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【全15モデル購入】ユニクロのデニムパンツを徹底比較!メンズおすすめのジーンズはこれだ!サイズ感、コーデ、着心地などの違いをレビュー

「ユニクロのデニムパンツって実際どうなの?」

「おすすめのデニムパンツを教えて欲しい」

ユニクロのデニムパンツは種類が多すぎるので、選ぶのが大変ですよね。

一見するとどれも似たように見えますが、デザインもシルエットも素材感も、実はバラバラ。

しかもユニクロにはインラインだけでなく、コラボラインもあります。

  • インライン:レギュラーフィットストレートジーンズ
  • ユニクロU:レギュラーフィットジーンズ

このように、商品名が似ているデニムパンツがたくさん存在するので、違いがよく分からなくなるのは当然です。

ひとつひとつ違いを調べるにしても、かなりの時間と体力が必要になるでしょう。

今回も比較検証のため全モデル購入。

でも大丈夫、この記事にたどり着いたあなたはラッキーです。

あなたにピッタリの1着を探すべく、ユニクロのデニムパンツを全モデル(15種類)購入しました。

僕はシーズンごとにユニクロのアイテムをほぼ全モデル購入しており、これまでに使った金額は500万円以上。

自分でも引くくらい、ユニクロのアイテムレビューに命を掛けています。笑

今回はそんな僕が「ユニクロのデニムパンツ」をプロの目線で比較。

モデルごとの特徴はもちろん、気になるサイズ感・着心地など、実際に着用して分かった感想もお届けします。

それでは早速、見ていきましょう!

目次

徹底比較!メンズにおすすめのユニクロデニムパンツ

今回、購入したのはこちらの15点。

現在ユニクロで展開されている全てのデニムパンツを網羅しました。

  1. レギュラーフィットストレートジーンズ
  2. レギュラーフィットジーンズ(ユニクロU)
  3. セルビッジレギュラーフィットストレートジーンズ
  4. セルビッジレギュラーフィットジーンズ(ユニクロU)
  5. クラシックカットジーンズ(ヘルムートラング)
  6. ヒートテックウルトラストレッチジーンズ
  7. ワイドフィットジーンズ
  8. ワイドフィットワークパンツ
  9. フレアジーンズ
  10. シューカットジーンズ(JW)
  11. スリムフィットジーンズ
  12. スリムフィットジーンズ(ダメージ)
  13. ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ
  14. ウルトラストレッチジーンズ
  15. ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ

各デニムパンツをシルエット別にカテゴリー分けし、それぞれの特徴と違いを解説していきます。

これから購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに大前提として、ユニクロのデニム製品はものすごくクオリティが高いです。

