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【伝説の初代】ニューバランス990v1を購入レビュー!サイズ感、コーデなど徹底解説

こんにちは!まとめです。

当ブログの人気連載、ニューバランス解説シリーズ。

今回はファッショニスタから絶大な支持を受ける「990シリーズ」の初代モデルである「990v1」について解説します。

「カッコ良い?歩きやすい?」

「サイズ感やコーデはどうすればいい?」

「ほかの990シリーズと何が違うの?」

こんなことでお悩みの方も多いはず。

ニューバランスはモデル数が多いことに加え、モデル名が番号になっているので、違いを見分けるのが難しいですよね。

NB

そんな悩みを解決するために、ニューバランスコレクターである僕が「990v1」の特徴を、プロの目線で解説します。

実際の私物を使い、本音でレビューするので、ぜひ参考にしてみてください。

動画で見たい方はこちら

約30分の動画で「990v1」を含む、ニューバランス990シリーズの全6モデルを比較しています。

各モデルとの違いを見ながら990v1について知りたい方は、ぜひ動画をご覧ください。

990v1を深掘りして知りたい方は、このままブログを読み進めていただければと思います。

まずは990v1の概要をサクッと紹介します!

ニューバランス990v1とは?

990シリーズは「1000点中、990点の性能である」というテーマで展開される、ニューバランス肝入りの人気シリーズです。

あえて10点の余地を残したのは「進化し続ける」という意味を表すため。

実際に、990v1→v2→v3→v4→v5→v6と、新しいモデルがリリースされています。

その初代にあたるのが、1982年に登場した990v1。

当時のランニングシーンに大きな衝撃を与えた伝説的なモデルです。

最大の特徴は、優れたクッション性・耐久性・安定性。

最先端のテクノロジーによる歩きやすさが話題を呼び、瞬く間にニューバランスの看板モデルとしての地位を獲得しました。

ただしこれは約40年前の話。

残念ながら現在の最新モデルたちと比べると、搭載されているテクノロジーは劣ります。

それなのになぜ、いまだに根強い人気を誇るのか?

その理由は、990シリーズの原点かつ伝説のモデルというエピソードに、大きな付加価値があるからでしょう。

加えて、最新のモデルにはないレトロ感も、人気の理由の一つ。

ファッション好きなら必ず抑えておきたい「990v1」の魅了を、次で深掘りしていきましょう。

ニューバランス990v1の特徴を解説

今回は僕の私物を使い、990v1の特徴をプロの目線で解説します。

見るべきポイントは以下の5つ。

  1. 機能性
  2. デザイン
  3. シルエット
  4. 素材感
  5. コストパフォーマンス

まずは最大の特徴である、機能性から見ていきましょう。

①機能性

990v1の特徴は、クッション性・安定性・耐久性です。

具体的には以下のテクノロジーを搭載しています。

  • ENCAPミッドソール
  • ビブラムアウトソール

ENCAP(エンキャップ)は、EVAと呼ばれる圧縮成型したスポンジ素材にポリウレタンを配合した素材のこと。

高い衝撃吸収力と安定性を両立した、ニューバランスで最もメジャーなテクノロジーです。

これをミッドールに搭載することで、クッション性・安定性を実現。

ミッドソールは靴に直接かかる衝撃を吸収するためのパーツなので、ここに良い素材を使うか否かで、履き心地に大きな差が出ます。

アウトソールには、ビブラムアウトソールを採用。

ビブラムアウトソールは、イタリアのソール専門メーカー「ビブラム社」が製造しているソールで、登山靴やワークブーツなどに用いられます。

もともと登山用のソールとして開発されているため、滑りにくさと耐久性に優れているのが特徴。

デコボコとしたゴム製のアウトソールが、しっかりと地面をグリップしてくれます。

990v1は、この2つのテクノロジーを搭載することで、優れたクッション性・安定性・耐久性を実現しました。

当時のランナーの足元を支えた、画期的なスニーカーです。

②デザイン

990v1のもう一つの特徴は、レトロクラシックなデザイン。

約40年前に発売されたモデルだけあって、良い意味でいなたい雰囲気があります。

最新のモデルとはまた違った表情が魅力的。

アッパーは、メッシュとスウェードレザーの2種類のパーツで構成されています。

最新のモデルはパーツの量がものすごく多いので、そこと比べるとかなりシンプル。

メッシュによるスポーティさと、スウェードレザーによる上品さが、見事に融合したデザインです。

サイドの「Nロゴ」もシンプルな一枚革。

サイズがやや大きめなのでカジュアルな印象です。

また、内側のステッチがわずかにカーブしているのが分かるでしょうか?

