【カリスマ性No.1】ニューバランス1300が愛される3つの理由|サイズ感、コーデ、評判などプロが購入レビュー

皆さんはニューバランスの「1300」を知っていますか?
1000番台のデビュー作として登場し、今なお根強い人気を誇るロングセラーモデルです。
定番でありながら、ニューバランス好きにとって特別な存在の1300。
一体どこがどう特別なのか……?
この記事では、1300の魅力を徹底的に解剖します。

こうしたアイテムレビューのブログって「誰がレビューしているのか?」が大事だと思っています。
その道に詳しい人がレビューした方が、当然、正しい評価ができるからです。
手前味噌ではありますが、僕はニューバランスの詳しさには自信があります。
詳しいというより「ニューバランス愛」と言った方が正しいかもしれません。
今回ご紹介する1300をはじめ、これまでに集めたモデルは30足以上。
ニューバランスを知り尽くした僕が「プロの目線」で解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
動画で見たい方はこちら
約19分の動画で、ニューバランスの「1000番台」を比較しています。
今回紹介する1300だけでなく、ほかの1000番台についても知りたい人はぜひ動画をどうぞ。
1300について詳しく知りたい人は、このまま読み進めていただければと思います!
まずは1300の概要をサクッと説明します!
ニューバランス1300とは?

意外とご存じのない方も多いですが、ニューバランスは「○○番台」ごとにシリーズ化されています。
1300の属する「1000番台」は、ラグジュアリーなプレステージライン。
その時代の最新テクノロジーと上質な素材を使ったモデルを輩出するシリーズで、世界中のセレブやエリート層に重宝されています。
1300はその履き心地の良さから、かのラルフローレン氏に「まるで雲の上を歩いているようだ」と評されたことで有名です。
1300の歴史

さっさとアイテムレビューに移りたいところですが、1300は「歴史込み」で語りたくなるモデルです。
なぜなら1300は、ニューバランスの中核をなす「1000番台」の鮮烈なデビュー作だからです。
登場したのは1985年。
驚くべきはその価格で、なんと130ドルもの高値でリリースされました。
これは現在の貨幣価値に置き換えると、約6万円もする代物です。
当時のスニーカーは高くても50ドル以下という相場でしたので、ここからも価格の高さが伝わるかと思います。
これだけの高値がつけられた理由は、当時としては考えられないハイスペックソールにあります。
なにを隠そう1300は、ニューバランスもっとも有名なテクノロジー「ENCAP(エンキャップ)」を初搭載したモデルだったんです。
その機能性の高さが世界中のスニーカーファンを虜にし、1300は瞬く間にレジェンド的な存在に。
誕生から30年以上が経ったいまでも、ニューバランスの「大定番」かつ「カリスマ」としての地位を不動のものにしています。
いかがでしょう?
ニューバランス1300に興味が湧いてきましたか?
前置きはここまでにして、次は具体的な特徴を深掘りしていきます。
私物を使って解説します!
ニューバランス1300が愛される3つの理由
今回ご紹介するのは、ニューバランスの「M1300」というモデル。
1985年の誕生以来、たびたびアップデートが繰り返される1300ですが「M1300」はその最新機にあたります。
2020年の発売当初はスニーカーファンの間で争奪戦になるほどの人気でした。
人気の理由は以下の3つでしょう。
- クラシックなデザイン
- 伝統のカラーリング
- 雲の上を歩くような履き心地
このあと詳しく解説しますが、ひとことで言うと「ニューバランスらしさの詰まったモデル」です。
「M1300」の魅力を、とくとご覧あれ。
①クラシックなデザイン

M1300は、初代1300(オリジナル)のデザインを忠実に再現したモデルです。
ぽってりとしたシルエットに、味のあるステッチ、愛らしいNロゴなど、見事なまでの再現度。
まるでオリジナルのデッドストックのような仕上がりです。

