復刻したニューバランス1700!サイズ感・コーデ・評価・コラボなど徹底解説

こんちには!まとめです。
あなたはニューバランスの1700をご存知ですか?
ニューバランスのプレステージラインである「1000番代」の最高傑作とも呼ばれる、革新的なハイテクモデルです。
今回はそんな「1700」を実際に購入し、その特徴をプロの目線であますことなく解説します。

ちなみに僕は、自社ブランドを複数運営しており、オリジナルスニーカーの制作などもしています。
ニューバランスは合計20モデル以上を所有。
人気モデルはもちろん、限定品やマイナーモデルまで幅広くコレクションしています。
今回はそんな僕が、ニューバランス1700のすべてをこの1記事にまとめました。
生産国による違い、サイズ感、カラー、コーディネート、別注モデルなど、気になる情報も完全網羅でお届けするので、ぜひ最後までお付き合いください。
まずは1700がどういったモデルなのか、サラッと確認しましょう!
目次
ニューバランス1700とは?

ニューバランスの1700は、ラグジュアリーなモデルが集まる「1000番代」の最高傑作とされるハイテクモデルです。
1999年に誕生したこのモデルの最大の特徴は、優れた機能性。
当時の最新テクノロジーを採用し、そこからくるハイテクなデザインも人気の理由です。
もうひとつの特徴は、価格の高さ。
アメリカ製のオリジナルモデルは、なんと39,000円もの値段設定になっています。
ニューバランスの価格はモデルによりピンキリですが、平均すると1〜2万円のモデルが中心。
つまり1700は通常モデルの2倍もする高額モデルなんです。
それでもなお支持され続けているのは、ニューバランスのテクノロジーを集結させることで実現した、素晴らしい履き心地でしょう。
のちほど詳しく説明しますが、実際の履き心地も抜群です。
次は、1700を知るうえで重要な「生産国による違い」について!
ニューバランス1700の生産国による違い

ニューバランスは同じモデルであっても、生産国により価格や特性が異なります。
主要な生産国は以下の3つ。
- アメリカ製
- イギリス製
- アジア製
ニューバランス1700は、この3つの全てにモデルが存在します。
なので、これから購入を考えている方は、生産国ごとの違いをしっかりと把握してから決めるようにしましょう。
それぞれ説明します。
アメリカ製(USA)
ニューバランス1700の主流生産国はアメリカです。
アメリカ製の特徴は、職人のハンドメイドによる生産。
パーツの組み上げから縫製まで、一点一点すべて手作業で行われるため、品質は最高峰。
実際、最新テクノロジーを搭載したモデルのほとんどはアメリカで作られていることが多いです。
1700のほとんどはアメリカ製なので、品質にこだわりたい人は、そのままアメリカ製のモデルを選ぶと良いでしょう。
イギリス製(UK)
1700には一部、イギリス製のモデルも存在します。
こちらもアメリカ製と同様に、職人のハンドメイドにより生産されています。
両者に大きな違いはありませんが、アメリカ製がテクノロジーを重視しているのに対し、イギリス製は高級感を重視する傾向があります。
そのためレザー製のモデルはイギリス製であることが多いです。
アジア製(CM)
ニューバランス1700を知るうえで、必ず押さえておきたいのがアジア製です。
先ほど「1700は高額モデル」とお伝えしましたが、実は、廉価版にあたるアジア製が存在します。
2010年にアメリカの復刻版としてアジア製が誕生し、大きな話題になりました。
アジア製の最大の特徴は、値段の安さ。
アメリカ製のオリジナルモデルが3万円以上するのに対し、アジア製はなんと半額の1.5万円前後で販売されています。
アジア製=品質が悪いんじゃないの?
と思う方も多いと思いますが、アジアの生産技術は年々向上しており、素人目には本家アメリカ製との違いがわからないレベルになっています。
確かに工場による大量生産を行っていて、その分、安価なんですが、だからといって品質が悪いわけではないんです。
実際、今回紹介する1700もアジア製ですが、見た目も履き心地も、クオリティに問題は感じません。
1700を安く手に入れたい人は、ぜひアジア製のモデルをチェックしてみてください。
次は、実物を見ながら1700の特徴をレビューします!
ニューバランス1700を購入レビュー

ここまでニューバランス1700の概要と、生産国ごとの違いをお話ししました。
次はその特徴をレビューしていきます。
今回使うモデルは、アジア製の日本限定モデル「CM1700」。
以下の「5つのポイント」に沿って解説します。
- デザイン
- シルエット
- 素材
- 機能性
- コストパフォーマンス
それでは順番に見ていきましょう。
デザイン

ニューバランス1700は、かなり複雑なデザインながら、上品で大人っぽい印象にまとめ上げられたスニーカーです。
アッパーは、グレーとネイビーの色違いのレザーをベースに、ゴールドの刺繍がアクセントになっています。