なぜなら、ユニクロのデニム素材は、世界的メーカーである「カイハラ社」が手がけているから。

カイハラ社は、世界のハイブランドにデニムを供給するようなメーカー。

原料となるコットンを厳選し、独自の技術(紡績・染色・織布)で、最高品質のデニム生地を作成しています。

ユニクロは、これを低価格で販売することを実現しました。

まさに「良いデニムパンツを安く手に入れたい」という方にはうってつけ。

あとは、これから紹介する全15モデルのなかから、自分にあう一着を見つけるだけです。

ぜひこの記事を参考に、お気に入りのデニムパンツをゲットしていただければと思います。

それでは、順番に解説していきます。

ストレートシルエット一覧

①レギュラーフィットストレートジーンズ

まずは、ユニクロの大定番ジーンズから見ていきましょう。

こちらのジーンズは「伝統的」かつ「ベーシック」なジーンズです。

そのため、これからご紹介するジーンズたちを比較する上での「基準」になります。

ジーンズ選びの基礎知識が詰まっていますので、飛ばさずに必ず読んでいただきたいです。

最初に覚えていただきたいのは「ジーンズ」と「デニム」の違い。

ジーンズはパンツの「種類」のことで、デニムはジーンズを形成する「生地」のこと。

伝統的なジーンズには下記の特徴があります。

  • デニム生地
  • 5ポケット
  • 銅リベット

このディテールがあると、見た目にヴィンテージ感が出ます。

ジーンズ選びの基礎になる大事な知識なので、必ず覚えておきましょう。

生地には、本格的なコットン100%デニムを使用。

独特のムラ感が出せる「ムラ糸」を使用しているため、ヴィンテージデニムのような深みのある風合いです。

ユニクロのデニム生地は、どのモデルも本当にクオリティが高いです。

ポケットは伝統的な「5ポケット」。

フロントに2つ、ヒップに2つ、フロントの右ポケット上部には「コインポケット」が付いています。

実はコインポケットは、もともと「ウォッチポケット」と呼ばれていました。

ジーンズはアメリカの炭鉱夫の作業着として生まれたアイテムで、このポケットは懐中時計を収納するためのポケットだったからです。

いまでは懐中時計を使う人も少なくなったことから、小銭を入れるという意味合いで「コインポケット」と呼ばれるようになりました。

ポケットには、伝統的な「銅リベット」が付いています。

炭鉱夫の激しい作業に耐えられるよう、破れやすいポケットを補強するために生まれたディテールです。

なぜ、伝統的なジーンズのリベットは「銅」なのか?

銅という金属は、硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうどよい感触をもっており、鉄に比べると錆びにくいからです。

こちらのジーンズはリベットが銅製になっているので、伝統に忠実に作られていることが分かります。

ユニクロは伝統(ルーツ)を大切にするブランド。

ユニクロのもの作りの精神がしっかり反映されたジーンズといえるでしょう。

アウトサイドシームは、割縫いになっています。

「アウトサイドシーム」とは、ジーンズの両サイドの外側にあるステッチ(縫い目)のこと。

そして「割縫い」とは、縫い代がジーンズの内側に織り込まれる縫い方のことです。

同時にステッチもジーンズの内側に隠れるため、糸がほつれにくくなりジーンズの耐久性が上がります。

諸説ありますが、この「割縫い」も伝統的なジーンズによくみられるディテールの一つです。

見た目には、ステッチが隠れるため、ややミニマルな印象がプラスされます。

ボタンは「UNIQLO」の刻印があり、高級感があります。

ユニクロの看板商品的なジーンズなので、こういった細部にもこだわりが反映されていますね。

生地には、ほどよい「アタリ」が出ています。

アタリとは、デニム特有の色落ちのこと。

摩擦などにより、糸の芯にある白い繊維があらわになることで発生します。

アタリがあると、履き込まれたジーンズのような味わい深い表情や、ヴィンテージ感が出ます。

逆にアタリが無いと、ミニマルでクリーンな印象になります。

こちらのジーンズは、ちょうど中間くらいのアタリの出方。

ほどよいヴィンテージ感がありながらも、全体としてはクリーンな印象なので、誰が履いてもサマになりやすいジーンズです。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは「レギュラーフィットストレート」という商品名のとおり、標準的なサイズ感のストレートシルエット。

腰まわりから裾までまっすぐなラインなので、年齢を問わず、誰でも着用しやすいです。

股上の深さは、履き心地が良く、おさまりの良いミドルライズ。

生地には程よいハリ・コシ・柔らかさがあるため、肌なじみも良くて快適です。

・・・

以上、ユニクロの大定番ジーンズ「レギュラーフィットストレートジーンズ」を解説しました。

伝統的なデザインと、癖のないストレートシルエットが魅力の逸品。

ベーシックだけどハイクオリティなジーンズです。

②レギュラーフィットジーンズ(ユニクロU)

