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【2023最新】ニューバランスおすすめランキング&モデル一覧!選び方・サイズ感などプロが完全解説

こんにちは!

ニューバランスマニアの「まとめ」です。

僕の私物コレクションの一部

突然ですが、あなたはニューバランスについてどれくらい知っていますか?

誰もが知る大人気のスニーカーブランドですが、選び方が難しいことでも有名。

種類がたくさんあるので「どれを選んだら良いのか分からない」という人も多いと思います。

実際に僕も同じような悩みを抱えていましたし、購入後もコーディネートやお手入れの方法で悩むことがありました。

この記事では、そんな皆さんの悩みを解決すべく、ニューバランスのおすすめモデルを「ランキング形式」でご紹介します。

ニューバランスの全てをこの1記事にまとめました。

ちなみに僕は、無類のニューバランス好き。

定番からマイナーまで、これまで30足以上のモデルを集めてきました。

この記事は、ニューバランスを知り尽くした僕の集大成となる記事です。

おすすめランキング以外にも、

  • そもそもニューバランスとは?
  • 失敗しないモデルの選び方
  • 番号とアルファベットの意味
  • 生産国ごとの違い
  • ニューバランスの人気モデル一覧
  • サイズ感
  • お手入れのコツ

などなど、ニューバランスに関する情報を一挙にまとめて紹介します。

これから購入を検討している人はもちろん、とりあえず情報だけ知りたいという人にもピッタリな内容です。

ちなみにこの記事で紹介しているモデルは、それぞれ「より詳しい個別解説記事」へのリンクを用意しています。

さらに、新作が出たらどんどん追記していくので、非常に新鮮な内容になっています。

ニューバランスに興味がある人は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

まずはニューバランスとは何なのか?を話します。

目次

知ると楽しい「ニューバランス」とは?

意外と分からないことだらけのニューバランス。

まずはザックリ概要を押さえましょう。

ファッションというものは、歴史やルーツを知ることでより身近に楽しむことができます。

知識があるだけで何だか自信が沸きますし、それが自然とオシャレな着こなしに繋がったりもします。

なので歴史やルーツにあまり興味がない方も、ぜひ目を通していただければ幸いです。

概要

はじめにニューバランスというブランドについて簡単に説明します。

ニューバランスはアメリカのシューズブランドで、1906年に扁平足などを治すインソール(靴の中敷き)や矯正靴の製造から始まりました。

「履いた人に新しい(New)バランス(Balance)感覚をもたらす」が社名の由来です。

足の矯正に必要な解剖学的知識を元にカスタムメイドのランニングシューズを作り始め、業界で初めて足の甲の幅からサイズを選べるようにしたのもこのブランドです。

現在に至るまで最新の技術を取り入れながら、履き心地にこだわったシューズを作り続けています。

また、スニーカーだけにとどまらず、スポーツやレジャーに関するものを幅広く作っていて、近年ではコロナ禍による需要の高まりを受けマスクの製造なども行なっています。

歴史

「この世で最も足を知っているシューズメーカー」とも呼ばれるニューバランス。それは矯正靴メーカーとしての歴史がルーツになっています。

ランナーの足を思い続けたニューバランスの一足に掛けるモノ作りへの情熱を、創業から順に見ていきましょう。ざっと読むだけでも、ニューバランスがより身近に感じられると思います。

1906年

マサチューセッツ州ボストンにて創業。労働者の足の痛みを解消するため、鶏の3本の鉤爪が安定したバランスであることをヒントに、足の3点をサポートするインソールを開発。

1934年

自分の足型が取れるトレーシングペーパーを考案し特許を取得。これによりオーダーメイドのアーチサポートを実現。

アーチとは靴の足のかかとから土踏まずにかけてのアーチ状の部分のことで、自分の足にあったアーチにすることで靴ずれや疲れを解消し、歩行時の安定感を得ることができる。

1938年

地元ランナーのためにランニングシューズを開発。軽量で耐久性に優れたシューズとして定評を得た。

1960年

世界初のワイズサイジングシステムを考案。ワイズ(ウィズとも言う)は、簡単に言うと足の横幅のこと。

足長(レングス)だけでなく、足囲(ワイズ/ウィズ)でもシューズを選ぶことができる。
出典:ニューバランス公式ホームページ

広い足幅に悩んでいたランナーたちを救った革新的なシステム!

1972年

現会長のジェームス・デービス氏がオーナーに就任。マーケティングにも注力し始めたことでニューバランスの販売ルートや知名度が拡大。

1974年

ジェームス・デービス氏により、「Nロゴ」「ナンバリングシステム」が考案される。

Nロゴは皆さんご存知のシューズサイドに配されたロゴのこと。ナンバリングシステムはシューズの性能を判別するための番号であり、それがそのまま商品名にもなっている。

ナンバリングシステム(型番)については後ほど解説します。

1976年

権威あるランニング誌「ランナーズワールド」にてM320が第一位を獲得。これにより知名度が急上昇し、業界トップとして走り始める。

M320が『ランナーズワールド』で1位を獲得。
出典:https://www.e-begin.jp/
1980年

市場最軽量のランニングシューズM620を開発。ニューバランスの技術力と品質の高さに注目が集まるキッカケとなる。

1982年

市場で最も耐久性が高いと評された「M990」を開発。990は現代のメンズファッションでも大人気の定番モデル。

ここから990v2、v3、v4……とシリーズ化していきます。

1988年

ニューバランスジャパンを設立。ニューバランスの日本支社としてアジアのマーケット拠点となり、生産能力の向上にも繋がる。

1998年

アブゾーブ搭載の801が若者に大ヒット。アブゾーブとはニューバランスが開発したクッション素材で、優れた衝撃吸収と反発力が特徴。

2006年

ニューバランスの創立100周年。991のアップデートモデル992を発表。この992はスティーブ・ジョブズの愛用品としても有名。

2016年

世界最大級のフラッグシップストア「ニューバランス原宿」がオープン。

4階建ての店舗に、ランニング、ライフスタイル、ウィメンズ、キッズなど、全てのカテゴリーを豊富に展開。

一度は足を運んで欲しいニューバランス原宿店。
出典:https://www.omotesando-info.com/

足のサイズを3Dスキャンできたりと、個人的にも一押しのショップです。

2018年

Tokyo Design Studioが始動。アメリカと日本のデザインチームにより共同開発されたニューバランスの新ブランドとして注目を浴びる。

シューズではなくライフスタイル領域のアイテムを中心に展開しているので気になる方は要チェック。

2019年

3Dプリンター計画が本格始動。従来のソール製造では実現できなかった格子状で弾力性のある構造を作ることが可能となり、現在でも期待が高まっている。

2020年

世界的なコロナウイルスの拡大を受けて、医療用のフェイスマスクの開発、製造を開始。商業的な目的ではなく公衆衛生や経済の危機に寄与するための動きとして、多くの従業員たちに誇りをもたらした取り組みとなる。