ニューバランスの顔であるサイドのNロゴ。
グレーのレザーをゴールドの刺繍で縁取りし、さらにその周りをネイビーの刺繍で縁取りしています。
アジア製モデルとは思えない、かなり手の込んだ作りです。

シュータンもグレーのレザーをベースに、ネイビーとゴールドの刺繍が入っています。
こちらもかなーり手の込んだ作り。
シュータンのロゴは、プリントで済ませているモデルも多いんですが、1700はすべてが刺繍になっています。
「1700」はネイビー、「new balance」はゴールドの糸による刺繍。
シュータンなのであまり見える部分ではないですが、ニューバランスのこだわりが感じられるポイントです。

アッパーの甲部分は、メッシュ素材を採用。
これにより通気性が確保され、スニーカーのなかがムレにくくなっています。
メッシュ素材は、見た目にはスポーティーな印象をもたらす素材です。
しかしこちらの1700は、レザーがベースかつ全体の色味が落ち着いているため、スポーティーになりすぎず、上品な印象を残してくれています。

Nロゴの下部分は、レザーにドット穴があけられています。
通気性を確保すると同時に、デザインがより複雑化しています。
また、そのドット穴レザーの右端には、シルバーのリフレクター素材が張り合わされています。
夜道で光を反射する安全性向上のための素材ですが、上品なアクセントになっています。

ヒール部分もかなり手の込んだ作り。
中央にはシルバーのリフレクターと、それを囲むようにグレーの糸が刺繍されています。
さらに「LIMITED EDITION」のゴールドの刺繍と、「new balance japan」のネイビーの刺繍。
これは日本限定モデルを表しています。

ソール部分は、ミッドソールの中間に、ブルーの「ビジブル」が入っています。
ビジブル(Visible)とは、英語で「目に見える」「可視の」という意味。
このデザインはナイキのエアマックスで有名ですね。
エアバッグをあえて露出することで、デザインのアクセントにしています。
以上、デザインについて解説してきました。
ニューバランス1700のデザインが、いかに複雑かが伝わりましたでしょうか?
たくさんのパーツが張り合わされている上、各パーツごとに素材感と色味が違うので、とにかく表情が多彩。
「グレー」という色一つとっても、アッパーボディのグレー、ステッチのグレー、履き口のグレー、靴紐のグレー、メッシュのグレーなど、すべてが違う素材や色味になっているんです。
これはハイテクスニーカーによく見られる特徴。
さまざまな機能を搭載しているがゆえ、デザイン的にも複雑な表情を作り出すのです。
ここまで複雑なデザインのスニーカーはほかにないので、足元で差別化したい人にはうってつけと言えるでしょう。
複雑で差別化できるデザインでありながら、上品な印象にまとめあげられたモデル。
シルエット

お次はシルエットについて。
正直、シルエットに関しては目立った特徴がないため、あまり言うことがありません。
1700のシルエットはごく平凡でスタンダード。
細身のモデルが多い900番代と、ポテっとしたモデルの多い500番代の、ちょうど中間くらいのシルエットです。
それゆえ、履く人を選ばないシルエットでもあります。
どんなコーディネートにも合わせやすく邪魔をしないので、使い勝手が良いといえるでしょう。
シルエットは至って普通。
素材

素材は、シボ感のあるシンセティックレザーに、甲部分にはメッシュを採用しています。
シンセティックレザーとは合皮のこと。
合皮は基本的に本革に比べると若干チープな印象。使い込んだときの味わいもありません。
ただ1700の場合は、シボ感をつけることでシンセティックレザーのチープ感を軽減しています。
「シボ」とは、漢字で「皺」と書き、表面に細かく寄った不規則なシワ模様のこと。
これにより独特な凸凹ができ、合皮ではあるものの、本革のような表情に寄せています。
合皮だと雨の日もへっちゃら。
機能性

1700の機能性は、ニューバランスの最新テクノロジーが集まる「1000番代」だけあって、かなり優秀。
最大の特徴は、ミッドソール全体に「ABZORB(アブゾーブ)」を初搭載したモデルであること。
ABZORBは、ニューバランスの代表的なテクノロジーのひとつで、着地の衝撃をほぼ100%吸収するクッション素材。
1700以外のモデルにもよく採用される素材ですが、基本的にはかかとなどの一部分にのみ採用されます。
しかし1700は、ABZORBを贅沢にもミッドソール全体に搭載。
これこそが1700が高額モデルになった理由で、人気になった理由でもあります。

アウトソールには1000番代としては初となる「Nデュランス」を搭載。
Nデュランスは、耐摩耗性に優れたラバーコンパウンドを改良した素材。
摩擦によるすり減りに強いので、シューズの寿命を向上してくれる効果があります。

