレンドの源流である、海外コレクションを見れば明らかです。

多くのブランドが近年提案してきたスタイルは、シンプルとは逆の、派手目のデザインでした。

2022AWのコレクションでは「フラワーモチーフ」などのデザインが引き続き顕著です。

こうしたモードの「最先端」は、ざっくり半年〜数年の時間をかけて一般層へと広がっていきます。

海外のハイブランドがつくりだした新しい価値観を、国内のドメスティックブランドが参考にし、日本人が好みそうなアレンジを加えてローカライズします。

このあたりのレベルで売れているものを、次に、量販店がマネをしはじめます。

トレンドというものは、上流から下流へと落ちていくように、時間をかけて大衆へと広がっていくのです。

デジタルが整った現代ではトレンドの浸透がスピーディになり、トレンド自体も多様化しました

ビッグトレンドになりつつある装飾性

KENZO 2022-23AWコレクション

ここまで説明したとおり、2022年秋冬は装飾性のあるデザインがトレンドとして加速しているので、ぜひご自身のファッションに取り入れてみてください。

装飾性にしばりはないので、デザインがある洋服であればなんでもOKです。

例えば、ロンTであればプリント入り、シャツやコートであれば柄入りなどを選びましょう。

メガネ、時計、シルバーアクセサリーなどの小物を使うのもオススメです。

注意点は、カジュアルになりすぎないようにすることです。

装飾のあるデザインは、トレンドである一方、人にカジュアルな印象を与えるため、子供っぽく見られがち。

なので装飾のある洋服を選ぶときは、素材は高級感があり大人見えするものにこだわるなど、バランスを取ってあげるのがオススメです。

カジュアルなシャツには、フォーマルな黒のスラックスを合わせるなど、初心者のうちはコーディネート全体でバランスを取るのも良いでしょう。

そして肝心の2022AWのデザイントレンドを一言で表すとクラシカル。長らく続いていたストリートの流れから反転してクラシカルに戻りつつあります。

後述しますがそれを象徴するのがテーラード系。テーラードジャケットを初め、テーラードコート、チェスターコートなどのアイテムが一気に増えました。

ぜひ参考にしてみてください。

②シルエット

シルエットのトレンドは、引き続き「ビッグシルエット」です。

ビッグシルエットは、その名のとおり大きなサイズ感のシルエット。

「オーバーサイズ」や「リラックスシルエット」なんて呼ばれ方もします。

数年前からつづく巨大なトレンドですが、2022年秋冬においてもこれは継続。

まだ終わらないビッグシルエットブーム。もはや定番のスタイルとして定着しつつあります。

ビッグシルエットが流行っている理由

ビッグシルエットが流行した理由は、細身のデザインに人々が飽きたからです。

先ほど、装飾性のあるデザインが流行した理由を「人々の飽き」と説明しましたが、シルエットも同じです。

基本的には細身のシルエット→太いシルエットを繰り返します。

2000年代〜2010年代にかけて、スキニーパンツに代表される細身のシルエットが流行った反動で、シルエットは少しずつ大きくなっていきました。

そして、2022年現在「ビッグシルエット」がトレンドの最頂点になっています。

最近は、そろそろビッグシルエットのブームも終わるのでは?

という声もちらほら耳にしますが、今のところまだ続きそうなトレンドです。

この先、また揺り戻しがきて、少しずつシルエットが細くなっていく可能性はありますが、それがあと何年かかるかは誰にもわかりません。

よく「トレンドはメディアが作り出している!」ということが言われますが、それは厳密には間違いです。

ファッションのトレンドというものは、世界的な情勢や社会背景とも密接に絡みあっているので、そうやすやすと誰かが作り出したり、予想できるものではないのです。

まだまだ続くビッグシルエットのトレンド

OAMC 2022AWコレクション

これに関しては、すでに取り入れている方がほとんどだと思うので、僕からあえて何か言う必要はないでしょう。

今ではユニクロなどの量販店でもビッグシルエットの洋服が当たり前になっていますから、誰もが知らず知らずのうちにビッグシルエットを取り入れているはずです。

ただ、ビッグシルエットのなかにも大小があります。

ファッション初心者の人は、少し大きいなと感じるくらいのビッグシルエットから挑戦するのがオススメです。

すでにビッグシルエットを取り入れていて、少し飽きを感じはじめている人は、さらにもう1サイズアップに挑戦するのもありです。

以前だと「デカすぎる」と感じていたサイズも、今は人々の目がビッグシルエットに慣れてきているので「意外とデカくてもいける」といった感覚で着こなせるはずです。

22AWのシルエットトレンドも引き続きビッグ。もう少し詳しくみていくとパンツのシルエットにフレアがどんどん増えています。

まだまだマス層に浸透するには時間がかかりそうですが、ワイドフレアパンツを初め、シューカット、ブーツカット、ベルボトムなどフレアシルエットのパンツがどんどん増加中。