以上、ニューバランスの歴史を年代順でご紹介しました。

こうした矯正靴メーカーとしてスタートした歴史が、ニューバランスの履き心地に繋がってます。

メンズにおすすめの人気モデルランキング

ニューバランスはメンズのファッションアイテムとしても抜群におすすめ。

機能性の高さに注目が集まりがちですが、他のシューズメーカーにはない複雑な色使いなど、デザイン性の高さもピカイチです。

僕は年間1,000万円以上をファッションに費やしていますが、そのなかでも特に愛用しているのがニューバランスのスニーカー。

冒頭でもお伝えしたとおり、定番の人気モデルはすべて揃えていますし、ニューバランスだけでも30足以上は所持しています。

今回はそんな僕が、メンズファッションにおすすめの人気モデルをランキング形式で紹介。

これから購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

それでは順番に見ていきましょう!

第1位 990v2【大人スマート】

大人気の990シリーズを代表する、アパレル業界で不動の人気を誇るモデル。

ニューバランスらしいクラシカルさを残しつつ、スマートで完成度の高い逸品です。

着用モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

とにかく数あるモデルのなかでも飛び抜けてスマートで、履くだけで誰でも大人っぽくカッコよく決まるのが凄い。

個人的にも一番お気に入りのモデルで長年に渡り愛用中です。

その人気の高さから入手は困難ですが、頑張ってでも手に入れる価値のある最高の一足です。

↓詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

第2位 992【大人スマート】

2006年、ニューバランスの100周年に作られた記念的なモデルです。

こちらも先ほどの「990v2」に負けず劣らずのスマートさが魅力。

着用モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

上質な素材感も相まって、履くだけで大人っぽく上品な印象に整います。

今なおニューバランスファンやファッショニスタから愛される、名作中の名作です。

残念なのは、990v2と同じで入手が難しい点。

(1位、2位と紹介しておいてすみません…。)

