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【名作】ニューバランス996を購入レビュー!他モデルとの違い、サイズ感、コーデ、評判などプロが解説

こんにちは!ニューバランスコレクターの「まとめ」です。

僕のブログで好評連載中のニューバランス解説シリーズ。

今回はニューバランスで人気の990番台から、もっともクラシック感のある「996」を解説します。

昔ながらのニューバランスらしさのある996は、個人的にも好きなモデル。

「アメリカ製とアジア製の違いは?」

「996以外のモデルと比べてどんな特徴があるの?」

「サイズ感や履き心地は?」

「洗い方などのお手入れ方法は?」

「人気色やコーデも知りたい!」

こんな悩みにもお答えしていきますので、996が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。

NB
私物コレクションの一部

ちなみに僕はニューバランス好きが高じて、これまでに集めたモデルは30足以上。

人気モデルからマイナーモデルまで全てコンプリートしています。

今回紹介するニューバランス996の私物
かなり履き込んでいてすみません。笑

996は色違いで2足を所持しています。

たくさんのモデルを見てきたからこそ分かるプロの目線で解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。

まずは996の概要をサクッとお話しします!

ニューバランス996とは?

NB主なモデル

ニューバランスは「◯◯番台」ごとにシリーズ化されています。

900番台にあたる996は、オンロード用に開発されたモデル。

オンロードとはコンクリートなどの舗装された道のことで、悪路に特化したオフロードモデルとは異なり、主にオシャレ用途として履かれるモデルになります。

900番台はブランドの人気を押し上げる顔的モデルが揃うシリーズなので、ニューバランス好きやファッション好きからの人気も絶大です。

そんな900番台のなかでも、とくに人気が高いモデルが「996」です。

なぜそんなに人気なのかというと……。

ニューバランス996の歴史

人気の理由は、No.1クラシックな見た目。

1988年に登場したこのモデルは、900番台のクラシックな流れ→ハイテクな流れのちょうど境界期に誕生しています。

そのためクラシック感をしっかり踏襲しつつも、垢抜けたスマートさがあるのも魅力。

まさに「良いとこどり」をしたようなモデルで、見た目もシンプルで履きやすいので、とにかく人気が高い。

老若男女に愛される、ニューバランスを代表する名作の一つというわけです。

そんな996ですが、実は「3つの種類」が存在します。

ニューバランス996は3種類ある

NB生産国ごとの特徴

996には、以下の3つの種類が存在します。

  1. アメリカ製(M996)
  2. アジア製(CM996)
  3. レディース(WL996)

ニューバランスは同じモデルであっても、生産国ごとに違った特徴を持ちます。

見分け方は、モデル名の先頭についているアルファベット。

M996はアメリカ製、CM996はアジア製になります。

また、WL996というレディース専用に作られたモデルも存在します。

以下、それぞれの違いを簡単に説明します。

①アメリカ製(M996)

ニューバランスの本場、アメリカで生産されたモデルです。

いわゆる「made in USA」ですね。

アメリカ製は、すべて職人のハンドメイドで作られているのが特徴。

少量生産で高額になりますが、その分、完成度の高さはピカイチです。

made in USAの996は、1988年に登場した初代996を忠実に再現しています。

ENCAPとC-CAPというテクノロジーを組み合わせたソールを採用し、高いクッション性を実現。

アッパーのレザーやメッシュも、ほかの996モデルに比べて上質なものを使用しています。

定価は25,000円〜。

アジア製に比べて高額ですが、高級感があり、しかも長持するのでコスパは見合うと思います。

僕も奮発してアメリカ製を購入しましたが、いくら履き込んでも壊れないため、アメリカ製を選んで良かったと思っています。

②アジア製(CM996)

出典 : https://x.gd/Jf6Ho

アジア製は、主にベトナムなどの工場で作られるモデルです。

機械による大量生産のため、アメリカ製に比べて価格が安いのが特徴。

「アジア製」「安い」と聞くと、品質は大丈夫なの?

といった不安がよぎると思いますが、品質はかなり良いです。

なぜなら近年のアジアの物作りは、先進国に負けないレベルで向上しているから。

なので僕がいま996を買うとしたら、アジア製から先に見ます。

アメリカ製との違いは、アッパーのレザーやメッシュが、やや安いものを採用している点。

とはいえ実物はチープ感がないので、正直そこまで気になりません。

また、アメリカ製はENCAPとC-CAPを搭載していますが、こちらはC-CAPのみ。

この点に関しても、実際の履き心地は正直そこまで変わりません。

定価は13,800円〜。

アメリカ製より1万円くらい安いですね。

結論、アジア製の996は、安いけどアメリカ製に匹敵するくらいクオリティは高いです。

細部までこだわる人にはアメリカ製をおすすめしますが、そうでない人はリーズナブルなアジア製で十分、事足りると思います。

③レディース(WL996)

出典 : https://shop.newbalance.jp/shop/g/gWL996GC2

ここまでアメリカ製・アジア製を紹介してきましたが、996にはレディース専用モデルが存在します。

女性の足型に合うよう、シルエットがシェイプアップされているのが特徴。

フィット性の向上はもちろん、シルエットが細くなることで見た目に女性らしさが出ています。

また、他のモデルにはないカラーバリエーションも特徴の一つ。

女性らしい鮮やかなピンクや、爽やかな白とネイビーのツートーンカラーなどを展開しています。

価格は9,300円〜。

かなりお買い得です。

アメリカ製・アジア製はそれぞれユニセックスで履けるので「996らしさ」を重視する人は、そちらがおすすめ。

それよりも「女性らしさ」や「安さ」を重視する人は、こちらのレディースモデルがおすすめです。


以上、996の3つの種類を紹介しました。

ぱっと見は似ていますが、それぞれに違った特徴があることが分かったと思います。

ぜひ好みやご予算に合わせて、自分にあうモデルを選んでみてください。

それでは本題!996の特徴を解説します!