ぜひ参考にしてみてください。

③カラー

デザインのトレンドとやや似ていますが、装飾性が求められる時代のトレンドカラーは派手なものが多いです。

なので近年はビビットなカラーが多くトレンドになっていました。

例えば21AW-22SSシーズンはボッテガグリーンとも言われるグリーンカラーが市場を席巻。街中でも良く見かけましたよね?

そして22AWはどんなカラーが増えたのかというと「アースカラー」です。

コレクション全体の色使いを見てもカラーリングは多少落ち着き傾向にあり、ブラックが戻ってきた印象も強いです。

ちなみにアースカラーとは、地球にある自然物をイメージしたカラーのこと。

例えば、大地のようなブラウンやベージュ、植物を連想させるグリーンやカーキ、海や空のイメージであるブルーなどが挙げられます。

そのなかでも2022秋冬に一番多いのは「ブラウン」です。

ブラウンは秋冬とも相性が良く、季節感を出すのにピッタリです。

アースカラー(とくにブラウン)が流行っている理由

アースカラーが流行した理由は「サステナブル」の考え方が、世界中に広く根付いたからです。

サステナブルは、sustain(持続する)とable(〜できる)を掛けあわせた言葉で「持続可能な」という意味です。

例えば、よく見かける「サステナブルな暮らし」は、持続できる暮らしを意味し、無駄なゴミを出さないなど、地球環境を守るような暮らしになります。

簡単にいうと「環境配慮」のイメージですね。

これにより、ファッションに使われるカラーも、環境に沿った「アースカラー」が選ばれるようになったのです。

アースカラーのなかでも、昨年までは植物を想起させるグリーン・カーキ・オリーブなどがトレンドになっていましたが、最近は少しずつ「ブラウン」に移行してきています。

ちなみにデザインのトレンドのところ「花柄モチーフ」が引き続き顕著という話をしましたが、ここもサステナブルの流れとリンクしていますね。

「装飾性」と「自然を想起させるサステナブル」というトレンドを考えると、花柄が流行ったわけです。

ファッションは社会背景とも大きく結びついています。なかでも「サステナブル」は、現代のファッショントレンドの根底にある考え方。

季節とも相性の良いアースカラー

HERMES 2022AWコレクション

アースカラーは秋冬のイメージともピッタリなので、とても取り入れやすいです。

パンツ、ニット、コートなどなど、ブラウンのものを選んであげればOK。

全身をブラウン系統の色でまとめるときは、それぞれの色のトーンを変えてあげるのがポイント。

これにより全身ブラウンでもメリハリがついて、のっぺりとした印象になるのを防げます。

逆にコーディネートに1色だけブラウンのアイテムを取り入れるときは、ほかのアイテムとトーンを揃えてあげるのがポイント。

これによりブラウンのアイテムが浮かず、コーディネートにうまく馴染んでくれます。

ちなみに海外のコレクションを見ると、太陽をイメージさせるビビッドな「レッド」も流行りはじめています。

ブラウンのコーディネートに、差し色でレッドのマフラー、ソックスなどを取り入れるのも良いですね。

アースカラーがトレンド、ブラックの復権、差し色がレッド。まとめるとこんな感じ。

デザイン、シルエットと比べるとカラートレンドは移り変わりが早い。

そもそもトレンドは気にするべきなのか?