正直、買えないなら意味がないので紹介するか迷いましたが、頑張れば入手できるので紹介することを決めました。

1位の990v2同様、本気でおすすめできる最高の一足です。

↓詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

第3位 90/60【しっかりダッド】

2022年に登場した新めのモデル。

「90/60」と書いて、ナインティシックスティと読みます。

最大の特徴は、ほかのモデルにはないダッド感のある個性的なデザイン。

ニューバランスの新時代を表すかのような、モダンでチャレンジングな逸品です。

着用モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

ぱっと見は着こなしが難しいように見えますが、実際に履いてみると意外にもコーデに馴染んでくれます。

シルエットはダッドなんですが、強いくびれと流線的なデザインにより野暮ったく見えないのが凄い。

トレンド感を取り入れたい人や、一味違うスニーカーを欲しい人におすすめです。

↓詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

第4位 M5740【ほんのりダッド】

2021年に誕生したニューバランスの新世代モデル。

トレンドのダッドスニーカーをモダナイズしたような見た目が魅力です。

着用モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

ウェーブのかかった流線的なデザインに、ほんのりダッドなシルエット。

トレンドのワイドパンツとも相性抜群です。

履くだけでサマになるので、ダッドスニーカー初心者にもおすすめ。

ほどよくトレンド感を取り入れたい人にぴったりのモデルです。

↓詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

第5位 2002R【ハイテクスマート】

2000番台は、最新テクノロジーを搭載したモデルが集まる「1000番台」の流れを組んで生まれたシリーズ。

21世紀のフラッグシップモデルと呼ばれる素晴らしいシリーズなのですが、残念ながら現在は生産を終了しています。

着用モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

そんな中、多くのファンから復活を望む声を受けていた「2002」が、アジア製として復刻したのが「2002R」。

履き心地の良さはもちろん、ハイテク感とスマートさが融合した見た目が最高にカッコ良い。

クラシックよりも未来的なモデルが好みの方におすすめです。

↓詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

第6位 1906【ハイテクギア感】

最大の特徴は、2002Rと同じハイテク感のあるデザイン。

非常に多くのパーツを組み上げられているため、2002Rよりもギア感が強いのが特徴です。

着用モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

「ギア感が強い」と聞くと、着こなしが難しいイメージですが、実際はそんなことはありません。

近代的なスタイリッシュなデザインなので、どんなコーデにもすっと馴染んでくれます。

↓詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

第7位 550【バスケルーツ】

最後に紹介するのは、90年代のバスケシューズをもとにデザインされたニューバランスのなかでも一風変わったモデル。

バスケ由来の分厚いソールが特徴で、見た目にもボリューム感があるので、足元にトレンド感をプラスしてくれます。

着用モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

カラーリングも絶妙で、全体のオフホワイトな色合いに、アウトソールのグレーが絶妙な差し色に。

レトロなデザインも特徴で、カジュアルなのですが素材が良いので高級感があります。

大人カジュアルかつワンランク上のおすすめモデルです。

↓詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

おすすめランキングまとめ

以上、本当におすすめできるモデルを厳選して「7つ」ご紹介しました。

カッコ良いモデルが欲しい人は、1〜7位で紹介したモデルのなかから、自分の好みに合いそうなモデルを選べば、まず間違いないです。

とはいえ、

「自分の目でしっかり目利きして選びたい」

という人もいるでしょう。

そんな人は、以下に「失敗しないモデルの選び方」をご紹介するので、このまま読み進めていただければと思います。

モデル選びで失敗しないための3つのポイント

ニューバランスは他のスニーカーブランドの製品と比べて、各モデルの見分けがつけ辛いですよね。

同じ品番にもさまざま種類のモデルが存在しますし、そもそも品番やアルファベットの意味がよく分からないという人も多いでしょう。

そんな悩みを解決するために、モデルを選ぶときに知っておくべきポイントをまとめました。

  1. 番号とアルファベットの意味を知る
  2. モデルごとの特徴と違いを知る
  3. 自分にあったサイズを選ぶ

この3つのポイントさえ押えれば、モデルの名前で混乱することもなくなり、自分にあったモデルが分かり、サイズ感で失敗することも無くなるでしょう。

おすすめのモデル(結論)だけ知りたい!という方は、先述の「人気モデルランキング」を見ればOKです。

ニューバランスについてしっかり理解してから選びたい方は、このまま読み進めてください。

①:ニューバランスの番号とアルファベットの意味を知る

まずは番号とアルファベットの意味を覚えましょう。

ニューバランスのスニーカーは「M990」だったり、「576UK」だったりと、モデルの名前が数字とアルファベットの組み合わせになっています。

例えば、ナイキならエアマックス、コンバースならオールスター、アディダスならスタンスミスのように、スニーカーのモデルごとに名前をつけているスニーカーブランドが一般的です。

しかし、ニューバランスのスニーカーは「ナンバリングシステム」という命名方法で、ほとんどのモデルは数字とアルファベットを組み合わせたモデル名になっています。

これは靴の名前が有名になるのではなく、デザインや履き心地で選んで欲しいという理由から、1972年にニューバランスのオーナーになったジム・デービス氏が考案したシステムです。

ニューバランスのスニーカーがややこしい理由の一つですが、一度覚えてしてしまえば、もうニューバランスのモデル名で悩むことはなくなります。

ここで覚えて欲しいのは以下の3つ。

  1. シリーズを表す「型番」
  2. 用途や特性がわかる「アルファベット」
  3. 特徴のある3つの「生産国」

以下で詳しく解説します。

シリーズを表す「型番」

まず抑えるべきなのは型番。型番とは「996」、「1500」、などの数字のことですが、実はこの数字自体に規則性はありません。

ただ、型番ごとにシリーズが分かれており、「500番台=オフロード用のモデル」といったように、それぞれ違った特徴を持っています。

すべて覚えるのは大変なので、ここでは代表的な型番を4つご紹介します。メンズファッションにおいてはこの4つさえ覚えておけば十分です。

500番台

オフロード用に開発されたモデルで、砂利道や悪路でも安定して走れるような機能性が特徴。

900番台

オンロード用に開発されたモデルで、ニューバランスを代表する一番人気のシリーズ。

1000番台

ラグジュアリーなモデルが揃うプレステージラインで、最新技術や機能が搭載されているのが特徴。

2000番台

1000番台の流れをくむ21世紀のフラッグシップモデルで、より最新鋭の技術や機能が搭載されている。

こんな感じで、「○○番台」ごとにシリーズ化されていて、それぞれ違った特徴を持っています。

次は、アルファベットの意味を見ていきましょう。

用途や特性を表す「アルファベット」

アルファベットは用途や特性を表しており、「型番の前」または「型番の後」のどちらにあるかで意味が分かれています。

例えば「M996」、「2002R」など、アルファベットがある位置が違いますよね。

下記で見ていきましょう。

型番前のアルファベット

「誰のため」「何のため」「生産国」などを表しています。

例えば、男性用であればMensの「M」、スポーツ用であればSportsの「S」、アメリカ製であれば「US」といった具合です。

Mメンズ
Wレディース
Uユニセックス(男女兼用)
MLメンズライフスタイル
WLレディースライフスタイル
MWメンズウォーキング
WWレディースウォーキング
MRメンズランニング
WRレディースランニング
MSメンズスポーツ
WSレディーススポーツ
MTメンズトレイル
WTレディーストレイル
MRLメンズレブライト(軽量化ソール)
KVキッズ(マジックテープ)
KSキッズ(スリッポン仕様)
WRLレディースレブライト(軽量化ソール)
CTテニスシューズを元にしたシューズ
J日本製
CMアジア製の廉価版
USアメリカ製
UKイギリス製

メンズ用、レディース用の表記があるものでもサイズ展開が広く用意されていることがほとんどなので、サイズさえ合えば性別に関係なく履くことができます。

型番後のアルファベット

「カラー」「素材」「コラボ」などを表しています。

例えば、ダークグレーであればDarkGrayの「DG」、レザーであればLeatherの「L」、リーバイスコラボであればLevi’sの「LV」といった具合です。

BKブラック
GLグレー
DGダークグレー
GNグレイネイビー
ERグレイレッド
NRネイビーレッド
Bブルー
NVネイビー
SWスウェード素材
CDコードバン素材
Lレザー素材
LVリーバイスコラボ
PSポールスミスコラボ
JCジェイクルーコラボ

最後は、生産国ごとの特徴を見ていきましょう。

特徴のある3つの「生産国」

ニューバランスは同じモデルであっても生産国によって価格や特性が異なります。

主な生産国は3つです。

  • アメリカ製(US):少量生産、高額、最新のテクノロジーを重視
  • イギリス製(UK):少量生産、高額、高級感を重視
  • アジア製 (CM):大量生産、安価、だからと言って品質は悪くない

以下で詳しく解説します。

アメリカ製(made in USA)

アメリカ製は、最新のテクノロジーを重視しているのが特徴。

ニューバランスの進化を担うラボがあり、最新技術の研究がされています。そのためスポーツシーンで利用される素材が頻繁に取り入れられています。

クッション性に優れたモデルが多いので、履き心地を求める人はアメリカ製を選びましょう。

また本家本元のアメリカ製ということもあり、ニューバランスが持つクラシックなイメージをしっかりと受け継いでいます。

ニューバランスが最も力を入れている990シリーズの最新作も毎回アメリカで製造されており、服好きに人気の復刻モデルもアメリカ製であることが多いです。

※アメリカ製の定番モデル:M990、M996、M1300、M1300CL、M1700など

イギリス製(made in England)

