タグ一覧

ビルケンシュトック「Kyoto」購入レビュー!コーデ、口コミ評判、サイズ感、別注モデルなど一挙紹介

皆さんはビルケンシュトックの「Kyoto」というサンダルをご存知ですか?

個人的にも超おすすめの快適&オシャレなサンダルです。

僕は、年間洋服1000万円購入&自社ブランド複数展開しており、オリジナルのサンダルの製作などもしています。

サンダルは好きなので、ファストファッションブランドからハイブランドまで、数多くのものを試してきました。

今回はそんな僕が愛用している、ビルケンシュトックの「Kyoto」について、プロの目線で徹底解説。

アイテムの魅力はもちろん、おすすめのコーデ、評判、サイズ感、別注モデルなども完全網羅でお届けします。

「Kyoto」の全てをこの1記事にまとめました!

先に結論的なことをいうと、ビルケンシュトックの「Kyoto」は、数あるサンダルのなかでも超オススメの一品。

快適さとカッコよさを兼ね備えた、唯一無二のサンダルです。

とはいえ、ちょっとした弱点も。

実際に着用しているからこそ分かることをお伝えしていくので、ぜひこのまま読み進めてみてください。

ビルケンシュトックとは?

ビルケンシュトック(B​I​R​K​E​N​S​T​O​CK)は、なんと240年以上もの歴史をもつ、ドイツの超老舗シューズブランドです。

世界有数のグローバルブランドとしても知られ、ビルケンシュトックの商品は世界90カ国、5大陸にまたがって販売されています。

人気の理由は、高級感のあるデザインはもちろん、見た目に隠れがちな機能性。

人体工学に基づいて開発された「フットベッド(足のベッド)」という独自のインソールが自慢で、疲れにくく、正しい歩行姿勢を促してくれるという機能を持ちます。

もちろん、この機能は「Kyoto」にも搭載されています。

今回はそんなビルケンシュトックから登場した名作「Kyoto」の魅力を、たっぷりとお伝えしていきます。

ビルケンシュトック「Kyoto」の概要

Kyotoは、ビルケンシュトックが2020年に発売した、比較的新しいサンダルです。

名前の「Kyoto」は、日本の「京都」が由来。

文字どおり京都からインスパイアされたモデルで、着物の襟合わせをイメージしたアッパーのデザインが最大の特徴です。

ちなみにビルケンシュトックは、各モデルが都市名になっているのも特徴。チューリッヒ、ボストン、アリゾナなどです。

そんななかで登場したのが「kyoto」。日本人にとって特別感のあるモデルですね。

世間一般ではまだ有名ではないですが、アパレル関係者や一部のファッションアディクトの間では、評価の高い一品。

次で詳しく見ていきましょう。

ビルケンシュトック「Kyoto」の魅力をレビュー

僕も愛用するビルケンシュトックの「Kyoto」。

Kyotoのなかにも、さまざまなタイプのモデルが存在していますが、一番のおすすめは「ヌバック/スエードレザー(19,800円)」のブラックです。

一体なにがすごいのか?

実際に僕の私物を使って、その魅力をレビューします。

  1. ミニマルだけど差別化の利いたデザイン
  2. シャープなシルエット
  3. 高級感のあるレザー素材
  4. サンダルにしては快適な履き心地
  5. コストパフォーマンスは普通