また、ビジブルを採用しているのも1700の大きな特徴の一つでしょう。
デザインのところでも話しましたが、ビジブルは、インソールのエアを表に解放したシステムのことです。
これによりエアバッグの容量が増え、クッション性を向上しています。
機能性がウリの1700。当時の最新テクノロジーが集結されたモデルです。
コストパフォーマンス
これはニューバランスのスニーカー全般に言えてしまうことですが、1700についても、コスパは高いと言ってよいでしょう。
今回紹介した1700は、アジア製の日本限定モデル「CM1700 JAPAN LIMITED NJ」で、価格は「17,600円」。
優れた機能性と唯一無二のデザインを考えると、お買い得の部類だと思います。
耐久性が高いので長持ちしますし、きちんとしたケアさえすれば加水分解やソール交換などの修理もなく、しっかりと寿命を伸ばすことができます。
長く使えるという点でも、コスパが良くなってきますね。
ちなみに1700の支流であるアメリカ製は、3万円以上と高額になってきます。
特別なこだわりがなければ、1.5万円前後で買えるアジア製がおすすめ。
品質はまったく問題ないですよ。
以上、1700の特徴を5つのポイントに分けて解説しました。
ニューバランス1700のサイズ感・履き心地

テクノロジー自慢の1700だけあって、文句なしの履き心地です。
ただ、事前の期待が高すぎたこともあり、想像していたよりはクッション性を感じません。
ほかのニューバランスと比べてズバ抜けているかというと、僕個人としては感じることができず、よくある良いニューバランスの履き心地、といった感想です。
サイズ感も至って普通。普段通りのサイズで購入してみてください。
ぜひ参考にしてみてください。
サイズ表
JPN(日本サイズ) | US(アメリカ) | UK(イギリス) |
24.0cm | 6 | 5.5 |
24.5cm | 6.5 | 6 |
25.0cm | 7 | 6.5 |
25.5cm | 7.5 | 7 |
26.0cm | 8 | 7.5 |
26.5cm | 8.5 | 8 |
27.0cm | 9 | 8.5 |
27.5cm | 9.5 | 9 |
28.0cm | 10 | 9.5 |
28.5cm | 10.5 | 10 |
29.0cm | 11 | 10.5 |
30.0cm | 12 | 11.5 |
ニューバランスは世界各国で発売されているため、各国のサイズが表記されています。
JPN=日本サイズのことなので、単位はcmです。
一方、US=アメリカ、UK=イギリスで用いられる単位はどちらもインチになっています。
1700は、アメリカ製、イギリス製、アジア製(ベトナム製)が存在するので、モデルによってはJPN(日本サイズ)の表記がない場合があります。
そのときはこの表を参考に、インチをcmに換算すればOKです。
ただし注意点として、USとUKは同じインチなのですが、US7.5に対してUK7と、なぜかハーフサイズ分ずれがあリマス。
どちらかの表記しか無い場合は、見間違えないように注意しましょう。
ちなみに稀にあるEURはイギリス以外のヨーロッパ諸国で用いられるサイズ表記。
2/3をかけるとcm単位に直せるようになっています。
サイズ選びに失敗しないためにも、ぜひ覚えておいてください。
ニューバランス1700のおすすめカラー

ニューバランスはカラー展開が豊富なので、どれにすれば良いか迷ってしまいますよね。
実際、1700は人気モデルなので、別注コラボなどを含めると、かなり多くのカラーが展開されています。
黒、白、グレー、ネイビー、ベージュなど、どれも悪くないカラーです。
個人的なおすすめは、ずばり「グレー」。
グレーはニューバランスのキーカラーで、同社がもっとも得意とする色でもあります。
一口にグレーといっても、パーツごとに色味や素材感の違うグレーが散りばめられています。
これにより全体の表情が豊かになり、オシャレな印象がアップ。
どんなコーデにも合わせやすいので、色選びで迷ったときはグレーを選んでおけば間違いないでしょう。
ニューバランスのグレーの色使いの多彩さは、世界一と言えるレベルです。
ニューバランス1700のメンズおすすめコーディネート