イギリス製は高級感を重視しているのが特徴。

熟練の職人がハンドメイドで作り込んでおり、アメリカ製よりもハンドクラフト感が強くクラシックなイメージです。

通常のスポーツシューズでは使わないような上質なレザーを採用したモデルが多く、大人の男性や革靴好きな方に人気。

アメリカ製にはない良さがあるので、好みに合わせて選びましょう。

※イギリス製の定番モデル:M576、M1500など

アジア製(made in Asia)

アジア製は主に中国やベトナムで作られることが多いです。

ハンドメイドが基本のアメリカ・イギリスと違い、工場による大量生産を基本としているため、最大の特徴は価格の安さになります。

ただ、安いからと言って履き心地が悪いとか、見た目がダサいなんてことはありません。アジア=低品質というステレオタイプなイメージをお持ちの方もいると思いますが、アジアの技術力は年々向上しています。

そのため、製造国にこだわりのない方や、アメリカやイギリス製のものと履き比べたりして違いを感じない方は、アジア製の安いニューバランスを購入するのが賢い選択と言えるでしょう。

※アジア製の定番モデル:MRL996(ニューバランスで人気の高い996は「M996」がアメリカ製で、「MRL996」はアジア製です。)

ここがややこしいポイントなのですが、ニューバランスは同じモデル(型番)でも、生産国が違うこともあります。これは先述した型番の前にあるアルファベットの違いで見分けることが可能なので、購入時の参考にしてください。

②:ニューバランスのモデル一覧(それぞれの特徴と違い)

ニューバランスは種類がたくさんあって、どれが良いのか分かりづらいですよね。

そんな方に向けて、ニューバランスのスニーカーの中でも代表的なモデルを一覧にまとめました。

これを知っておけば、細かい品番を覚えていなくてもなんとなくどんなスニーカーなのか分かるようになります。

ニューバランスを選ぶ際の基礎知識として備えておきたいことになるので、ぜひこのまま読み進めてみてください。

定番モデル

500番台

オフロード用に開発されたモデルで、砂利道や悪路でも安定して走れるような機能性が特徴。

ニューバランスの歴史的傑作である576を筆頭に、数々の名作モデルがリリースされているのが500番台です。

代表的なモデル:576、574

900番台

オンロード用に開発されたモデルで、ニューバランスを代表する一番人気のシリーズ。

モデルチェンジが頻繁に行われるので、最新テクノロジーが搭載されることが多いのが特徴です。

代表的なモデル:996、初代990〜990v5

1000番台

990番台がニューバランスの中核モデルなのに対して、こちらはラグジュアリーなモデルが揃うプレステージライン。

より最新の技術や機能が搭載されているのが特徴で、各国のセレブやエリート層に愛されています。

代表的なモデル:1500、1300

2000番台

1000番台の流れをくむ21世紀のフラッグシップモデルで、ニューバランスでもっとも最新の技術や機能が搭載されている。

機能性に加えてデザイン面も常にアップデートされ続けている今注目のモデルです。

代表的なモデル:2000、2001、2002、2040

300番台
ニューバランス320
出典:ニューバランス公式ホームページ

ランニングやウォーキングのエントリーモデルで、他のモデルよりも安いのが特徴。

とりあえずニューバランスが欲しい方は選んでも良いですが、あくまでランニングやウォーキングのためのモデルになるため、メンズファッションにはあまりオススメできません。

代表的なモデル:340、390、

400番台
ニューバランス420
出典:ニューバランス公式ホームページ

ランニング用のモデルで、全体的に細身でスタイリッシュなデザインが特徴。

こちらも300番台と同じ理由で、メンズファッションやオシャレには不向きです。

代表的なモデル:420、496

600番台
ニューバランス670
出典:ニューバランス公式ホームページ

1980年代から販売されている、歴史の古いモデル。

あまり市場に出回っていませんが、だからこそ個性が光るようなモデルでもあります。

代表的なモデル:600、670

700番台
ニューバランス730
出典:ニューバランス公式ホームページ

主にイギリスで販売されていたモデルで、日本ではあまり見ないマイナーモデル。

長らく復刻されていなかったので700番台の存在を知らない人も多いですが、近年に復刻モデルが販売されたので、こだわりをお持ちの方や他人と差を付けたい人におすすめです。

代表的なモデル:770

安いモデル

ニューバランスには「安いモデル」と、それ以外の「高いモデル」があります。

  • 安いモデル=アジア製(中国やベトナム)
  • 高いモデル=アメリカ製、イギリス製

基本的にはアジア製=安いと覚えておけばOKですが、一応アメリカ製とイギリス製にも安いモデルは存在します。

どれもウォーキングやランニング目的のモデルであることが多いので、オシャレとして取り入れるのにはあまりオススメができませんが、とにかく安くニューバランスを手に入れたい方は参考にしてみてください。