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ミニマルだけど差別化の利いたデザイン

最大の特徴は、ミニマルだけど差別化の利いたデザインです。

冒頭でもお話ししましたが、アッパーが着物の襟合わせからインスパイアされたデザインになっています。

これがかなり他のサンダルにはないデザインで、かなりカッコ良い。

このように左右2枚のアッパーが重なった、前合わせのデザインになっています。

アッパーの内側はベルクロ(マジックテープ)で留められる仕様。

生地とベルクロが同色になっているので目立たず、ミニマルな印象です。

そのアッパーに覆いかぶさるようにストラップがついています。こちらも左右2枚に分かれた前合わせ。

まさに幾重にも重なる着物のようなデザインです。

しかもこのモデルは、アッパーは「ヌバック」、ストラップは「スエード」と、2つの素材を使用。

この素材の違いが、前合わせのデザインと相まって、ミニマルな見た目だけど複雑なデザインを作り上げています。

こういったサンダルは他にないので、履くだけで簡単に差別化をすることができるというわけです。

アッパーとストラップの接合部分には、シルバーのパーツが配されています。

ここもスタイリッシュなアクセントになっていて良い感じ。

内側のアッパーには「BIRKENSTOCK」のロゴがうっすらと刻印されています。

アッパーと同色になっていて、無理に主張をしていないのがミニマルなポイント。

あまり見えない部分ですがビルケンシュトックのこだわりを感じられるディテールです。

ミッドソールはビルケンシュトックらしいコルク素材。

明るいブラウンではなく、落ち着いた色味のブラウンなので、ブラックのアッパーと相まって、サンダル全体を大人っぽい印象にしてくれています。

ミニマルでモダンなデザインだけど、差別化の利いたデザイン。

シャープなシルエット

シルエットは、日本でも人気の定番モデル、チューリッヒ(ZURICH)がベースになっています。

ぱっと見はベーシックなシルエットなんですが、アッパーが薄いのでシャープに見えます。

ただし、アッパーが薄いため、下に垂れてきてしまいます。

履いてしまえば何の問題もないのですが、履くときに一度しゃがんでアッパーを持ち上げなきゃいけないので、ここが意外とストレス。

サンダルには気軽さやラクさを求めたいので、個人的にちょっとだけ気になる点です。

アッパーは、足首のかたちに沿うようにラウンド。斜めにソールに覆いかぶさるようなデザインになっています。

デザイン的にもシルエット的にもシャープな印象です。

高級感のあるレザー素材

素材には高級感のある2つのレザーを使用しています。

ストラップには、高級レザーの「ヌバック」を使用。

ヌバックとは、牛の皮をサンドペーパーなどでやすりがけして毛羽立たせた、起毛革(きもうかく)と呼ばれるレザーです。

毛羽立たせてはいるものの、毛足が短いので、触るとしっとりと柔らかいです。

マットな質感で生地にも厚みがあるため、高級感・上品さを感じます。

ちなみにヌバックは、使い込むほど色が濃くなり、光沢も生まれるなど味が出てくるレザーです。

実際に僕のKyotoも、少しずつですが上品なツヤ感が出てきています。

アッパーには「スエード」を使用。

スエードは、先ほどのヌバックと同じく動物の皮をサンドペーパーなどで毛羽立たせた、起毛革の一種です。

こちらはヌバックに比べて、毛足が長く、あたたかみのある雰囲気になるのが特徴。

触ると手に吸い付くように柔らかくて、しっとりとしています。

ヌバックと同様に使い込むと光沢感が出てくるので、じっくりと育てていきたくなるサンダルです。

ちなみにヌバックやスエードなどの起毛革は、水が染み込みやすくシミになりやすいので、雨の日は避けた方が無難です。

ただ、事前に防水スプレーをかけておけば雨でもへっちゃら。

とくにスエードは、ヨーロッパでは「レインシューズ」として親しまれるほど、雨の日に履かれる素材です。

先ほどスエードは起毛革といいましたが、毛の部分は乾いた状態だと水を吸いやすいんです。だからシミになりやすい。

だけど防水スプレーを使うと弱点であった毛の一本一本にコーティングがされるため、水を弾く表面積が増えて、逆に水に強くなります。

お気に入りのサンダルを長く履くためにも、ぜひケアを行ってあげてくださいね。

高級感のあるレザー素材。長く使うことでより味わいの出るサンダルです。