次に紹介するのは「ユニクロU」のレギュラーフィットジーンズ。

ユニクロUは、アーティスティックディレクター「クリストフ・ルメール」率いるパリのデザインチームが手掛ける、ユニクロで一番人気のコラボラインです。

インライン(ユニクロの通常ライン)と比べて、デザイン性などのクオリティがワンランクアップしたアイテムを展開しているのが特徴。

シンプルかつ繊細にデザインされたアイテムが多いです。

生地には、カイハラ社のコットン100%デニムを使用。

インラインのレギュラーフィットストレートジーンズに比べて、ややハリ感が強く、肌ざわりもゴワゴワとしています。

大きな特徴として「ガーメントダイ」という染め方がされています。

ガーメントダイは「製品染め」とも呼ばれ、製品が完成してから最後に色を染める染め方のこと。

生地からステッチまですべてが同色で染められるため、独特の風合いが出るのが特徴です。

ミニマルな印象もプラスされます。

ポケットは伝統的な5ポケットですが、リベットは付いていません。

インラインのジーンズにはヴィンテージ感がありましたが、こちらはややミニマル寄りのデザインになっています。

ボタンにも違いがあります。

インラインのジーンズは「UNIQLO」の刻印が入った高級感のあるボタンでした。

一方こちらは、刻印のないミニマルでアンティーク感のあるボタンになっています。

普段はあまり見えない部分なので気にしなくて良いですが、タックインでの着用を考えている人は、こういったボタンの違いは必ずチェックしておきましょう。

アウトサイドシームにも違いがあります。

インラインのジーンズは、伝統的なジーンズによく見られる「割縫い」になっていました。

一方こちらは、生地同士を表側で張り合わせ、ステッチが表に見える縫い方になっています。

フロントはミニマルなデザイン。

バックポケット。

裾部分。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、標準的なストレートがわずかにテーパードされたシルエット。

太ももから裾にかけて細くなっているので、足を少しだけ長く見せられる効果があります。

・・・

以上、ユニクロUのレギュラーフィットジーンズを解説しました。

インラインのレギュラーフィットジーンズを、ややミニマルな印象にしたジーンズです。

③セルビッジレギュラーフィットストレートジーンズ

次は、レギュラーフィットストレートジーンズの「セルビッジ」バージョン。

「セルビッジ」とは、デニム生地の端にある白い部分のこと。

こちらのジーンズは、そのセルビッジが外から見える、裾を折り返したデザインになっているのが特徴です。

セルビッジのない通常のジーンズに比べると、カジュアルな印象。

ステッチもカジュアル。

生地の色とステッチの色が異なるため、ステッチが目立つデザインになっています。

素材には、カイハラ社の高品質デニムを使用。

アタリがなく、ハリのあるパキッとした見た目になっています。

ポケットは5ポケット。

さらに銅リベットが付いています。

UNIQLOの刻印がされています。

こうした細かいディテールまでこだわるのは、さすがユニクロ。

ボタンも「UNIQLO」の刻印入り。

高級感があります。

アウトサイドシームは、割縫い。

先述のとおり、こちらも伝統的なジーンズによく見られる縫い方です。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、インラインのレギュラーフィットストレートジーンズと似ています。

腰まわりから裾までまっすぐなラインで、股上の深さはミドルライズ。

もっともベーシックなシルエットですね。

・・・

以上、セルビッジレギュラーフィットストレートジーンズを解説しました。

もともとセルビッジジーンズは、高級ジーンズの代名詞的な存在のジーンズでした。

それをこの価格で展開できるのは、さすがユニクロです。

伝統に忠実な、ベーシックなセルビッジジーンズです。

④セルビッジレギュラーフィットジーンズ(ユニクロU)

ユニクロUからもセルビッジジーンズが展開されています。

商品名もインラインとほぼ同じなので、紛らわしいですよね。笑

分かりやすく違いを解説します。

セルビッジは、インラインとほぼ同様のデザインになっています。

カジュアルな印象です。

ステッチも同じで、生地の色とステッチの色が変えられており、ステッチが目立つデザインになっています。

こちらもカジュアルさを強調するデザインです。

素材も同じで、カイハラ社の高品質デニムを使用。

ハリのあるパキッとした見た目で、高級感があります。

アウトサイドシームも同じで、割縫いです。

縫い代が内側に織り込まれ、ステッチが隠れるため、ミニマルな印象がプラスされます。

ボタンには違いがあります。

インラインのセルビッジジーンズは「UNIQLO」の刻印が入っていましたが、こちらには刻印がなく、アンティーク感のあるデザインになっています。

ポケットは、伝統的な5ポケットですが、リベットはありません。

装飾がなくなることで、ややミニマルな印象になります。

ジップの滑りも問題なし。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、わずかにテーパードさせたストレートに近いシルエット。