ここまで、2022年秋のトレンドについて解説してきました。

ここで疑問の声として上がりそうなのは「そもそもトレンドってどこまで気にするべきなの?」というもの。

世の中のファッション雑誌やメディアには、必ずといっていいほどトレンドが提唱されていますので、毎年毎年それを追いかけるのは大変ですよね。

シーズンごとにアイテムを買い揃えていくとなると、金銭的にもきついです。

結論から言うと

「トレンドを追いかける必要はない。でもトレンドに遅れるのは良くない。」

です。

理由は、トレンドに乗ってもすぐにオシャレになれるわけじゃないですが、トレンドから遅れるとダサく見られやすいからです。

例えば、ビッグシルエットのトレンド。

もはや定番化してきているので、着ただけでオシャレになれるような代物ではありません。

だからといって、ある程度はビッグシルエットを取り入れておかないと、人の目にはおかしく見られてしまいます。

極端な例を出すと、2000年代に流行したスキニーパンツやタイトなTシャツ。

当時はかっこよく見えていたはずのファッションですが、いま見ると少しダサいと思ってしまいませんか?

トレンドとはその時代を支配する価値観のようなものなので、トレンドから遅れすぎてしまうと、その時代の価値観に合わない=ダサい・おかしい。に繋がってしまうのです。

そうした意味でも、ファッションはトレンドの大きな流れを把握しておくことがとっても重要。

先ほど紹介した「現代のビッグトレンド」をしっかり読んでいただければ、ファッションでの失敗を大幅に減らすことができるでしょう。

自分の中の「スタイル」が確立出来ている人はトレンドを気にしなくてもOK

トレンドアイテム一覧

次は、2022秋冬のトレンドアイテムを紹介します。

どのアイテムも「現代のビッグトレンド」を根底にもっているので、その点にも注目してみると、流行ってる理由がわかってくると思います。

それでは順番に見ていきましょう!

フレアパンツ 

セリーヌが2022SSコレクションで発表した「エレファントジーンズ」
出典:FASHION PRESS

フレアパンツは、2020年代に入ってからジワジワと流行してきているアイテム。

セリーヌが2022SSコレクションで発表した「エレファントジーンズ」がさらなる火付け役になっていて、素材はデニム、色はグレーがトレンドど真ん中です。

ちなみにフレアパンツは、1960~1970年代に大流行したヒッピースタイルのリバイバルでもあります。

ヒッピーとは、伝統に反抗し、自由を求めた人たちのこと。アメリカで、社会に不満を抱える若者たちが共同生活を始め、彼らは荒野や森林を点々と移動しながら生活しました。

ほったらかしたようなドライなロングヘアに、バンダナ、絞り染めTシャツ、そしてベルボトムのジーンズという、ナチュラルで野性味のあるファッションが特徴です。

ワイドパンツに飽きた人や、スラックスなどのシンプルなパンツに飽きた人が増えたことにより、かつて流行したものがリバイバルしてきているわけです。

ただ、このようなリバイバルトレンドは、昔のシルエットやデザインがそっくりそのまま復活するわけではありません。

現代のトレンドに合わせて、少しだけ形を変えて復活するのです。

実際に、いま流行っているフレアパンツをよーく見てみてください。

1960〜1970年代に流行ったフレアパンツのように、急激にフレアしてるわけではないですよね?

元から太いワイドパンツが、裾部分だけさりげなくフレアしていると思います。

これからフレアパンツに挑戦する人は、シューカットがおすすめです。

コート(マキシ丈)

パリコレクション2022AW
出典:WWD

秋冬代表アイテムのコートですが、数年前から引き続き、トレンドの主流は「マキシ丈」です。

マキシ丈の「マキシ」とはマキシマム(maximum)の略で、足元まで長い丈のことをいいます。

こちらもショート丈の反動から生まれたトレンドで、いまも健在のトレンドです。

ただ、ここ最近は、少しだけハーフ丈が増えてきています。

マキシ丈に飽きてきたという人は、トレンド先どりでハーフ丈に挑戦するのもありでしょう。

主流はマキシ丈、これから増えそうなのはハーフ丈。

テーラードジャケット

出典:https://www.esquire.com/

テーラードジャケットは2022秋冬から台頭してきた最新のトレンドです。

ここ数年のファッションシーンは「ストリート」が席巻していましたが、ついにそこからの脱却が始まったように思います。

ファッションの源流はパリ・ミラノのコレクションですが、2022AWのコレクションを見ると、テーラードを発表しているブランドがめちゃくちゃ多いです。

テーラードジャケットはフォーマルの代名詞でもあるアイテム。

これがフューチャーされるということは、ファッションシーンが再びフォーマルへと回帰し始めているということです。

ただし、ポイントは、従来のお堅いフォーマルではないということ。

各ブランドが発表しているテーラードジャケットは、シルエットが大きかったり、スウェットパンツと合わせたり、従来のテーラードジャケットと異なり、カジュアルさのある印象です。