サンダルにしては快適な履き心地

ソールには、ビルケンシュトックが誇る独自テクノロジー「フットベッド(足のベッド)」を採用。

疲れにくく、正しい歩行姿勢を促してくれるという機能を持ちます。

写真だと分かりづらいかもしれませんが、ヒールカップはかなり深みのある設計。

このヒールカップが足裏の筋肉を支えることにより、足を正しい姿勢に固定してくれます。

実際に履いてみると、かかと部分にしっかりとフィットします。

フットベッドつま先には「トーグリップ」と呼ばれる起伏があります。

このグリップ構造により、足指の間にゆとりが生まれ、快適な状態を保つことができます。

歩いているときに感じますが、通常のサンダルにはない地面を掴む感覚もありますね。

アウトソール(靴底)は、やや深めの溝が掘られています。

一般的なサンダルのアウトソールは溝のないフラットなものが多いですが、こちらは溝があることで雨などでぬかるんだ道でも滑りにくくなる仕様。

まとめると、ニューバランスのスニーカーのように「履き心地最高!」「超快適!」

とまではいきませんが、一般的なサンダルと比べると十分、快適な履き心地といえるでしょう。

スニーカーのように長時間歩行には向きませんが、サンダルとしては十分の履き心地です。

コストパフォーマンスは普通

僕が購入した「KYOTO ヌバック/スエードレザー」の値段は、19,800円です。

サンダルにしてはちょっとお高めですよね。

しかも最近は、GUのリアルレザーシリーズをはじめとする各種シューズが、あり得ないほどの安さで展開され始めています。

なので、Kyotoのカッコ良いデザインを見れば「高額でもコスパは良い」といえるんですが、GUなどと比べてしまうとコスパが良いとはいいづらくなります。

そういった意味で、今回はコストパフォーマンスは「普通」とさせていただきました。

ただ、このミニマルで差別化の利いたカッコ良いデザインはほかにない唯一無二のデザインです。

高くても購入する価値はあると思いますし、少なくとも僕自身は買って満足しています。

ぜひこの記事を参考に、ご自身の予算と相談して購入を決めていただければと思います。

デザインが唯一無二なので、買って損はないアイテムです。

ビルケンシュトック「Kyoto」サイズ感

「サイズはどうやって選べば良いの?」「おすすめのサイズ感は?」

サンダルってそんなに買うものでもないですし、ブランドによってサイズ感がバラバラなので、悩んでしまいますよね。

結論をいうと、理想は店舗でのフィッティング。

そんなん当たり前じゃん!とツッコミが入るかもしれませんが、シューズ選びはこの方法に勝るものがありません。

実際に試し履きができるうえ、直営店であればプロのスタッフに相談しながら選べますからね。

ビルケンシュトックは取扱店舗を含めると、全国の主要都市を中心に約50店舗ありますので、足を運べる方は、ぜひ店舗でのフィッティングを試してみてください。

店舗いくの無理!という方は、下記を参考にしてください。

サイズ表記は2種類ある

ビルケンシュトックには主に2種類のサイズ表記が存在します。

  • JP=日本サイズ
  • EU=ヨーロッパサイズ

日本サイズはそのままセンチメートル(cm)表記になっているので、日本人の方は、日本サイズをそのまま信じてOKです。

もしEUサイズしか表記がない場合は「数字に10を足してから半分にする」とセンチメートルに換算できます。

例えば、EUサイズ40の場合、40+10=50、50÷2=25。つまり25cmということです。

ちなみに僕は、自分の足のサイズとそのまま同じサイズで「Kyoto」を購入しました。とくに大きくも小さくもなく、ピッタリ履けています。

基本的にはジャストサイズで選べば大丈夫だと思います。

横幅は「レギュラー」と「ナロー」の2種類ある

僕が購入したのは「レギュラー」タイプ。

これはご存知ない方も多いと思いますが、実はビルケンシュトックのサンダルは、横幅(ワイズ)が2種類から選べるようになっています。

普通の足跡マークがレギュラーで、黒く塗りつぶされているのが「ナロー」です。

下記のように横幅に違いがあります。

  1. レギュラー(横幅普通)
  2. ナロー(横幅狭め)

ナローは、足の横幅がとくに細い人向けのものなので、そういう人以外は、基本的にレギュラーを選べば大丈夫です。

ちなみにナローを選んだ方が細くてスタイリッシュになるんじゃないか?

