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【人気ブランド9社購入】メンズのフレアパンツはどこで買うのがおすすめ?GU、ディッキーズ、ラングラーなど一挙紹介

こんにちは!まとめです。

「メンズのフレアパンツはどこで買うのが良いんだろう?」「おすすめが知りたい!」

こんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?

フレアパンツは近年急上昇のトレンドなので、今のうちに押さえておきたいですよね。

僕は、洋服年間1000万円購入&自社ブランド複数展開していて、オリジナルのフレアパンツの製作などもしています。

今回はそんな僕が、フレアパンツの人気ブランド9社を実際に購入して、プロの目線でレビュー。

本当におすすめできるメンズのフレアパンツを紹介します。

フレアパンツの購入で迷っている方は、この記事さえ読めばOK!

人気9ブランド全部、買い揃えました。笑

先にザックリ結論をいうと、おすすめはこんな感じ。

▼安くて良いものが欲しい人
・UNIQLO JW Anderson
・GU

▼デニムが好きな人
・UNIQLO JW Anderson
・リーバイス

▼ファッション上級者
・LEMAIRE(ルメール)
・soe(ソーイ)
・Rech I(リッチアイ)

当たり前の話ですが、どれが一番とかはなくて、自分の予算や好みに合うフレアパンツを選ぶのがおすすめです。

各ブランドごとのレビューは、のちほど詳しく解説します。

その前に、絶対に覚えておくべきことをお話しします。

それはフレアパンツにはいくつかの種類があり、正しい選び方があるということ。

ここを軽視すると、フレアパンツ選びで必ず失敗します。

そんなことにならないためにも、ぜひこのまま読み進めてください。

メンズフレアパンツの種類と選び方

「そもそもメンズのフレアパンツはどうやって選べば良いの?」「いくつか種類があるの?」

フレアパンツって着こなしが難しいアイテムなので、悩みますよね。

正しいものを選べると本当にカッコ良いんですが、間違えた選び方をすると途端にダサくなってしまう。まさに諸刃の剣的なパンツです。

とくにファッション初心者は、正しい知識がないままフレアパンツに挑戦すると、高確率で失敗します。

というわけで、そんな失敗を減らすために、メンズフレアパンツの種類と選び方をまとめました。

これを知らない人ってまだ結構多いので、ぜひしっかり覚えて他人と差をつけましょう。

フレアパンツには3種類ある

フレアパンツ

フレアパンツと聞いて、どんなパンツを想像しますか?裾が広がっているパンツでしょうか?

じゃあブーツカットはどうでしょう?これも裾が広がっているパンツですよね。

じゃあベルボトムはどうでしょう?これも裾が広がっているパンツです。

これらをゴチャゴチャに混同している人が多いんですが、答えをいうと「フレアパンツ」=「裾が広がっているパンツの総称」です。

そしてフレアパンツには主に以下の3種類が存在します。

  1. ベルボトムパンツ
  2. ブーツカットパンツ
  3. シューカットパンツ

これらすべてを総称してフレアパンツと呼びます。

ではこの3つのパンツの違いはなんなの?

答えは「裾の広がり方」です。

膝から裾にかけて、もっとも大きく広がるパンツがベルボトム。

膝下から裾にかけて広がるパンツがブーツカット。

裾部分が少しだけ広がるパンツがシューカットです。

つまり「ベルボトム>ブーツカット>シューカット」の順で広がり方が小さくなるというわけです。

フレアパンツには3種類あり、広がり方で呼び名が変わります。

基本中の基本ですが、意外と知らない人が多いので、ぜひ覚えてください。

では本題に入ります。

初心者のおすすめは「シューカット」

フレアパンツ

先ほどフレアパンツには3つの種類があるとお話ししましたが、そのなかでもっともオススメなのは、ずばり「シューカット」です。

シューカットは、裾が少広がっているだけなので、ストレートパンツの延長線上として履くことができます。

なのでフレアパンツ初心者や、ファッションに自信がない人でも、とても着こなしやすいパンツになっています。

一見すると普通のストレートパンツ。

だけど実は、裾が少しだけ広がっている。

派手に主張することなくフレアシルエットを楽しめる、実にちょうど良いパンツというわけです。

トレンドをさりげなく取り入れることができます。

ところで最近は、フレアパンツを着用する男性アイドルや芸能人も増えてきましたよね。

彼らがどんなフレアパンツを履いているか知っていますか?