5,000円〜10,000円前後のモデル:220、311、368、410、501、515、880

Nロゴが無いモデル

ニューバランスのアイコンになっているシューズサイドに配された「Nロゴ」。

実はこのNロゴが無いモデルも存在します。本来あるはずのものが無いことで生まれる違和感が逆に新鮮だったりするので一部の人には人気です。

574 Un-N-Ding
出典:FASHION PRESS

2021年に販売された限定モデル。

クラシックなモデルである「574」からNロゴをなくすことで、本来持つシルエットそのものの美しさが際立つような一足になっています。

TDS 574
出典:FASHION SNAP

1980年代に誕生し、ニューバランスで最もポピュラーなアイコンモデルである「574」を再解釈した特別モデル。

574のクラシックなデザインはそのままにサイドの「Nロゴ」を無くし、シャークソールを採用した現代的なルックスに仕上げた一足になっています。

ML850
出典:GP

1996年に発売された「850」は、「Nロゴ」をなくした斬新なモデルとして当時話題を呼んだランニングシューズです。

その「850」のライフスタイルモデルとして2019年に復刻したのが「ML850」。

衝撃吸収材のアブゾーブ(ABZORB)や、 高いクッション性を誇るシーキャップ(C-CAP)を搭載しており、ボリュームのあるシルエットが特徴の一足です。

Nロゴが小さいモデル

ニューバランスのスニーカーと言えば、サイドに大きな「Nロゴ」が入ったデザインが定番。

実はそんなNロゴが小さいモデルも存在しており、ファッションに詳しい人以外は知らないことがほとんどです。

高額モデルも多いので、マニアの証とも言えるモデルでしょう。

M1500
出典:CREATORS

小さなNロゴが初めて採用されたモデルがM1500です。

1989年の発売当時は、初めての小さなNロゴモデルということでスニーカーファンの間で大きな話題となり、どのショップでも在庫切れが続くレベルの人気っぷりでした。

M992
出典:SNEAKm

Nロゴの小さいモデルとして次に有名なのがこちらのM992。

先述のM1500と同じように、発売当初はスニーカー好きを中心に人気を集め在庫がすぐなくなってしまったモデルです。

クラシックなデザインとスポーティなデザインが融合した見た目で、履き心地を追求した厚めのソールが特徴です。

デカロゴモデル

ここまで「Nロゴなし」と「小さいNロゴ」を紹介してきましたが、逆に大きなNロゴ(通称デカロゴ)のモデルも存在します。

ぱっと見でニューバランスと分かるNロゴをさらに大きくしたデザインなので、履くだけで新鮮で印象的なルックスになりますね。

MS327
出典:ニューバランス公式ホームページ

1970年代のニューバランスを代表するランニングシューズから着想を得たレトロなフォルムに、印象的なデカロゴを配したモデル。

ニューバランス公式ストア限定で販売されています。

MS237
出典:ニューバランス公式ホームページ

こちらも先述の327と同じように、1970年代のアーカイブから着想を得たモデル。

レトロなランニングシューズのシルエットはそのままに、サイドにデカロゴを配することで現代風にリファインした一足です。

ローテクモデル

ローテクスニーカーの「ローテク」は、ローテクノロジーという意味で、「ハイテク」の対義語になります。

ローテクスニーカーはブランドが元来持つベーシックなデザインが特徴。アッパーはキャンバス生地、ソールはゴムなど、シンプルな構造になっているものが多いです。

ニューバランスらしさを感じられるレトロ感が魅力で、時代を超えて永く愛されるようなモデルですね。

ML574
出典:ニューバランス公式ホームページ

ニューバランスのローテクスニーカーではおそらく一番人気が高いであろうML574。

丸みを帯びたクラシカルなシルエット、スエードとメッシュの素材、ニューバランスらしさを感じられるベーシックなデザインが特徴。

価格もリーズナブルなので、初めてニューバランスに挑戦する人にもおすすめしやすい一足です。

CRT300

1970年代にテニスシューズを元に誕生した「CT300」の復刻版です。

CT300に軽量テクノロジーであるREVLITE(レブライト)の「R」をプラスして、「CRT300」という名前が付けられています。

クラシカルでシンプルなコートスタイルが特徴で、現在はユニセックスサイズで展開されています。

③:ニューバランスのサイズ感

ニューバランスのスニーカーは履き心地がいいものが多いですが、サイズ選びには注意が必要です。

せっかく買ったのにサイズで失敗するのは本当に悲しい。

こうした失敗を防ぐために、サイズの見方や、僕の体験談、ジャストフィットするコツをまとめました。

これを読めばサイズで失敗することはないので、ぜひ参考にしてみてください。

サイズ早見表

JPN(日本サイズ)US(アメリカ)UK(イギリス)
24.0cm65.5
24.5cm6.56
25.0cm76.5
25.5cm7.57
26.0cm87.5
26.5cm8.58
27.0cm98.5
27.5cm9.59
28.0cm109.5
28.5cm10.510
29.0cm1110.5
30.0cm1211.5

ニューバランスは各国で発売されているため、サイズがいくつか表記されています。

JPN=日本サイズのことなので、単位はcmです。

一方、US=アメリカ、UK=イギリスで用いられる単位はどちらもインチになっています。

モデルによってはJPN表記がなかったりするので、その時はこの表を参考に、インチをcmに換算してサイズを確認しましょう。

注意点として、USとUKは同じインチなのですが、US7.5に対してUK7と、何故かハーフサイズ分ずれがあるので、どちらかの表記しか無い場合は見間違えないように注意しましょう。

ちなみに稀にあるEURはイギリス以外のヨーロッパ諸国で用いられるサイズ表記で、2/3をかけるとcm単位に直せるようになっています。

実際に僕が購入したサイズ

実際に僕が購入したニューバランス576を例に見てみましょう。

ニューバランスのサイズはシュータンの裏側に記載されています。写真のサイズ表記を見てみると、USA7.5、UK7となっているのが分かると思います。

JPN=日本サイズの表記がないのでややこしいですが、先ほどの「サイズ早見表」でcmに換算すると、日本サイズは25.5cmということになります。

僕はニューバランスの原宿店で足のサイズを計測したときは実測25.0cmでしたので、このサイズで購入しました。

スニーカーは足の実測よりも0.5〜1.0cmほど大きいものを選ぶのがベターです。

結果、履き心地はふわふわとしていて足全体を包み込んでくれるような感じで、大きすぎず小さすぎず、ジャストフィットで履くことができました。

購入時点でかなり快適な履き心地でしたが、その後も愛用し続けていまして、さらに馴染んで歩きやすくなっています。

ちなみに僕はコンバースのオールスター(ジャパンメイドモデル)で26.5cm、スタンスミス(サステナブル)で25.5cmを履いていますが、ニューバランスはこの25.5cmがピッタリです。

ニューバランスの履き心地をジャストフィットする方法

ニューバランスを最高の履き心地にする一番オススメの方法は、店舗で実際に試着することです。

そんなの当たり前じゃん!