と思われるかもしれませんが、見た目にはほぼ影響しないです。

サンダルといえども長時間履くこともあるでしょうから、ここは自分の足のサイズにあったものを選択しましょう。

ちなみに僕は170cm 55kgの痩せ型で、足の横幅も割と細い方だと思いますが、通常のレギュラータイプを選びました。

とくにブカブカすることもないので、よければ参考に。

Kyotoはサイズ調整がしやすい

ちなみにKyotoは、ほかのサンダルに比べてサイズ調整がしやすくなっています。

アッパーが左右2枚の前開きになっていて、ベルクロ(マジックテープ)で好みのサイズに留められるからです。

さらに、アッパーに覆いかぶさるストラップにもベルクロが付いていて、ここでも好みのサイズに調整ができます。

一般的なサンダルに比べて、かなり優秀なサイズ調整機能を搭載していますね。

素足のときはキツめに、靴下を履くときは緩めに、なんて調整もできます。

ビルケンシュトック「Kyoto」のおすすめカラー

Kyotoにはさまざまなカラーがあるので、どの色にするか迷ってしまいますよね。

ざっと調べただけでこんなにもバリエーションがありました。

  • ブラック
  • ネイビー
  • ブルー
  • グリーン
  • トープ
  • サンド
  • クレイ
  • ミンク

個人的なおすすめカラーは、ズバリ「黒」一択。

黒はメンズファッションのキーカラーで「無彩色」という色味を持たない色です。

そのためどんなコーディネートでも邪魔をせず、合わせやすいという特徴を持ちます。

また、ものが縮んで見える「収縮色」でもあるので、足元をすっきり見せる効果もあり、オススメです。

黒以外だと、コーデの難易度は少し上がりますが、ベージュ系の色もおすすめ。

ビルケンシュトック「Kyoto」別注モデル

商品名:別注【BIRKENSTOCK/ビルケンシュトック】FOR JS Kyoto SMU(22,000円)
出典:ジャーナルスタンダード公式ホームページ

2020年に誕生して間もないビルケンシュトックの「Kyoto」ですが、さっそく別注モデルが展開されています。

展開したのは、皆さんご存知のセレクトショップ、ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)。

最大の特徴は、アッパーとフットベットのカラー。

アッパーにはトープが採用され、どんなスタイリングにもフィットしやすいデザインになっています。

フットベットにはグレーを採用。絶妙なカラーグラデーションでクリーンな印象の別注モデルです。

まだ一般の知名度は低めのKyotoですが、アパレル業界人からの評価は高いアイテムなので、今後の別注モデルの登場にも注目ですね。

目が離せません。

ビルケンシュトック「Kyoto」口コミ評判

「Kyoto」は、どのモデルも約2万円と、サンダルにしては高額ですよね。

唯一無二のカッコ良いデザインですが、いざ購入となると、実際の口コミや評判を見てから決めたい……。

そう思う方も多いはず。

というわけで今回は、僕のTwitterを使ってアンケートを行ってみました。

僕のTwitterでのアンケート評価

簡単な3択でのアンケートの結果「知らない」と答えた人が約半数の50%に。

やはり一般の認知度はかなり低いようです。

「好き」と回答してくれた人もわずか10%程度。

僕はもの自体は良いと思っていますが、まだまだ比較的マイナーなサンダルですので、今後の認知度UPに期待です。

ビルケンシュトック「Kyoto」おすすめコーディーネート

僕の私物である「KYOTO ヌバック/スエードレザー」を使った、おすすめのコーディネートを2つご紹介します。

①素足コーデ

トップス:DIY NORI-SHIRO MOCKNECK PULLOVER(DISCOVERED×RePLAY)
パンツ:フレアパンツ(soe)
サンダル:KYOTO(ビルケンシュトック)
※モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

1つ目は、素足にサンダルというラフなスタイルでありながら、大人見えするキレイめコーデ。

夏の足元をドレスライクに引き締めつつ、素肌が見えることで暑苦しくなく爽やかな印象のスタイルになっています。

夏はカジュアルになりがちなものですが、今回のようにツヤ感のあるTシャツ、センタープレス入りのパンツなど、大人っぽいアイテムを選べば、夏でもカジュアルになりすぎずにまとめることができます。

色使いは白と黒のモノトーン。

色数が増えるとカジュアルさが増すので、色数を抑える工夫もしています。

また「オシャレは足元から」とよく言いますが、人の視線は身体の先端集中するので、足の先端に位置するシューズは、全体の印象を左右する超重要ポイント。

シューズがカジュアルだと途端に子供っぽく見えてしまうし、逆にシューズがフォーマルだとコーディネート全体の印象を大人っぽく整えることができます。

そこで活躍してくれるのがKyoto。

カジュアルになりがちなサンダルでありながら、高級感のあるフォーマルなデザインをしていますよね?

これにより、サンダルの快適さと、見た目の大人っぽさの両方をとることができています。

ファッション初心者にもオススメのコーデです。

②トレンドの靴下見せコーデ

トップス:フーディ(marka)
パンツ:再構築ハーフパンツ(MLR)
サンダル:KYOTO(ビルケンシュトック)
※モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

お次は、近年トレンドになっている靴下見せコーデ。

靴下を着用するだけで印象をガラッと激変することができるので、簡単に差別化を楽しむことができます。

ただし見た目にはカジュアルな印象になりがちなので、カジュアルになりすぎないよう、色で工夫するのがオススメ。

こちらのコーデではパーカーとパンツの一部に使用されているグレーカラーの靴下を選ぶことで、全体の色数を抑える工夫をしています。

ソックス見せはやや難易度が高いので、オシャレに慣れてきた人にオススメ。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

いかがでしたか?

今回は、2020年に登場したビルケンシュトックの「Kyoto」について解説させていただきました。

冒頭でもお話ししましたが、個人的にも超おすすめの快適&カッコ良いサンダルです。

とくに、僕が愛用している「ヌバック/スエード」のモデルは、複雑なデザインと素材の切り替えが、ほかのサンダルにはない唯一無二のデザインになっています。

約2万円と値は張りますが、夏のオシャレ用サンダルとして1足持っておいて損はないでしょう。

ぜひこの記事を参考に、気になる方はチェックしてみてください。

SHARE

公式LINEに登録する 公式LINEに登録する