例えば、若者に人気の韓国アイドルグループ「BTS」を見てください。

ほとんどのメンバーが、ベルボトムでもなくブーツカットでもなく、シューカットのフレアパンツを着用しています。

他のアイドルや芸能人も同じです。シューカットが多い。

一般的にスタイルが良いとされるアイドルですら、シューカットを選んでいるんですよね。

このことからも、初心者がフレアパンツを取り入れるときは、シューカットを選ぶべきだということがより理解できるでしょう。

中級者へのおすすめはトレンドの「ワイドフレア」

ここまでシューカットをおすすめしてきましたが、すでにワイドパンツに履きなれている人や、着こなしに自信のある人には「ワイドフレア」がおすすめです。

え?ワイドフレアってなに?

って感じですよね。

先ほどフレアパンツには3種類あり「ベルボトム」「ブーツカット」「シューカット」の順に広がり方が小さくなると説明しました。

これとは別に「ワイドフレア」という要素を覚えておいてください。

ワイドフレアとは「もともと太いパンツを、裾部分からさらに太くしているパンツ」のことです。

従来のフレアパンツは、腰から膝までが細身で、膝から下にかけて太く広がっていますよね?

それに対してワイドフレアは、腰から膝までが太めで、膝から下にかけてさらに太く広がるパンツになります。

分かりやすくいうと「ワイドパンツをフレアさせたパンツ」です。

これがなぜファッション中級者におすすめかというと、現代のトレンドがワイドパンツだからです。

つまりワイドフレアとは「ワイドパンツ」と「フレアシルエット」の2つのトレンドを取り入れたパンツというわけです。

こう聞くと、トレンドバキバキで着こなしが難しそう……。

と思うかもしれませんが、そこまで心配しないで大丈夫です。

ワイドパンツはすでにトレンドの域を超えて定番として定着しつつあるので、それを少しフレアさせただけ、と思えば意外と簡単なのが分かりますよね?

しかも、もともとがワイドなので、少しくらいフレアさせたところで、あまり目立ちません。

むしろ、細身から急にフレアになる従来のフレアパンツよりも、こちらのワイドフレアの方が着こなしやすいくらいです。

シューカットの次のステップとしても「ワイドフレア」がおすすめです。

カラーの選び方(白・黒・ベージュなど)

次にフレアパンツのカラーの選び方をお話しします。

正直にいうと、カラーは何色を選んでも問題はないです。

全身のコーディネート次第なので、一概に「この色が正解」とはいえないんですよね。

ただ、コーディネートのしやすさでいえば「黒」一択でおすすめ。

黒はメンズファッションのキーカラーで、色味をもたない「無彩色」と呼ばれる色です。

どんな色とも合わせやすいという特徴を持っているので、色で迷ったらとりあえず黒を選べば間違いないでしょう。

黒以外で選ぶなら、トレンドカラーとして来ている「グレー」もおすすめ。

少し話がそれますが、フレアパンツは一般的なパンツに比べて主張が強めのパンツです。

なので長丈のコートなどと合わせて、フレアパンツが見える範囲を少なく抑えるのがオススメ。

長丈のコートと合わせてしまえば、どんな色を選んだとしても見える範囲が少ないので、人の目にも受け入れてもらいやすいです。

主張が強いアイテムは「隠す」とバランスが取りやすくなります。

ちなみにこれはファッション初心者に向けた話です。

ファッションに自信のある方は、隠す必要はないですし、タックインや白色で攻めるのも大いにありです。

ジーンズとスラックスはどっちがおすすめ?