細かい部分ですが、これにより可愛らしさとレトロな印象がプラスされています。

ソールのデザインもかなりシンプル。

最新モデルのソールは、素材の切り替えや彫りがあったりと、複雑なデザインが多いです。

一方こちらは素材の切り替えがほぼなく、彫りも無いためのっぺり。

ここもまたレトロな味わいを際立たせるデザインになっています。

Nロゴの隣には「Version1」と刺繍された赤タグが付いています。

初代であることを印象付ける、好きな人にはたまらないディテール。

赤色でそこそこ目立つため、デザイン的にも良いアクセントになっています。

シュータンは、メッシュ素材の上に白×赤のタグが付いています。

NBロゴの下にあるのは「MADE IN U.S.A.」の文字。

裏側にも「MADE IN U.S.A.」の文字。

これはアメリカで製造したことを表しています。

ニューバランスにはいくつかの生産国があり、それぞれに特徴があります。

アメリカ製はニューバランスの本国ということもあり、もっとも手の込んだ作りが特徴。

なんと全てのモデルを職人のハンドメイドで製造しています。

実際にこのタグも、プリントではなく職人の手作業による刺繍でできています。

あまり見えない部分ですが、こうした細かいディテールにもニューバランスのこだわりが詰まっています。

ヒールもかなりシンプル。

唯一のデザインは、ヒールのトップに刺繍された「new balance」の文字。

こちらも職人の手作業による手の込んだディテールです。

③シルエット

シルエットは、990シリーズのなかで最もぽってりとしています。

トゥ部分は丸みを帯びており、やや甲高。

デザインもシンプルでのっぺりとしているので、ぽってり感が際立ちます。

サイドのくびれも弱め。

くびれがあると足が細く長く見えるものですが、こちらはその反対ですね。

ニューバランスのスニーカーは、伝統的なモデルほどぽってりとしたシルエットが一般的。

990v1もまさしくそうで、レトロクラシックな可愛らしさを感じます。

④素材感

先述のとおり990v1は、メッシュとスウェードレザーの2つの素材で構成されています。

メッシュは、縦横に編まれたベーシックな編み地で、レトロスポーティーな印象。

メッシュは編み地により与える印象が異なります。

例えば990シリーズは、今回のv1以降、メッシュの編み地がナナメになっておりスタイリッシュです。

一方こちらはナナメではなく縦横に編まれているため、スタイリッシュさは感じません。

スウェードレザーは、サンドペーパーやヤスリで短く起毛させたレザーのこと。

柔らかな肌ざわりと微光沢が特徴です。

実際に触ってみると、スウェードらしいしっとり感があり、上質な肌ざわりです。

見た目にもツヤがあり高級感があります。

ニューバランスの看板であり高級シリーズでもある「990シリーズ」だけあって、文句のない素材感です。

⑤コストパフォーマンス

990v1は、カラーや派生モデルにより価格が異なりますが、ざっくり平均すると35,000円ほど。

高級なアメリカ製だけあって、しっかりとしたお値段です。

近年はアジア製からもクオリティの高いモデルが登場しているため、単純なコスパでいうと正直、物足りなさがあります。

とはいえ、初代モデルらしいレトロクラシックなデザインは唯一無二。

990v1に愛着を持てる人であれば、コスパは十分に見合うと言えるでしょう。

ニューバランスのスニーカーは耐久性が高く、きちんとお手入れすればかなり長く履けるというのも、コスパを図る上で大事なポイント。

ニューバランス990v1のサイズ感・履き心地

990v1はベーシックなサイズ感になっているので、そのままのサイズを選んでOKです。

僕の足のサイズはニューバランス原宿店の最新の実測で25.0cm。

きちんとした機器を使って計測すると思ったよりも足のサイズは小さく出ます。

この実測から0.5〜1.0cmUPして購入するのが一般的です。なので今回は26.0cmを選びました。

結果、キツさを感じないちょうど良いフィット感で履けています。

履き心地は悪くないですが、ニューバランスの最新モデルたちと比べると劣ります。

履き心地を重視する人は、インソールを入れるか、990v1とは別のモデルを選ぶのが無難でしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

ニューバランス990v1のおすすめメンズコーディネート

シャツ:シワにならない白シャツ(RePLAY)
パンツ:WOOL DENIM WIDE PANTS(RePLAY)
シューズ:990v1(ニューバランス)
モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

990v1を使った白とグレーのモノトーンコーデ。

990v1はカジュアル色の強いスニーカーなので、色数を抑えると大人っぽく着こなすことができるのでおすすめです。

またニューバランスは単体でしっかりと主張してくれるアイテムなので、今回はあえてシンプルな白シャツとワイドパンツを合わせています。

下半身をゆとりのあるワイドパンツにすることでAラインシルエットを作り、スタイルをよく見せる工夫も。

次は気になる評判について!

ニューバランス990v1の評判・口コミ

900v1の世間一般からの評価はどのようになっているでしょうか?

僕のTwitterを使って、簡単な認知度調査を行ってみました。

僕のTwitterでのアンケート結果

結果、「知ってる」と答えた人は全体の52%。

990シリーズの初代かつ名作モデルということを考えると、ちょっと物足りない数字です。

ニューバランスはモデル数が多いし、ナンバリングシステムのせいで何が何だか分からないという人も多いため、仕方ない面もありますね。

逆に捉えれば、人と被ることの少ないモデルなので、差別化にはうってつけ。

知る人ぞ知る「ツウ」なモデルと言えるでしょう。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

今回は、ニューバランスで人気の990シリーズから「990v1」をご紹介しました。

最大の特徴は、初代らしいレトロクラシック感のある見た目。

機能性では最新モデルに劣りますが、一時代を築いた「伝説のモデル」という存在感は唯一無二です。

多くのファッションアディクトたちが最新モデルに浮気するなか、ここであえて「990v1」というチョイスは、大いにアリだと思います。

気になる人はぜひチェックしてみてください。

僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。

明日の更新もお楽しみに!

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