と思う方がほとんどだと思いますが、やはりこの方法が原点であり正義です。

そして店舗での試着をオススメする理由は他にもあって、ニューバランスの店舗ではサイズ計測〜インソール選びまで、スタッフさんが丁寧にサポートしてくれるからです。

また店舗によっては3Dスキャンによるサイズ計測などもでき、自分の足のサイズをより正確に知ることができます(長さ、横幅、高さなど)。

店舗で試着するときは、以下の流れがオススメです。

  1. サイズ計測
  2. ラスト選び
  3. フィッティング
  4. インソール選び
  5. シューレース(靴紐の結び方)

履き心地にこだわりたい人は、ぜひ実践してみてください。

まとめ

以上、かなり長くなりましたが「ニューバランスのモデル選びで失敗しないための3つのポイント」について解説しました。

あらためて整理しましょう。

  1. ニューバランスの番号とアルファベットの意味を知る
  2. ニューバランスのモデル一覧(それぞれの特徴と違い)
  3. ニューバランスのサイズ感
①ニューバランスの番号とアルファベットの意味を知る

これはニューバランスを理解するための土台となる超基本的な情報です。

先述のとおり、ニューバランスは番号とアルファベットで各モデルをシリーズ分けしています。

シリーズごとに異なる特徴を持っているので、ぜひ自分の好みに合いそうなシリーズを見つけてみてください。

②ニューバランスのモデル一覧(それぞれの特徴と違い)

ここでは「①」の内容を、具体的なモデルを例にご紹介しました。

加えてニューバランスには「Nロゴ」が小さいモデル、大きいモデル、ローテク、ハイテク、コラボモデルなどなど

さまざまなバリエーションが展開されていることがご理解いただけたかと思います。

③ニューバランスのサイズ感

そして最後に紹介したのがサイズ選びのコツです。

いざ購入しようとする際に、必ず気になるのがサイズ感でしょう。

またニューバランスは人気のモデルほど「サイズ欠け」が発生します。

「このサイズを購入して大丈夫かな…?」

こんな悩みを抱えた際は、ぜひここで紹介した内容を参考にしてみてください。

御託は良いから、おすすめのモデルが知りたい!

今回ご紹介した「失敗しない選び方」はぜひ全員に知っておいて欲しい大事なことですが、

とはいえ「さっさとおすすめのモデルを教えて欲しい」

という方も多いはず。笑

そんな方は、本記事の冒頭で紹介した「おすすめの人気モデルランキング」をもう一度見返してください。

基礎知識がある状態でこのランキングを見ると、より深く各モデルの特徴を理解できるはず。

「おすすめされたから、とりあえず買う」

ではなく

「自分自身が納得して買う」

といったプロセスを踏んだ方が、購入した際の喜びや、その後の愛着もひとしお。

ぜひ面倒臭がらず、いろいろ知った上で意中のモデルを見つけていただけたら幸いです。

【差別化におすすめ】ニューバランスのコラボモデル一覧

次に、ニューバランスのコラボモデルを一覧でご紹介します。

ニューバランスはさまざまなブランドとコラボした「コラボモデル」が多彩なことでも知られています。

コラボモデルは通常のラインにはない、アクセントの利いたデザインが魅力的。

また基本的に限定モデルとなるため、その点でも差別化に有効です。

とにかく沢山のコラボをしてきているので、ここでは特に人気コラボや、話題になったコラボを厳選してご紹介します。

順番に見ていきましょう。

リーバイス(Levi’s)

出典:https://snkrdunk.com/

皆さんご存知のジーンズメーカーであるリーバイスからは、2021年発売の「990V3 “Blue”」をご紹介します。

リーバスお得意のデニムを採用したッパーに、オーシャンブルーで染め上げられたスウェード生地が目を引きます。

さらにサイドのNロゴにはワンポイントでリーバイスのタグが縫いつけられており、こだわりの感じられる一足です。

オーラリー(AURALEE)

出典:https://snkrdunk.com/

オシャレなメンズに人気の「オーラリー」も、2021年のコラボとして「BB550」を発売しています。

オーラリーはデザイナーの岩井良太氏が2015年に立ち上げたユニセックスブランドで、シンプルで上品なスタイルが特徴。

アッパーはオーラリーらしさを感じる上質なレザーを使用していますが、染色ではヴィンテージ感を出している個性的な仕上がりになっています。

コムデギャルソン(COMME des GARCONS)

出典:https://snkrdunk.com/

コムデギャルソンからは2021年に発売された「57/40」をご紹介します。

コムデギャルソンはファッションデザイナーの川久保玲が立ち上げたブランドで、「日本三大ファッションブランド」とも呼ばれる超有名ブランドです。

ギャルソンらしさが際立つオールブラックに、防水耐久性、透湿性、防風性を兼ね備えたゴアテックス(GORE-TEX)仕様のスウェードが特徴です。

フランクミュラー(FRANCK MULLER)

出典:https://franckmuller-japan.com/

ニューバランスは、スイスの高級腕時計ブランド「フランクミュラー」ともコラボしています。

2021年に発売された「MS327」は、フランクミュラーの名作である旅の時間を表現したウォッチ「カサブランカ」に着想を得たコラボ。

腕時計に使われている独創的な「ビザン数字」がデザインされた唯一無二のシューズになっています。

キス(KITH)

出典:https://snkrdunk.com/

2021年にキスの創業10周年記念として発売された「RC1300」。

キスはニューヨーク発のスニーカーをメインに取り扱う有名セレクトショップです。

Nロゴに施されたキスのエンボス加工や、左足のトゥ(つま先)にあるペガサスの刺繍が特徴です。

カサブランカ(Casablanca)

出典:https://snkrdunk.com/

カサブランカからは、2021年に発売された「327 “Monogram”」をご紹介。

カサブランカはフランス発祥のファッションブランドで、パリでデザインし、カサブランカで生産をしているブランドです。

見ての通りインパクトのある一足。モノグラムをトゥ(つま先)とヒール(かかと)に採用し、アウトソールにはビビットなグリーンを配色した、個性あふれるコラボです。

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)