これに関しても、色と同じでどちらを選んでもOKです。

全身のコーディネート次第なので「これを選ぶべき!」みたいなことは言えないんですよね。

ただ、それぞれ使われている素材には注目しましょう。

例えばスラックスの素材には、ウール、コットン、ポリエステルなどが使われることが多いです。

ウールは高級感があり、コットンはカジュアルな印象、ポリエステルは機能性が重視されることが一般的です。

このなかでオススメするとすれば、ウール。

メンズファッションはカジュアルなアイテムをばかりを取り入れると子供っぽい印象になってしまうので、フォーマルの要素を多めに取り入れて大人っぽく見せるのが鉄則です。

そのためカジュアルな印象のコットンよりは、高級感がありフォーマルの要素をもったウールを選んだ方が無難といえるでしょう。

ただし素材というものは、織り方や加工の方法によっても印象が変わるものです。

ウールだからといって必ずしも高級感があるとは限りませんし、コットンのなかにも超長綿と呼ばれるしなやかで光沢のある高級素材も存在します。

結論、ジーンズとスラックスはどちらを選んでも大丈夫。好みで選びましょう。

余裕のある人は素材にもこだわってみてください。

フレアパンツを選ぶときの注意点

フレアパンツ

ファッション初心者やフレアパンツに履き慣れていない人は「ベルボトム」は避けましょう。

ベルボトムはフレアパンツのなかで最も広がり方の大きなパンツなので、難易度がかな〜り高いからです。

逆にファッションに自信のある方は、挑戦してみるのもありです。

ただしその時は、人の目に「奇抜」に映らないようにだけ注意してください。

オシャレとは人との差別化から生まれるものですが、同時に「客観性」が求められます。

差別化もいきすぎると「おかしな人」に見られてしまうので、バランスの良いコーディネートを心掛けましょう。

フレアパンツがトレンドだからといって、スーパーフレアなパンツを選ぶのは危険です。

以上、「フレアパンツの種類と選び方」について解説しました。

これさえ覚えておけば、フレアパンツで失敗することはないでしょう。

それでも不安な人は、僕のブランドの「公式LINE」から直接メッセージをくれればフォローします。

少しお返事までに時間をもらうかもしれませんが、何でも気軽に聞いてくださいね。

人気ブランド9社を購入!メンズにおすすめのフレアパンツはこれだ!

ここまでフレアパンツの選び方を解説してきました。

少し長くなってしまいましたが、しっかり理解できましたか?

ここまでの話は、フレアパンツを選ぶときの大前提になる部分ですので、ちゃんと目を通しておいてくださいね。

前提を理解しないままフレアパンツに飛びつくと、高確率で失敗します。

それでは、メンズにおすすめのフレアパンツを一挙に紹介していきます。

今回はフレアパンツの「人気ブランド9社」を実際に購入したので、僕の私物を使ってレビューしていきます。

GU

GU:センタープレスストレートパンツNT+E(1,990円)

センタープレスが入った、ほどよいツヤ感のあるシューカットシルエットのパンツ。

低価格帯なら、これが一番オススメです。

ただしオススメできるのはこちらのナチュラルカラーのみ。

このパンツは素材がポリエステル100%でできているんですが、ポリエステルって化学繊維なので、特有のテカリがでがちな素材なんですよね。

しかしこのナチュラルカラーだけは、テカリをうまくごまかせた色味になっているので、近くで見てもチープさを感じません。

一方、ほかのカラーは、残念ながらテカリが隠し切れておらず、見た目が少々チープです。

とはいえ1,990円という爆安価格のアイテムにクオリティを求めること自体酷な話ですが。笑

最大の特徴は、ストレートに近いシルエットに、センタープレスが入っていること。

縦のラインが強調され、脚が長く見えるスタイルアップ効果があります。

また、やや深めの股上とノータックのすっきりとしたデザインにより、タックインがキマりやすいのもポイント。

ここら辺のシルエットは、リーバイスの名作「スタプレ」に似ていますね。

スタプレ(正式名称:ステイプレスト)は、1964年に登場したリーバイスを代表する名作パンツ。アイロンをかけなくてもセンタープレスがキープされ、デニム素材でありながらもスラックスのようにシワがない、大人っぽい印象が魅力。

背面はこんな感じ。

ミニマルなデザインとナチュラルカラーの相性が良くて、とてもクリーンな印象。

モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

実際に履いてみると、かなりスッキリとした見た目。

ドレープ感のある印象もあって、値段以上に高見えします。

1,990円のアイテムには見えません。おすすめです。

コスパ抜群。センタープレス入りでスラックスのような綺麗目シューカットパンツです。

UNIQLO JW Anderson

UNIQLO JW Anderson:シューカットジーンズ(セール価格で4,990円)