ウエストはハイウエストになっており、腰まわりや太ももはワイドに設計されています。

・・・

以上、ユニクロUのセルビッジレギュラーフィットジーンズを解説しました。

インラインのセルビッジジーンズを、ややミニマルな印象にし、少しテーパードさせたジーンズです。

⑤クラシックカットジーンズ(ヘルムートラング)

次に紹介するのは「ヘルムートラング」とのコラボラインから発売された、クラシックカットジーンズ。

ヘルムートラングは、1990年代を代表するファッションブランドの一つ。

ミニマルを代表するブランドとして有名で、シンプルかつ脱構築的なデザインと、ベーシックな色使い、シャープなシルエットが特徴です。

ちなみに現在は、創業者のラング本人はブランドから離れ、アーティストに転向して活動中。

ブランド自体は存続していて、いまはユニクロを有するファーストリテイリング傘下になっています。

それもあり、ヘルムートラングの1990年代のアーカイブ品の価値が高騰。

古着市場では、当時の販売価格より遥かに高額で取引されるほど人気が高まっています。

そんななかでも、特にカルト的な人気を誇る1990年代の代表作が、今回のユニクロコラボで蘇った「クラシックカットジーンズ」です。

最大の特徴は、美しいミニマルデザイン。

ステッチ、ボタン、リベットなど、全てのパーツが生地とほぼ同色で統一されています。

リベットには「HELMUT LANG」の文字が刻印されています。

かなり手の込んだ作りです。

ボタンも生地とほぼ同色。

こちらも「HELMUT LANG」の文字が刻印されています。

ジップの滑りも問題なしです。

素材には、ユニクロ初となるリサイクルコットン配合のデニムを使用。

深みのある色味で染められた生地には、しっかりとしたハリとコシがあり、高級感があります。

ヒップポケットは、やや小さめで、高めの位置に取り付けられています。

バックスタイルでも脚長効果を期待できるデザインです。

裾はしっかりと細めになっています。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、すっきり履けるかなり綺麗なシルエット。