出典:https://www.fashionsnap.com/

皆さんお馴染みのセレクトショップ 「ユナイテッドアローズ」からは、ライフスタイルシューズ「327」をご紹介します。

こちらのコラボは、ニューバランス、ユナイテッドアローズに加えて、日本のファッションブランドである「ザ・リラクス」の三社によるトリプルコラボレーション。

モード感がただようスタイリッシュで洗練されたデザインが特徴の一足です。

ビームス(BEAMS)

出典:https://www.instagram.com/p/CfBq3cAodI9/

こちらは日本の有名セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」と、フランス・パリの人気カフェ「PAPERBOY(ペーパーボーイ)」とのトリプルタッグ企画。

コラボも幅が広いのもニューバランスの大きな魅力です。

著名人が愛したモデル

次は番外編。

著名人が愛用したモデルをまとめてご紹介します。

日本のファッションシーンで大人気のニューバランスですが、それは海外でも同じです。

ニューバランスは老若男女を問わず、世界中に多くの愛好家がいるスニーカーブランドです。

ここではその中でもとくに有名な人物をピックアップし、その人物像にも焦点を当ててご紹介します。

著名人はどのモデルを愛用したのでしょうか?世界中でニューバランスが愛される理由を探ってみましょう。

スティーブ・ジョブズ(M991)

まずは誰もが知っているであろうアップル創業者、スティーブ・ジョブズ。

しばしばそのファッションにも注目がいく人物で、イッセイミヤケのタートルネック、リーバイスの501、ニューバランスの991、という着こなしはジョブズのアイコン的なスタイルです。

彼が手がけたアップル製品からも読み取れるその美意識はファッションにも反映されており、そんな彼が理想とした靴がニューバランスの991でした。

ビル・クリントン(M1500)

第42代アメリカ大統領のビル・クリントンが愛用したのがニューバランスのM1500。

当時のアメリカ国内でも大人気を誇っていたモデルですが、その魅力に心を動かされたのは大統領も同じだったようです。

このモデルを愛用していたことがアメリカ経済の立て直しを印象づけ、当選に至ったという逸話もあります。

アンソニー・キーディス(MW927)

レッドホットチリペッパーズのボーカルであるアンソニーが愛用していたのは、なんとニューバランスのウォーキングモデル。

M730は長時間履いても疲れない高いクッション性や、優れた通気性が特徴なので、ライブでも着用されていたようです。

エヴァン・ロンゴリア(L4040)

ニューバランス愛好家はスポーツ界にもたくさんいます。その代表的な人物といえばメジャーリーガーのエヴァン・ロンゴリア。

彼はニューバランスの契約選手であり、「L4040」は40本塁打・40盗塁の意味を込めて「フォーティーフォーティー」の愛称で知られる野球用スパイクです。

ニューバランスのテクノロジーを詰め込んだ超ハイスペックモデルだそうです。

アンディ・ウォーホル(M730)

1960年代に活躍したポップアートの巨匠です。

職業柄ファッションにも並々ならぬこだわりを持っていた彼が選んだシューズは、ニューバランスのM730。

ランニングモデルでありながら上品さも兼ね備えた、ニューバランスの名作の一つです。

ラルフ・ローレン(M1300)

皆さんは「まるで雲の上を歩いているようだ」という言葉をご存知でしょうか。

これは世界的なデザイナーとして知られるラルフ・ローレン氏が、M1300を初めて履いたときに漏らした言葉です。

この言葉はニューバランスを形容する言葉として広く知られることになり、ニューバランスが一流ブランドとしての地位を確立する要因の一つになったとも言われています。

坂本龍一(990シリーズ)

ニューバランスを愛用する著名人はもちろん日本にもいます。なかでも有名なのは、世界的な音楽家であった坂本龍一氏。

坂本龍一氏は、ニューバランスマニアとして知られ、ニューバランスの広告塔を務めたこともある人物です。

ニューバランスの原宿店がオープンした際は、坂本龍一氏がカラーリングを手掛けた「M990v3」が記念モデルとして発売され話題になりました。

ニューバランスはあらゆる分野のエキスパートたちからも愛されるスニーカーブランドです。

ニューバランスのテクノロジー用語集

ここまでご紹介してきた通り、ニューバランスは他のスニーカーブランドにはない最新テクノロジーを研究し続けているブランドです。

それは矯正靴メーカーとしてはじまった歴史がルーツになっており、

「この世で最も足を知っているシューズメーカー」

と評されるほど。

代表的なものとして「アブゾーブ」や「エンキャップ」などが挙げられますが、どれも素人からすると聞き馴染みがなく、なんのこっちゃだと思います。

ここではニューバランスを代表するテクノロジーをピックアップし、用語集としてまとめました。

実際の製品紹介ページでも出会う機会の多い用語たちなので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

アブゾーブ(ABZORB)

アブソーブは、均一に発泡するクッションフォームを採用したクッション素材のことで、主にソールに使用されます。

着地時の衝撃をほぼ100%吸収するうえ、吸収したエネルギーは歩き出すときの推進力へ還元されるといった特徴を持ちます。

ニューバランスのソールの中でもやや重いことが難点ですが、走行安定性は抜群です。

アブゾーブを搭載した主なモデル:M998、M991など

イーブイエー(EVA)

EVA(イーブイエーまたはエヴァとも読む)は、エチレン・ビニール・アセテート樹脂の略で、それぞれを調合して圧縮成形したスポンジ素材のこと。

軽量でクッション性に優れており、ポリウレタン素材の弱点でもある加水分解による劣化にも強いという特徴を持ちます。

EVAを搭載した主なモデル:M670、M1300など

シーキャップ(C-CAP)

シーキャップは、先述したEVA素材を圧縮することでクッション性を大幅に高めたテクノロジー素材。

圧縮により劣化を予防する効果もあるため、長期保管にも向いた素材です。

ニューバランスと日本のライセンス契約のあった月星化成が開発に関わっており、日本主導で編み出したテクノロジーでもあります。

シーキャップを搭載した主なモデル:M576、M996など

エンキャップ(EN-CAP)