続いてはUNIQLO JW Anderson。

JWアンダーソンとのコラボラインから出ているシューカットジーンズです。

先ほどのGUよりも少し高くはなりますが、充分安い。かなりおすすめのフレアパンツです。

こちらのブルー以外に、濃ブルーとオフホワイトが展開されていますが、どれも素晴らしい出来です。

シルエットは、裾に近い部分だけを少しだけフレアさせたシューカットシルエット。

一見するとストレートのように見えるため、さりげなくフレアのよさを楽しむことができます。

素材には、デニム生地の名門「カイハラ社」の本格的なコットン100%を使用。

素材のクオリティの高さを感じる、絶妙な生地感と色合いのデニムになっています。

ポケットは伝統的なジーンズを踏襲した「5ポケット」。

フロントに3つ、ヒップに2つのポケットがあります。

ルーツにこだわった、もの作りの精神を感じられるポイントです。

フロントのボタンホールには赤いステッチが入っています。JWアンダーソンらしいアクセント。

普段はあまり見える部分ではありませんが、タックインしたときに良い感じで主張できます。

右のヒップポケットには「JWA」のロゴが刺繍されています。

裾はフレイドヘム。

フレイドヘムとは、デニムの裾を切りっぱなしにしたカジュアルでラフな加工のこと。

こなれ感が出るため、よりフレアパンツを楽しんで履けるデザインです。

モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

実際に履いてみると、こんな感じ。

UNIQLOとJWアンダーソンの良さが調和した、初心者でも着こなしやすいフレアパンツです。

こちらもコスパは抜群。高品質デニムを使った、美しいシューカットシルエットのパンツです。

levis(リーバイス)

リーバイス:levis-517(9,990円)

続いては、王道のリーバイスから、フレアパンツの最強格「517」を紹介。

「サドルマン」の愛称で知られ、ブーツカットといえばリーバイスの517、といわれるほどの名作パンツです。

このモデルの最大の特徴は、美しいブーツカットのシルエット。

シューカットよりも着こなしの難易度は上がりますが、フレアの仕方が洗練されているので、サマになりやすいです。

ちなみにこのブーツカット、もともとはカウボーイ用のパンツなのをご存知ですか?

カウボーイブーツの形に合わせてパンツを着用しやすいように、ジーンズの裾部分に広がりを持たせたのが誕生のきっかけなんです。

リーバイスの517はこの辺りのルーツをしっかりと踏襲しているため、鞍上での動きやすさを考慮し、股上は深め。

レッグ部分は、ひざにかけて一度細くなってから、裾に向かって広がっており、ブーツを履いたときに最も美しく見えるようデザインされています。

伝統的なジーンズと同じインディゴブルーに染め上げられた生地は、とてもタフで頑丈。

フロントとポケットのフチは、ダブルステッチ(二本の刺繍)が施され、ここも頑丈な作りになっています。

腰部分にはリーバイスお馴染みの茶色いタグ。

あまり見える部分ではないですが、リーバイスのジーンズであるという所有感を満たしてくれます。

カウボーイが描かれているのは、先ほどお話ししたとおり、このジーンズがカウボーイ由来だからです。

ちなみに、W=ウエスト、L=レングス(股下)で、インチ表記であらわしています。

「517」というのはモデルNo.ですね。

ポケットは5ポケット。端にはリベットの補強がついています。

どちらも伝統的なジーンズに忠実なディテールです。

モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

フレアパンツはコートとの相性も抜群。

フレアシルエットの大部分を隠しながらも、コートの裾から見える部分だけフレア。

初心者にオススメの着こなしです。

リーバイスの517は、デニムブーツカットの王道です。

Dickies( ディッキーズ )

ディッキーズ:フレアパンツ(8,250円)

ディッキーズの定番、ブーツカットシルエットのワークパンツです。

カラーはブラック・ベージュの2色展開で、今回購入したのはこちらのブラック。

よくあるブーツカットのシルエットで、シューカットより着こなしの難易度が少し上がります。

ブーツカットが好きな人は選択肢に入れて良いパンツでしょう。

最大の特徴は、ワークパンツっぽい素材感。

ポリエステルとコットンの混合生地なのですが、かなり硬くてゴワゴワとした肌ざわりです。

フロントのデザインは割とシンプル。

ウエスト部分はタックインしない限り見えませんが、、太めのウエストバンドに、太めのベルトループと、カジュアルなデザインになっています。

背面もカジュアルな印象。

両ヒップのポケットにあるボタンと、右ポケットの上にあるディッキーズのロゴが目立ちます。

もしタックインでの着用を考えているなら、カジュアルな印象が前面に出てしまうため、あまりオススメできません。

ワークテイストのフレアパンツを探している人にオススメ。

Wrangler(ラングラー)