股上が想像より浅くて脚長効果がすごいです。

ただ着こなしの難易度はやや高めですね。

・・・

以上、ヘルムートラングとのコラボラインから発売された、クラシックカットジーンズを解説しました。

ヘルムートラングらしい洗練されたミニマルなデザインと、美しいシルエットが特徴。

難点としては、価格が約1万円と、ユニクロにしてはちょっと高め。

コストパフォーマンスで考えると手が出しづらいですが、好きな人にはハマる逸品です。

ミニマルなクラシックジーンズが好きな人におすすめ。

⑥ヒートテックウルトラストレッチジーンズ

お次は、暖かさとストレッチ性に特化したジーンズ。

最大の特徴は、暖かなヒートテック機能を搭載している点でしょう。

具体的には下記の機能が搭載されています。

  • 発熱
  • 保温
  • 抗菌
  • ストレッチ
  • 吸放湿機能

実際に着用すると、普通のジーンズとの違いがハッキリと分かるレベルで暖かいです。

フロントポケットにも工夫があり、ポケットの内側が起毛素材になっています。

実際に手を入れると、結構あったかいので、寒い時期にはかなりありがたい機能です。

ちなみにデザインは伝統的なジーンズに忠実な、5ポケットにリベット付きになっていますね。

もう一つの大きな特徴は、ウルトラストレッチ素材を使用している点。

実際に引っ張ると、想像以上に伸びます。

一般的なジーンズは、素材にゴワつきがあり、意外と動きにくかったりします。

一方こちらのジーンズは、どんな体勢でもノンストレスで動きやすい。

見た目にはけっこうアタリが出ているため、新品ながら履き込んだような風合いがあります。

フラットなボタン。

フロントジップ。

バックポケット。

裾はやや細め。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、ややスリムなストレートシルエット。

若干テーパードが掛かっているため、スタイル補正効果があります。

ストレッチ性があり、ピタッとした着こなしになるため、ヒートテック素材の暖かさを実感しやすい設計になっています。

・・・

以上、ヒートテックウルトラストレッチジーンズを解説しました。

意外とご存知のない方も多いと思いますが、一般的なデニム生地はコットンでできているため、防寒性がありません。

そのため冬などの寒い季節に着用するのは、不向きだったりします。

なので寒い時期でもジーンズを暖かく着用したい人には、こちらのヒートテックジーンズがおすすめです。

暖かさを重視する人におすすめのジーンズです。

ワイドシルエット一覧

⑦ワイドフィットジーンズ

伝統的なジーンズのディテールを削ぎ落とした代わりに、ワークテイストなディテールをジーンズです。

一応5ポケットですが、コインポケットがやや特殊なデザイン。

斜めのフロントポケットになっていて、ワークテイストを感じさせます。

伝統的なジーンズに比べて、イージー仕様になっています。

リベットはありません。

素材感はアタリが強めで、味わいのある見た目。

肌ざわりも柔らかめなので、リラックスした着こなしが可能。

ボタンはUNIQLOの刻印入り。

真ん中がくり抜かれたデザインになっています。

タックインで着こなすときは、ちょっとしたアクセントになります。

ステッチがグレーで入ってるのも特徴のひとつ。

インシームは、ワークパンツでよく見られる「巻き縫い」になっています。

インシームは、デニムやパンツの内側にある、縫い目部分のラインのこと。

巻き縫いは、生地端を巻き重ねて、その上から複数本のチェーンステッチで縫合する縫い方のことです。

​巻き縫いをするとステッチの強度があがり、引っ張りに強くなります。

アタリの出方が良い感じ。

バックスタイルも綺麗な古着のような風合いがあります。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、ワイドながらも、裾に向かってゆるやかなテーパードがかかっています。

ワイドパンツに抵抗がある方でも着こなしやすいように、ややすっきりとしたシルエットですね。

そのままリラックスしたスタイリングも楽しめますし、ハイウエストでタックインの着こなしなどもできます。

・・・

以上、ワイドフィットジーンズを解説しました。

斜めのフロントポケット、リベット無し、インシームの巻き縫いなど、随所にワークテイストなディテールが取り入れられています。

ワークテイストが好きな人におすすめのジーンズです。

⑧ワイドフィットワークパンツ

こちらも伝統的なジーンズのディテールを削ぎ落とした代わりに、ワークテイストを取り入れたジーンズです。

ペインターパンツをベースにデザインされているのが特徴。

ペインターパンツは、画家やペンキ職人が作業をするときに着用していたワークパンツです。

一応5ポケットですが、コインポケットがワークテイストになっています。

リベットも付いていません。

サイドには、ハンマーループが付いています。

ハンマーループは、その名のとおり、ハンマーなどの工具を吊るしておくためのバンドのこと。

ペインターパンツのディテールです。

ヒップポケットは、伝統的なジーンズによく見られるステッチがありません。

ワークテイストを感じるイージーな仕様です。

ボタンは黒いプラスチックボタンを採用。

生地とほぼ同色でミニマルな印象です。

素材には、ストレッチ性のあるデニム素材を使用。

肌ざわりには柔らかさがありますが、見た目にはパキッとしています。

裾もワイドめに作られています。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、商品名のとおりワイドフィット。