パンツ:フレアジーンズ(ユニクロ)
スニーカー:NB1700(ニューバランス)
モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)
NB1700を使った、シンプルなコーデ。
黒・白・グレーの3色を使った真似しやすいコーデです。
無彩色は、色味を持たない色なので、どんな色とも相性がよく合わせやすいのが特徴。
メンズファッションのベースとなる。もっとも重要な色です。
配色をこの3色にすると、カジュアルな印象を与えるスニーカーなどのアイテムであっても、大人っぽくまとまります。
またこちらのコーデは、トップスを上品なニットかつタートルネックに。
カットソーのネックにはクルーネックやVネックなどいくつか種類がありますが、そのなかでも一番フォーマルで大人見えするのがタートルネックです。
このように、カジュアルなスニーカーでコーデを組むときは、色数をおさえたり、無彩色を選んだり、タートルネックなどフォーマルなデザインのアイテムを合わせてあげるのがオススメです。
ぜひ参考にしてみてください!
ニューバランス1700の別注・コラボ一覧
ニューバランス1700は、さまざまなブランドとの別注・コラボモデルを発売しています。
人気モデルの証ですね。
ここでは、これまでに販売されたものから最新のものまで、注目度の高いコラボを厳選して紹介します。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
順番にご紹介します!
ユナイテッドアローズ

まずはセレクトショップ最大手「ユナイテッドアローズ」との別注コラボモデル。
安定性とクッション性に優れたアメリカ製1700と同一のソールを使用しながらも、アジア製として低価格を実現しています。
最大の特徴は、アッパーに採用された風合い豊かなピッグスキンスエード。
メッシュ素材と共にライトグレーに彩られ、アローズらしい上品でクリーンな印象の一足に仕上げられています。
ビューティアンドユース

次はユナイテッドアローズの系列ブランド「ビューティアンドユース」との別注コラボ。
アッパーは落ち着きのあるネイビーのスエードレザーとナイロンメッシュの組み合わせ。
シュータンとヒール部分は、高級感のあるタンレザーを採用。
2種類のレザーを見事に調和させた、ビューティアンドユースらしい洗練された一足になっています。
ブリーフィング

お次は、ニューバランス×ビューティアンドユース×ブリーフィングの3社コラボモデル。
ブリーフィング(BRIEFING)は「耐久性のある機能美」がテーマの日本のラゲッジブランドです。
アッパーには、ブリーフィングの得意素材であるコーデュラナイロンやウェビングを採用。
落ち着きのあるカーキがかったグレーの絶妙なカラーリングは、ビューティアンドユースらしい洗練された印象の配色。
3社の強みをミックスさせた、コラボモデルらしい一足になっています。
ビームスボーイ

お次は、ビームスの系列レーベル「ビームスボーイ」との別注コラボ。
ビームスボーイは「ボーイ」という名前がついていますが、レディース専門のレーベルです。
なのでこちらのモデルはレディースになりますが、僕が持っているモデルと同様に、日本限定のスペシャルカラーになっているので紹介させていただきました。
グレーのアッパーに、ネイビーの切り返し、そしてゴールドの刺繍が、絶妙なバランスで配されています。
ニューバランスはカップルや家族でお揃いコーデも人気。
KITH(キス)

次に紹介するのは、ニューヨーク発のスニーカーメインのセレクトショップ「KITH(キス)」とのコラボモデル。
KITHの創業者「ロニー・ファイグ」は、世界中のスニーカートレンドにも影響を与える、カリスマフットウェアデザイナーとして有名。
そのロニー・ファイグのデザインセンスが溢れ出ているこちらのモデルは、ブルー・パープル・ピンク・マスタード・ブラックなどを巧みに配置した、超個性的な一足。
コレクター精神をくすぐるような、唯一無二の1700です。
以上、1700の別注・コラボを一覧で紹介しました。
ニューバランス1700の口コミ評価

種類豊富なニューバランス。
いったいどのモデルを選べば良いの?と悩みますよね。
というわけで今回は、ニューバランスの「1000番代」に焦点を当てて、僕のTwitterを使って人気投票を行ってみました。
僕のTwitterでのアンケート評価
1000番代のうち、4つのモデルで人気投票をおこないました。
結果、1700を「好き」と答えた人は10%。4モデルのなかでは最下位でした。
1400がかなり人気なので、そこに投票を吸われた部分もありますが、人気度はそこまで高くないようです。
人気度が低い=モノが悪い、というわけではないと思っているので、あくまで参考としてお考えいただくのが良いと思います。
また、回答者は僕のフォロワーさんが中心なので、多少の偏りもあるかと思います。
NBの1000番台どれが好き?
— まとめ👀|メンズファッション情報 (@matome_mlr) July 12, 2022
まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたか?
冒頭でもお話ししたとおり、ニューバランスの1700は、最新テクノロジーが集結された革命的なモデル。
ラグジュアリーモデルが揃う「1000番代」の最高傑作とも呼べるモデルです。
アメリカ製が主流ですが高額なので、予算を抑えたい場合は、アジア製がおすすめ。
カラーは好みやコーディネートで選んでOKですが、迷ったときはグレー一択でしょう。
無難かつオシャレに見せることのできるおすすめカラーです。
この記事を読んで気になった方は、ぜひ早めにチェックしてみてください。
僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。
次回の更新をお楽しみに!