ラングラー:ランチャーフレアパンツ(8,800円)

Wrangler(ラングラー)は、Levis(リーバイス)、Lee(リー)とともに、アメリカンジーンズの三大ブランドに数えられる名門老舗ブランドです。

そんなラングラーからは、カウボーイのドレスアップ用のジーンズとして開発された名作「ランチャー」をご紹介。

シルエットは、ひざから裾にかけて緩やかにフレアしたブーツカット。

素材は丈夫でシワになりにくいポリエステルを使用。

洗濯機でまる洗いでき、乾きやすいタフな素材です。

見た目には、ほどよいツヤ感があり、チープさは感じません。

ふっくらとした肉厚感がありながらも、非常に軽いストレスフリーな履き心地になっています。

ドレスアップ用のジーンズとして開発されただけあって、デザインはシンプル。

生地と同じ色の糸でステッチされており、無駄な装飾がありません。

背面はどこもダブルステッチになっていて、かなり頑丈な作り。

右のヒップポケットの上部分には、ラングラーのロゴが刺繍されています。

あまり見える部分ではないですが、少しカジュアルな印象です。

ドレスライクなブーツカットを探している人にオススメ。

ASCLO(エジュクロ)

エジュクロ:+5cmセミブーツカットスラックス(6,480円)

ASCLO(エジュクロ)は、韓国・ソウル発祥のモード・カジュアルウェアブランド。

韓国ファッション好きからの知名度が高く、BTSやSEVENTEENの愛用ブランドとしても知られています。

シンプルなデザインのアイテムラインナップをベースに「韓国ファッションスタイル」の元祖スタイルを浸透させたようなブランドです。

ASCLOで購入したのは、スラックス風のセンタープレスが入った、黒のフレアパンツ。

シルエットはブーツカットなんですが、ここまでに紹介したブーツカットのフレアパンツと比べて、こちらはかなり細身。

現代のトレンドは、もとからワイドめのパンツをフレアさせた「ワイドフレア」なので、それとは対照的なシルエットですね。

今っぽいシルエットではないので、着こなしはすごく難しいです。

くっきりとセンタープレスが入っています。

縦のラインが強調されて、足が細く長くみえるデザイン。

フロントのデザインは、無駄な装飾が一切なく、ミニマルな印象。

生地とステッチの色も統一されています。

サイドポケット。

無駄な装飾がなく、こちらも生地と同じ色のステッチになっています。

後ろも同じくシンプルなデザイン。

ポケットはフラップ(ポケットのフタ)のない仕様になっていて、ここもミニマルです。

ウエストはこんな感じ。

伸縮性がないので、とにかく細身の人じゃないと着こなすのが難しいです。

モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

ご覧のとおり、かなりタイトなシルエット。

着こなしは難しいですが、細身でミニマルなフレアパンツを探している人にはぴったりですね。

韓国ブランド好きや、スタイルに自信のある人にオススメ。

LEMAIRE(ルメール)

ルメール:フレアパンツ(価格は確か5万円〜)

次は、個人的にも好きなクリストフルメールのブランド「LEMAIRE」のフレアパンツ。

自分のプライベートで着用するために購入したパンツです。

このパンツ、実はレディースなんですが、サイズがかなり大きいのでメンズでも履くことができます。

店員さんに聞いたら、むしろ購入者はレディースよりもメンズの方が多いとのこと。

ちなみにレディースのパンツって「レディース特有のシルエット」のものがあるので、男性が買うときはそこに注意したほうが良いです。

レディース特有のシルエットってなんだと思います?