ストレッチ性があるため履き心地もよいです。

先ほどのワイドフィットジーンズはややテーパードが掛かっていましたが、こちらはストレートですね。

・・・

以上、ワイドフィットワークパンツを解説しました。

デニム素材が使用されているものの、かなりワーク寄りのパンツであることが分かったかと思います。

ゆったりとしたワークパンツが好きな人におすすめ。

フレアシルエット一覧

⑨フレアジーンズ

お次は、2022年秋に新登場した、デニム生地のフレアパンツ。

ユニクロのインラインにしては少し攻めたシルエットで、今後、人気の定番になっていきそうなジーンズです。

実際に僕のまわりのアパレル関係者でも話題になっており、個人的にもかなりおすすめ。

サイズ感(シルエット)

まずはシルエットを見てみましょう。

ユニクロのフレアジーンズは、美しい「シューカットシルエット」になっています。

意外とご存知ない方も多いですが「フレアパンツ」は、裾が広がっているパンツの総称です。

広がり方で呼び名が変わり、裾の広がりが大きいものから順に、ベルボトム、ブーツカット、シューカットと呼ばれます。

この3つのパンツの違いは「裾の広がり方」です。

シューカットは裾の広がりが最も小さいフレアパンツなので、初心者でも着こなしやすいのが最大の特徴。

ストレートパンツの延長線上として着用できるので、派手な印象にはならずにフレアパンツの良さを取り入れることができます。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

もちろんシューカットのなかにも良し悪しがありますが、このパンツは文句なく美しいシルエット。

適度なフレア感がありつつ、誰が履いてもサマになる仕上がりになっています。

ポケットは伝統的な5ポケットですが、リベットは付いていません。

伝統的なジーンズを、やや簡素化したデザインになっています。

ステッチは生地と同色になっています。

ステッチが目立たないため、ミニマルな印象になります。

ボタンには「UNIQLO」の刻印が入っています。

恐らく自社製造したボタンで、ユニクロのこだわりが感じられるポイントです。

ただしタックインしたときにユニクロのジーンズだとバレてしまうので、ここは好みが分かれるところですね。

素材はカイハラのデニムを使用しており、文句なしのクオリティ。

また、ジーンズ全体にナチュラルな陰影があるのが伝わるでしょうか?

これはユーズド加工によるもの。

新品でありながら、使い古したような味わいがあります。

それでいて、くたびれたような印象はまったくありません。

かなり絶妙で素晴らしいユーズド加工です。

履いた感じも柔らかくて、かなり履き心地が良いです。

デニムにありがちな、不快なゴワゴワ感もありません。

・・・

以上、フレアジーンズを解説しました。

価格の安さも魅力ですが、このジーンズに限っては「安いから買う」ではなく「モノが良いから買う」というレベル。

新登場したばかりということもあって、一般の認知度はまだまだですが、これから間違いなく人気になるアイテムでしょう。

フレアパンツに少しでも興味があるなら、絶対に押さえておかないと損なジーンズです。

⑩シューカットジーンズ(JW)

お次は、JWアンダーソンとのコラボラインから出ているシューカットジーンズ。

「ユニクロJW」は「ユニクロU」に次ぐ人気のコラボライン。

攻めたデザインが特徴のアンダーソンと、シンプル志向のユニクロがどのように交わるのか?