エンキャップもまた、先述したEVA素材を使用したテクノロジー素材です。

内側にEVA素材、外側にポリウレタン素材を組み合わせることで、高い衝撃吸収性と安定性を両立しています。

ニューバランスのなかでも最もメジャーな技術で、シーキャップとの違いは、ポリウレタンを使用している点です。

エンキャップを搭載した主なモデル:ML574、M1300など

レブライト(REVLITE)

レブライトは、軽量化に特化したテクノロジーです。

ニューバランス随一の性能を誇るミッドソール素材としても知られ、ただ軽いだけではなく、耐久性や心地よいクッション性においても優れた性能を持ちます。

レブライトを搭載した主なモデル:ランニング、ウォーキングモデルなど

聞き慣れない用語ばかりですが、どれもニューバランスが誇る素晴らしい技術です。

ニューバランスのお手入れのコツ

最後に、お手入れのコツについても学んでおきましょう。

お気に入りのシューズは長く愛用したいもの。

ニューバランスはもともと頑丈な作りになっていますが、ちゃんとお手入れをすることでより良い状態を保てます。

状態が良ければシューズを履かなくなったときに中古で売ることもできます。ニューバランスは中古市場の相場も良いので、今後買い替えたくなったときを見越したお手入れしておくことをオススメします。

実際に僕もこの方法でシューズのケアをしていて、数年前からヘビロテしている990はいまだに健在です。

下記に分かりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてください。

靴を履くときの注意点

靴紐をしめたまま履かないようにしましょう。シューズのかかと部分を踏み潰してしまうなど、シューズの形が崩れてしまう原因になるからです。

できるだけ毎回、靴紐を解いて結び直すように。どうしても面倒だという人は、靴ベラを利用することでシューズへの負荷を減らすのがおすすめです。

お手入れ方法

アッパーが天然皮革・人工皮革・織布かでお手入れ方法が異なります。

アッパーとは、靴の底を除いた上の部分のことです。それぞれ見ていきましょう。

天然皮革アッパー

天然皮革アッパーのシューズは、市販のシュークリーナーを柔らかい布につけて汚れを拭き取ります。その後、シュークリームを全体に塗りよく磨いてください。

スエード素材の場合は、スエード用ブラシでやさしく起毛するように汚れをかき出した後、スエード用クリーナーを使用しましょう。

また天然皮革アッパーは洗濯NGです。激しい色落ち、皮革の硬化などの変質の原因となるので注意しましょう。

人工皮革アッパー

人工皮革アッパーのシューズは、柔らかい布で、ぬるま湯拭きで汚れを落とします。汚れが落ちにくい場合は、市販のシュークリーナーを使用してキレイに拭き取りましょう。

特にトゥ(つま先)は汚れが目立つ部分なので丁寧にお手入れしましょう。

こちらも天然皮革アッパーと同様に、洗濯NGです。激しい色落ち、皮革の硬化などの変質の原因となるので注意しましょう。

織布アッパー

織布アッパーは水洗いが可能です。ただし洗濯機は破損や劣化の原因になるので、なるべく避けましょう。

まずはスニーカー専用洗剤(市販)とぬるま湯で、汚れをきれいに洗い落とします。このとき、漂白剤などの強い洗剤を使うと変色する原因になるので注意してください。

汚れを落としおわったら、洗剤が残らないように、充分にすすぎ洗いをします。洗剤が残っていると変色の原因になりるのでしっかり落としましょう。

洗いおわったら、風通しのよい日陰で自然乾燥させます。直射日光、ドライヤーなどで乾燥すると、変色、変形、縮み、ソール剥離の原因になるので避けてください。

保管の仕方

シューズは保管状態が悪いと劣化が早まります。長く愛用するために気をつけたいことをまとめました。

着用後

着用後のシューズは汚れを落とし陰干しにして、湿気の少ない場所に保管しましょう。汚れは時間が経つほど落ちにくくなるので、少し面倒ですが毎回の着用後に落とすのがベストです。

また直射日光や高温下での放置は劣化の原因になりますので避けましょう。

長期保管する場合

長期保管をする場合は、ソールの剥離や変色に気をつけましょう。まずは前述の方法でしっかりとお手入れをしてから保管します。

ポイントは、温度と湿度が低いところで保管すること。温度や湿度が高いと劣化スピードが促進されてしまうからです。

適度な休息を

シューズは汗を吸いやすいため、毎日同じシューズを履き続けると内部が蒸れて雑菌が繁殖してしまいます。

なるべく複数のシューズを交互に履くようにしましょう。

市販の除湿剤を入れて湿気を取るのもオススメです。

洗い方

ニューバランスのシューズで水洗いをして良いのは、アッパーが織布のシューズのみです。天然皮革・人工皮革のシューズは水洗いNGなので気を付けましょう。

なので、まずはどんな素材が使われているかチェックすることが肝心です。

シューズのタン(ベロ)の裏側にあるタグに型番などが記載されているので、公式サイトなどでその型番を調べれば使用している素材が分かります。

調べて出てきた素材が、水洗いしても問題ない素材(織布)であれば、手洗いしてOKです。

織布アッパーのシューズの洗い方は、先述の「織布アッパー」の項目で詳しく紹介したので参考にしてください。

基本的な流れは、スニーカー専用洗剤とぬるま湯でよごれを落とす→十分にすすぎ洗い→日陰で乾燥です。洗濯機はシューズが傷んだり破損する原因になるので、必ず手洗いにしましょう。

汚れが目立ってきたら手洗いを。やると意外と簡単です。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

ニューバランスのスニーカーの魅力は伝わったでしょうか?

ニューバランスはとにかく沢山の種類があって選ぶのがたいへんですが、他のスニーカーブランドにはない個性があります。

履くだけで簡単にオシャレになれるアイテムなので、ぜひファッションに取り入れてみてください。

また、ニューバランスの履き心地は、かのラルフ・ローレン氏が「まるで雲の上を歩いているかのよう」と評するほど。

実際に試着したときに実感できるレベルですので、ぜひお近くのショップで試着から初めてみてもらえたらと思います。

最高の一足をゲットしてみてください!

長くなりましたが、僕のブログでは今回のニューバランスをはじめ、さまざまなファッション情報を発信しています。

今後も続々と記事をアップしていきますので、乞うご期待ください!

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