正解はヒップ。

女性の方がヒップが大きいので、お尻まわりのサイズが大きくなっているパンツが多いです。

そこに女性らしさが出てしまうので、男性が買うときは、お尻周りが大きくなっていないパンツを選びましょう。

または着こなしでカバーすることも可能です。

ヒップが大きいパンツを選んだとしても、長丈のコートなどで隠してあげればOKです。

また現代は、素材のトレンドはデニム、デニムの色のトレンドはグレーが来ています。

このルメールのフレアパンツは、デニム生地×薄いグレーの色味になっているのでトレンドバッチリ。かなりオシャレなパンツです。

出典:FASHION PRESS

ちなみにグレーの火付け役になったのは、セリーヌオムが2022年サマーコレクションで発表した「エレファントジーンズ」。

めちゃくちゃデカくてフレアもすごいことになっているんですが、ここで使われたグレーがトレンドとしてフューチャーされてきています。

トレンドというものは、モードの先端である海外の有名コレクションからはじまり、ハイブランド→一般ブランド→ファストファッションブランドの順で広がっていきます。

ファストファッションブランドまで広がると、街中でも多くの人が着用するようになり、トレンドが大衆化します。

トレンドは大衆化すればするほど、同時に陳腐化していきますので、はじめは新しさを感じた人々も、だんだんと飽きていきます。

こうしてトレンドは大衆に消費し尽くされることで、トレンドとしての寿命を終えるのです。

話をルメールに戻しましょう。

フロントは両サイドのベルトループから太もも部分にかけて、ステッチが入っています。

ハイブランドらしい個性的なデザインですね。

ウエストの内側には「LEMAIRE」のロゴ。

外に見える部分ではないですが、ハイブランドのアイテムは、ロゴがあるだけでちょっとした所有感を満たせますよね。

モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

かなりワイドです。

ルメールのフレアパンツは最新のトレンドが盛り込まれた、個人的にもお気に入りのフレアパンツです。

気になる人はぜひチェックしてみてください。

レディースだし、太いし、色が薄くて明るいので、ファッション上級者向けのパンツです。

Rech I(リッチアイ)

Rich I:フレアパンツ(価格は確か4〜5万円ほど)

Rich I(リッチアイ)は、国内の高級ドメスティックブランド。

2021年にスタートしたばかりですが、アパレル業界内での評価は鰻登り。ファッションアディクト要注目のブランドです。

ちなみにリッチアイの代表兼デザイナーの一宮さんとは一緒にお仕事をするくらいの仲。

僕の運営するブランドRePLAYとのコラボアイテムなども販売したことがあります。

そんなリッチアイの最大の特徴は、素材へのこだわり。

厳選したシルクなどをメインに上質なマテリアルをピックするなど、高級感あふれる物作りをしています

こちらのフレアパンツも素材へのこだわりが特徴。

コットンシルクのすごく良い素材を使っていて、見た目の高級感がほかとは一線を画します。

また、良い素材を使うとカラーの発色も良くなります。

こちらはベージュカラーを採用していますが、鮮やかで繊細な、とても良い発色のベージュになっています。

ただし弱点として、シワになりやすい。

これは意外とご存知ない方が多いと思いますが、基本的に素材というものは、高級であればあるほど繊細になります。

例えばコットン(綿)でいうと、高級なものほど細い糸が使用されます。

糸が細い分、高級感のあるツヤや繊細な表情が出せて良いのですが、その反面、系が細いので耐久性は落ちるということになります。

なのでこちらのフレアパンツも、コットンシルクの高級素材により見た目は素晴らしい出来になっていますが、素材は繊細ですので、シワが付きやすいのです。

もちろんアイロンなどのケアでシワはなくすことができますが、手間はかかりますね。

素材の「高級度」と「耐久性」は、トレードオフの関係にあると覚えておきましょう。

レッグには生地を折り重ねたデザインのセンタープレスが入っています。

縦ラインを強調し、きれい目な印象を出すと同時に、ハイブランドらしい個性的なデザインになっています。

ウエストはウエストバンドがなく、ミニマルな印象。

ほかのブランドには珍しいデザインです。

ヒップポケットもフラップのない仕様。

ミニマルです。

裾部分はかなり特徴的で、切りっぱなし、かつ裏地を見せているデザインになっています。

これはリッチアイのこだわりポイントの一つで、作っている過程を「あえて見せる」ことで、他社にはないデザインに昇華しているんです。

シルエットは現代風のワイドフレア。

もともと太いパンツを、そのままさらに太くしたシルエットです。

この辺りは先ほど紹介したルメールのフレアパンツとも似ていますね。

モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

シルエットが太すぎて慣れないな……。

という方は、コートと合わせると着こなしやすくなりますよ。

トレンドが取り入れられた、ハイブランドらしい一品です。

ファッション上級者や、フレアパンツに履きなれた人におすすめ。

soe(ソーイ)