毎回注目が集まっていますね。

シルエットは、インラインのフレアジーンズと同じ、シューカット。

裾に近い部分だけが、少しだけフレアしています。

一見するとストレートのように見えるため、さりげなくフレアのよさを楽しむことができます。

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

インラインのフレアジーンズに比べると、少しだけフレアが強め。

よりフレアパンツ感を楽しみたい人におすすめです。

ポケットは5ポケットに加えて、リベットが付いています。

インラインのフレアジーンズと比べると、こちらの方がより伝統的なジーンズのディテールを取り入れていますね。

綺麗なシルバーリベットです。

ボタンホールにはオレンジ色のステッチが入っています。

JWアンダーソンらしいデザイン。

普段はあまり見える部分ではありませんが、タックインしたときのアクセントとして主張できます。

ジップの滑りも滑らか。

右のヒップポケットには「JWA」のロゴが刺繍されています。

ここもJWアンダーソンらしい。

素材は、インラインのフレアジーンズと同様に、カイハラの本格的なデニムを使用。

クオリティの高さを感じる、絶妙な色合いになっています。

・・・

以上、JWコラボのシューカットジーンズを解説しました。

インラインのフレアジーンズよりも値段が上がりますが、こちらもオススメのフレアジーンズです。

インラインよりも、やや攻めたデザインが好きな人におすすめ。

スリムシルエット一覧

⑪スリムフィットジーンズ

スリムフィットジーンズは、ユニクロの定番ジーンズの一つ。

シーズンごとに、デザインやカラー展開がアップデートされたりしています。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、冒頭で紹介したレギュラーフィットジーンズを、そのまま細くしたようなサイズ感になっています。

高いひざ位置から裾に向かってまっすぐ伸びた、すっきり見える脚長ストレート。

スキニーほど細くはなく、ウエストもおさまりが良いミドルライズです。

ちょうど良い細さのパンツといった感じですね。

裾もしっかりと細いです。

素材には、カイハラ社と共同開発した、ストレッチ性のあるデニムを使用。

実際に履いてみると、動きに合わせて伸び縮みしてくれます。

シルエットは細いけど、見た目以上に快適な履き心地です。

見た目には、ナチュラルな加工により、ほどよく味のある風合いになっています。

ポケットは5ポケットに、リベットも付いています。

伝統に忠実なディテールです。

UNIQLOの刻印入り。

定番パンツだけあって手が込んでます。

ボタンにも「UNIQLO」の刻印があり、高級感があります。

昔ながらの看板商品だけあって、細部にもこだわりが反映されていますね。

フロント。

ヒップポケットはこんな感じ。

・・・

以上、スリムフィットジーンズを解説しました。

冒頭で紹介した、インラインの「レギュラーフィットジーンズ」をシルエットだけ細くしたようなジーンズです。

ベーシックだけどハイクオリティな細身のジーンズです。

⑫スリムフィットジーンズ(ダメージ)

こちらは、先ほどの「スリムフィットジーンズ」に、ダメージ加工をしたジーンズです。

最大の特徴は、両ヒザのダメージ加工。

かなりリアルなダメージ加工になっているため、見た目は本格ヴィンテージのようです。

ちなみに、こちらのダメージジーンズは「スリムフィットジーンズ」と値段が同額です。

あたりまえですが、洋服というものは、加工をすると原価が高くなります。

ダメージ加工を加えているのに値段が同じというのは、普通はあり得ません。

ここら辺のコスパの良さは、さすがユニクロといったところですね。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

ダメージ以外のディテールは「スリムフィットジーンズ」と同じです。

シルエットは、レギュラーフィットジーンズをそのまま細くしたシルエット。

すっきり見える脚長ストレートになっており、スキニーほど細くはなく、ウエストのおさまりが良いミドルライズになっています。

素材には、ストレッチ性が加えられたカイハラの本格デニムを使用。

ユニクロの細身のジーンズには、どれもストレッチ性が加えられていますね。

細身のジーンズの弱点である履き心地の悪さを、素材により解消しているようです。

ポケットは伝統に忠実な5ポケットに、リベット付き。

ここにもダメージ加工が施されています。

アタリがしっかりと出ていて新品ながら履き込んだ風合い。

ボタンには「UNIQLO」の刻印。

高級感があります。

バックポケット。

ポケット口にまでダメージ加工が入っています。

うーむ、手が込んでいる。

・・・

以上、スリムフィットジーンズ(ダメージ)を解説しました。

スリムフィットジーンズとの違いは、ダメージの有無だけです。

ダメージジーンズが好きな方におすすめ。

⑬ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ

お次は、上の方で紹介した「セルビッジレギュラーフィットストレートジーンズ」の、スリムフィット版。

シルエットがスリムフィットに変わっただけで、それ以外のデザイン・素材は基本同じです。

最大の特徴は「セルビッジ」が外から見える、裾を折り返したデザイン。

セルビッジのないジーンズに比べて、カジュアルな印象です。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、レギュラーフィットよりもやや細めのスリムフィット。