フォーマルの象徴であるジャケットに、現代のトレンドであるリラックス感をプラスした、新しい着こなしのスタイルになっています。

先ほど話に出たようにハーフ丈が増えているのでテーラードコートも多くなりました。

脱ストリートとして、フォーマルに遊び心を残した新しいスタイルです。

チェスターコート

パリコレクション2022AW
出典:WWD

チェスターコートは、先ほどのテーラードジャケットの裾を伸ばしたようなアイテムです。

フォーマルなトレンド(脱ストリート)と共に、トレンドに上がってきています。

こちらもテーラードジャケットと同様に、従来のフォーマルなスタイリングというよりは、遊び心のある着こなしがトレンドです。

海外のコレクションを見てみると、オーバーサイズのチェスターコートに、ウエストにベルトを巻いて絞ってるスタイルが散見されます。

ただ、テイストは英国調のトラッドなスタイル。襟の大きいダブルブレストなど、クラシックさも感じます。

従来のフォーマルが形を変えながら復活してきています。

革靴(スクエアトゥ)

GU2022秋冬コレクションに登場したスクエアトゥのモカシン

シューズは革靴がトレンドとして流行しはじめてきました。

これはスニーカートレンドの反動のほか、不景気も関係している側面があります。

上の方でも話しましたが、ファッションのトレンドは、社会背景と密接に結びついています。

景気の面でいうと、不景気になればなるほど、長持ちするアイテムがトレンドに君臨するんですよね。

景気が悪いので、1つのものを大事に長く使っていきたいという心情が働くからと言われています。

こうした社会背景や飽きから、シューズはスニーカーから革靴のトレンドへと転換してきているというわけです。

なかでもトレンドの最先端にいるのは「スクエアトゥ」の革靴。

スクエアトゥとは、靴のつま先(トゥ)の形が、四角い(スクエア)靴のことです。

先端の丸いカジュアルな靴に対して、スクエアトゥはフォーマルな印象。

GUの2022秋冬コレクションにもスクエアトゥのモカシンが登場していました。

トラックジャケット・トラックパンツ

出典:FASHION PRESS
出典:FASHION PRESS

トラックジャケットとトラックパンツは、陸上競技やトラック競技のときに使われるアイテム。

陸上競技のトラック(Track)で使われていたことに由来しています。

80年代や90年代のストリートファッションでも多用されていたアイテムで、スポーティな印象のアイテムです。

あれ?最新のトレンドはストリート→フォーマルなんじゃないの?

と思ったあなたは鋭い。

実はトレンドというものは皆さんが思っている以上に複雑です。

海外のコレクションを見ると、脱ストリートの流れは感じるものの、一方でストリートはいまだ健在なんです。

ファッションのトレンドというものは、一気に変わることはなく、長い時間をかけてゆっくりと変化してくもの。

多様なトレンドを受け入れつつ、自分のファッション感覚に合うトレンドを取り入れられると良いですね。

ぜひ自分にあったトレンドを取り入れてみてください!

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

今回は「2022年秋冬の最新トレンド」についてお話しさせていただきました。

あらためて大事なポイントをまとめるとこうなります。

  1. デザイン:フォーマルの復権(脱ストリート)
  2. シルエット:引き続きビッグシルエット
  3. カラー:アースカラー、ブラック、レッド

この記事では、これらが流行っている理由も解説しているので、まだ読めていない人はぜひ戻って読んでみてください。

冒頭でも言いましたが、トレンドは流行の理由とセットで覚えることが肝心です。

ここが「オシャレな人」と「頑張ってるけどうまくいかない人」を分ける大事なポイントになっているんです。

ぜひ覚えてみてください!

また、僕のブログでは『オシャレのレシピ』と称してオシャレの理論を連載しています。

ファッション初心者の方であっても、今よりももっとオシャレを楽しめるようになると自負していますので、興味がある方はぜひ下記をクリックしてみてください!

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