ソーイ:フレアパンツ(26,400円)

最後に紹介するのは、日本のドメスティックブランド、soe(ソーイ)。

ブランド名であるソーイは「創意(創りだすという意識)」、「装意(装うという意識)」を意味しています。

ストリートとモードを融合させたリアルクローズが特徴です。

soeのフレアパンツは、白のスラックスでセンタープレス。

白といってもオフホワイトなので、真っ白のようにパキッとはしておらず、使いやすい色味になっています。

とはいえ白のパンツは主張が強いもの。

なので白が見える範囲を隠すことのできる、マキシ丈(長丈)のコートと相性抜群のフレアパンツです。

くっきりとセンタープレスが入っています。

オフホワイトのカラーと相まってクリーンな印象がより強調されるとともに、縦ラインにより足が細く長く見えます。

フロントは生地とステッチが同色になってます。

無駄な装飾も一切ない、シンプルでミニマルなデザインです。

サイドポケットもシンプルなデザイン。

素材感が良いので、シンプルでありながら洗練された見た目になっています。

ヒップポケットもフラップのない仕様で、ミニマル。

Tシャツ1枚と合わせてもサマになります。

白のフレアパンツは、こうしたモノトーンコーデもおすすめ。

全体的にドレープ感とツヤがあり、大人っぽい雰囲気の高級感がありますね。

フレアパンツに履きなれた人にオススメの、ドレスライクな一品です。

フレアパンツは古着で買うのもおすすめ

ここまでフレアパンツのおすすめブランドを紹介してきましたが、古着で買うという選択肢もおすすめです。

「フレアパンツのトレンドが復活してきた」

という言葉からも分かるとおり、フレアパンツは過去に一度大流行しています。

具体的には、1960年~1970年代頃。

アメリカのヒッピー文化が日本に流入したことで、男性や女性にこだわらず爆発的なムーブメントを起こしました。

ヒッピーとは、伝統に反抗し、自由を求めた人たちのこと。アメリカで、社会に不満を抱える若者たちが共同生活を始め、彼らは荒野や森林を点々と移動しながら生活しました。

ほったらかしたようなドライなロングヘアに、バンダナ、絞り染めTシャツ、そしてベルボトムのジーンズという、ナチュラルで野性味のあるファッションが特徴です。

この頃に流行ったフレアパンツたちが、いまは古着屋に流れ着いているというわけです。

現行では販売されていないフレアパンツも、古着屋では手に入れることができます。

ただあくまで古着なので、現代のトレンドに合わせて履くには少し難易度が高め。

なので古着屋でフレアパンツを探すときは、できるだけフレア(広がり方)が大きくないものを選ぶと良いでしょう。

思わぬ掘り出し物と出会えることもあるので、面白いですよ。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回はフレアパンツについて書いてみました。

できるだけ良い記事にしたかったので、人気ブランドをすべて買い揃えたわけですが、9社はちょっとやり過ぎですかね。笑

この記事の大事なポイントを整理すると、以下のようになります。

  1. フレアパンツは3種類ある
  2. 初心者はシューカットを選ぶべし
  3. 中級者以上はワイドフレアを選ぶべし

これさえ覚えておけば、フレアパンツ選びで失敗することはないでしょう。

そして、おすすめのブランドは以下の通り。

安くて良いものが欲しい人UNIQLO JW Anderson、GU
デニムが好きな人UNIQLO JW Anderson、リーバイス
スタイルに自信がある人ASCLO
ファッション上級者LEMAIRE、soe、Rech I

ご自身の予算や好みにあわせて選ぶのがオススメです。

一番無難で間違いないのはUNIQLO JW Anderson!

近年トレンドになってきたフレアパンツですが、海外のコレクションでは既にメジャーな存在。

実際、ハイブランドからは当たり前のようにフレアパンツが販売されていますよね?

トレンドがいち早く流れてくるアパレル業界内でも、フレアパンツを着用する人がかなり増えてきています。

こうした流れは、街中に少しずつ広がりつつあります。

もしかしたら数年後には、メンズのフレアパンツが定番化しているかもしれませんね。

さてさて、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ファッションは「知る」ことでオシャレになれるものです。

僕のブログでは、オシャレに繋がるさまざまな情報をどんどんアップしていきますので、ぜひお役立てください。

次回の更新をお楽しみに!

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