ひざ下が長く、まっすぐ見える直線的なパターンのストレートシルエットになっています。

ストレッチ性が加えられているため、細身ながら履き心地は快適です。

ステッチは生地の色と異なることで、ステッチがやや目立つデザインになっています。

カジュアルな印象がプラスされています。

素材には、カイハラ社の高品質デニムを使用。

ハリのあるパキッとした見た目になっています。

ボタンは「UNIQLO」の刻印入り。

リベットにも刻印が入っています。

5ポケットにリベット付きということで、こちらのパンツも伝統に忠実なディテールです。

バックポケット。

ハリがあり、ステッチがカジュアルな印象をプラスしています。

・・・

以上、ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズを解説しました。

細身のセルビッジジーンズを探している人におすすめ。

⑭ウルトラストレッチジーンズ

お次は、ウルトラストレッチ素材を使用した、スキニータイプのジーンズ。

最大の特徴は、驚きのストレッチ性でしょう。

商品ページを見てみると「ユニクロのジーンズ史上、最上級の伸縮性を実現」と紹介されています。

実際に引っ張ってみると、その言葉のとおり、びっくりするほど伸び縮みします。

このような伸縮性がありながら、見た目はデニムらしい本格的な表情。

ユニクロの技術力の高さを感じさせる仕上がりです。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

シルエットは、いわゆるスキニーパンツ。

太ももだけほんの少しゆとりがあり、テーパードスキニーのようなシルエットになっています。

ただし、素材にストレッチ性があるため、着用するとピタパンになります。

ポケットは5ポケットにリベット付き。

伝統的なジーンズと同じ作りです。

リベットは生地の色に近いブラック。

ステッチも生地と同色のため、とてもミニマルな印象になっています。

ボタンも生地とほぼ同色かつフラットなデザイン。

この点もミニマルです。

バックスタイルもミニマル。

全ての色が統一されています。

・・・

以上、ウルトラストレッチジーンズを解説しました。

スキニーなのにラクに履ける、ミニマルなデザインのジーンズです。

快適なスキニージーンズを探している人におすすめ。

⑮ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ

最後に紹介するのは、先ほどの「ウルトラストレッチジーンズ」をさらに細くしたジーンズ。

こちらは完全なスキニーフィット。

ユニクロが現在展開するジーンズのなかでは、もっとも細いシルエットになっています。

裾部分もかなり細いです。

サイズ感(シルエット)

試着:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
サイズ:28インチ

太ももから足首までしっかり細いので、実際に着用するとかなりスッキリ決まります。

ピタピタに身体のラインを拾うため、スタイルに自身がないと、着こなしは難しいですね。

シルエット以外は、先ほどの「ウルトラストレッチジーンズ」と同じ。

素材にはかなりのストレッチ性があります。

こちらも伝統的なジーンズのディテールを取り入れつつ、ミニマルな印象に仕上げられています。

ボタンも先ほどと同様にフラットなデザインでミニマルな印象。

ジップの滑りも滑らかで使いやすいです。

バックスタイルもとてもミニマルです。

・・・

以上、ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズを解説しました。

とにかく細いジーンズを探している人におすすめです。

以上、ユニクロのジーンズ全15種類について解説しました。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

今回は、ユニクロのデニムパンツをすべて購入し、その特徴や違いをレビューしました。

この低価格でこれだけのクオリティのデニムパンツを展開できるのは、間違いなくユニクロだけでしょう。

良いデニムパンツをコスパよく手に入れたい人は、第一にユニクロからチェックすべきです。

この記事では「デニムパンツの良し悪しを見分けるポイント」も交えながら解説したので、ぜひご自身のデニムパンツ選びに活用していただければと思います。

お気に入りの一着が見つかれば幸いです。

僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。

明日の更新もお楽しみに!

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