まずはシルエット。
ニューバランスのモデルにはぽってりしたものが多いですが、1300はまさにそれ。
写真からぽってり感が伝わりますでしょうか?
伝統的なニューバランスらしい、愛らしいフォルムをしています。
ちなみに「ぽってり」と聞くと不恰好と思われがちですが、そんなことはありません。
均整のとれた美しいバランスにより、古臭さや野暮ったさを完全に払拭しています。

アッパーのシェイプは丸みを帯びています。
ここもオリジナルと似ています。
メッシュとレザーを組み上げるフロントステッチも、同じくオリジナル似たデザイン。
クラシック感があり、味わい深い表情をしています。

サイドの「Nロゴ」もオリジナルを忠実に再現。
大ぶりで可愛らしいデザインをしています。
また、内側のステッチが丸くカーブしているのが分かりますでしょうか?
これもオリジナル通りのステッチワークです。
こういった細かいディテールまで再現してくることに、ニューバランスの本気を感じます。

ヒールには上から順に、レザー、スウェードレザー、ラバーパーツ、ラバーソールという構成。
どれも素材感がよく、高級感があります。
ラバーパーツには横方向に5本のバーが刻まれています。
オリジナルは8本なので、ここは違いがありますね。

シュータンはホワイトラベルの上に、グレーの刺繍が施されています。
「MADE IN U.S.A」という文字は、1300がアメリカで作られたことの証。
ニューバランスは主に3つの国で作られており、それぞれ異なる特徴を持ちます。

ニューバランスの本国「アメリカ」で作られるモデルは、すべてが職人の手作業です。
クラフトマンシップが息づくスコヘーゲンという工場で、熟練の職人たちが1つ1つのパーツを組み上げているのです。
少量生産のため高額にはなりますが、その分、手の込んだ至高のスニーカーが仕上がります。
M1300は、まさにそれを体現したかのような完成度です。

う〜む、横顔を見てもクラシックです。
最近のニューバランスは「ハイテク」なデザインだったり「ダッド感」のあるシルエットのものが多いです。
一方1300は、真逆の方向性。
クラシックが好きな人、伝統的なニューバランスを味わいたい人にこそ、手に取ってほしいモデルです。
僕自身、最近はハイクモデルばかり履いていますが、こうして執筆をしていると1300の良さを再発見できますね。
履きたいモデルが多すぎて「足」が足りません。笑
②伝統のカラーリング

1300が愛される2つ目の理由は「伝統のカラーリング」です。
ちなみに皆さんはニューバランスと聞いて、何色を思い浮かべますか?
ほとんどの方は「グレー」をイメージするのではないでしょうか。
実はこの1300、「ニューバランスといえばグレー」を印象付けたモデルの一つなんです。

その理由は「スティールブルー」と呼ばれるカラーリングにあります。
「ブルー」と書きましたが、実際はグレーです。
鋼鉄のような凛々しさを感じさせる青みがかったグレーから、この呼び名がつきました。
ニューバランスの「グレー」がすごいのは、こうしたバリエーションの多彩さです。
こちらのスティールブルーのように、一口にグレーと言っても実にさまざまな色味のグレーが存在しているのです。
これこそが「ニューバランスといえばグレー」と呼ばれる理由。
世界から称賛されるほど緻密で繊細な色使いです。

シューレース(靴ひも)にも注目してほしい。
水色になっているのが伝わりますか?
ここもオリジナルと同じ、伝統的なカラーリングです。
アッパーのスティールブルーと見事に調和し、実に味わい深い印象に仕上がっています。
懐かしさや優しさを感じるカラーリングです。
③雲の上を歩くような履き心地

1300が愛される3つ目の理由は「雲の上を歩くような履き心地」です。
冒頭でもお話ししましたが、これは「ラルフローレン」氏が、1300を履いたときに残したコメントです。

履き心地のよさを実現しているのは、ミッドソールに搭載された「ENCAP(エンキャップ)」というテクノロジー素材。
圧縮整形したスポンジ素材「EVA」とポリウレタンをMIXした素材で、スニーカーに高いクッション性をもたらしてくれます。
もちろんこのENCAPも、オリジナルの1300をしっかりと踏襲した機能です。

実際に着用すると、しっかりと衝撃を吸収してくれるのが分かります。
ホールド感もあり、安定感のある歩行ができますね。
また履き口は、柔らかいタオル地のような素材になっています。
着脱がしやすく、足にストレスが掛からないのが良いです。
ただし最新のハイテクモデルに比べると……
ここまで1300の履き心地のよさをお伝えしてきましたが、最新のハイテクモデルたちと比べると、やっぱり劣ります。
これは1300の履き心地が悪いわけではありません。
最新のハイテクモデルたちの履き心地が「良すぎる」というのが適切でしょう。
もともとニューバランスは、偏平足などを治すための矯正用シューズのメーカーとして始まったブランドです。
社名の由来は、履いた人に「新しい(new)バランス(balance)」をもたらすこと。
履き心地のよさを追求し、続々と最新のモデルをリリースしていますので、基本的には新しいモデルの方が履き心地が良いのです。
次は気になるサイズ感について!
ニューバランス1300のサイズ感

ニューバランス1300は、細めのDワイズ(ウィズとも言う)になっています。
ワイズは横幅のことで、ニューバランスのモデルの多くはDワイズを採用しています。
サイズ選びの基本はハーフサイズ〜1サイズアップ。
僕の足のサイズはニューバランス原宿店の実測で「25.0cm」でした。
なので今回は1サイズアップの「26.0cm」を購入。
結果、ちょうど良いフィット感で問題なく履けています。
ネットで購入する人はこの情報を参考にサイズを選んでもらえれば良いと思いますが、理想は店舗でのフィッティング。
足の形って本当に人によってバラバラなので、実際に履いてからサイズを決めるのが一番です。
店舗でスタッフのアドバイスを受けながらサイズを選ぶのがおすすめ。
ニューバランス1300のおすすめコーデ

パンツ:WOOL DENIM WIDE PANTS(RePLAY)
シューズ:1300(ニューバランス)
モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
ニューバランス1300を使った大人のラフコーデ。
1300はカジュアルな印象を持つスニーカーなので、子供っぽくなりすぎないようにするのがポイントです。
今回はアウターはカジュアルなフリースですが、パンツを上質なスラックスライクなものにすることでバランスを取っています。
また色使いを少なくするのもポイント。
コーディネートは色数が増えるほど、カジュアルになり着こなしが難しくなります。
そのためこちらのコーデのように、スニーカーとパンツの色を合わせるなどして、色数を抑えてあげると大人っぽくまとまります。
同時にトレンド感を取り入れるため、パンツはワイドシルエットをチョイス。
ニューバランスのスニーカーはワイドパンツとの相性が抜群なので、ぜひ参考にしてみてください。
次は気になる評判について!
ニューバランス1300の評判・口コミ

ニューバランス1300の世間一般からの評価はどのようになっているでしょうか?
今回は「1000番台」をテーマに、人気投票を実施してみました。
1000番台ならどれが好き?アンケート結果を発表!
NBの1000番台どれが好き?
— まとめ|ユニクロ全部買う (@matome_mlr) July 12, 2022
結果「1300」は得票率29%で、人気ランキングは惜しくも2位に。
映えある1位は、1000番台の2代目にあたる「1400」となりました。
どちらもおすすめのモデルなので、好みで選ぶのが良いでしょう。
クラシックが好きな人は1300で間違いないです。
まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたか?
今回はニューバランスの名作「1300」の魅力を徹底解剖しました。
30年以上前に登場したモデルですが、その人気は衰え知らず。
アップデート版が販売されるたびに直ぐ完売してしまうので、手に入れたい人は事前にスタンバイしておきましょう。
1000番台の初号機というカリスマ性もあり、スニーカーマニア垂涎のモデルですからね。
僕もこの記事を書いていて、あらためてクラシックな味わいに魅了されてしまいました。
実に愛着の湧くモデルだ……!
僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。
明日の更新もお楽しみに!