ニューバランス996を徹底解説!

それでは、僕のお気に入りの私物「M996CRC」を使って、その特徴を解説します。

M996CRCは、アメリカ製のベージュカラーのモデル。

数ある996のモデルのなかでも、かなり人気の高いモデルです。

分かりやすく「5つのポイント」に分けて見ていきましょう。

  1. デザイン
  2. シルエット
  3. 素材
  4. 機能性
  5. コストパフォーマンス

まずは最大の特徴、デザインから!

①デザイン

996の最大の魅力は、900番台でNo.1のクラシックな見た目です。

アッパーは、メッシュとスウェードレザーを組み合わせたシンプルな作り。

シンプルがゆえ、近年のハイテクモデルにはないレトロ感があります。

サイドの「Nロゴ」は、白のレザーにグレーのレザーが縫い付けられています。

ステッチが少しカーブしており、ほんのり丸みがありレトロで可愛らしい。

Nロゴのサイズは大きめなので、カジュアルな印象も強調。

昔ながらのニューバランスを彷彿とさせる、アイコニックなNロゴです。

サイドとかかとの切り替え部分には、白いレザーパーツが斜めに走っています。

これがアクセントとしてかなり効いており、スマートな印象をプラス。

996のようなクラシックなスニーカーは、行きすぎると野暮ったくも見えがちなもの。

しかしこのレザーパーツがあることで、野暮ったさは一切感じません。

ヒールカウンターは、シルバーのレザーに、シルバーの糸を使った「NB」が刺繍されています。

どちらも光沢があり、高級感があります。

オールハンドメイドのUSA製らしい、手の込んだディテールです。

シュータンは、アッパーと同じしなやかなメッシュの上に、白いタグが縫い付けられています。

見づらいですが、上から順に「NB」「MADE IN U.S.A.」「996」の文字がプリントされています。

カラーを同色にまとめることで、あえて主張を少なくしたデザインです。

同色にすることでごちゃつかず、大人っぽい印象にバランスを取ってます。

②シルエット

996は「SL-1」という細身のラストを採用したモデルなので、シルエットは比較的すっきりとしています。

デザインのレトロ感と、シルエットのスマート感がうまく調和した、バランスの良いシルエット。

良い意味で主張のないシルエットでもあるため、老若男女、誰が履いてもサマになりやすいのが良いです。

オシャレは足元からという言葉がありますが、これはまさにそう。

人の目線は首、手首、足首といった先端部分に集まる習性があるので、足首に位置するシューズは全体の印象を左右する非常に重要なアイテムです。

その点、996は万人向けの癖のないシルエットなので、ファッション初心者でも取り入れやすいのがポイント。

良い意味で無難な印象を作りたい人にはぴったりのモデルです。

誰が履いても違和感なく馴染んでくれます。

③素材

996は素材感も良いです。

アッパーのメッシュは、鈍いツヤがあり、高級感があります。

メッシュは素材によってはスポーツ感が出ますが、こちらはスポーツ感はほぼありません。

肌ざわりもしっとりと柔らかく、見た目にも表情があり、文句のない素材感の良さ。

アッパーの大部分を構成しているのは、スウェードレザー。

スウェードは本革をサンドペーパーなどでなめした素材で、微光沢と起毛感が出るのが特徴です。

アメリカ製の996はとくに上質なスウェードを使用しているため、しっかりとした艶があり、高級感があります。

肌ざわりも指に吸い付くようで、しっとりと滑らか。

そのほか、Nロゴのレザーの切り替えや、シューレースなど、異素材のコンビネーションが楽しめるのがニューバランスのスニーカーの大きな特徴。

それでいて同系統のカラーにまとめられているので、複雑だけどまとまりがあります。

素材感も文句なし。

④機能性

996は「ENCAP」と「C-CAP」の2つを搭載しています。

ENCAP(エンキャップ)は、EVAとポリウレタンを配合したテクノロジー素材。

衝撃吸収と安定性を両立した、ニューバランスでもっともメジャーな素材です。

C-CAP(シーキャップ)は、EVAを圧縮することで生まれたテクノロジー素材。

クッション性を大幅UPするとともに、長期保存にも向いたありがたい素材です。

アウトソールは、オンロード向けの900番台だけあって、フラットな作り。

舗装された道路などでの歩きやすさが考慮されています。

実際の履き心地は、下の方で解説しています。

⑤コストパフォーマンス

今回紹介した996の価格は、ざっくり25,000円くらい。

アメリカ製の高額モデルなので値は張りますが、クオリティの高さを考えるとコスパは良いと言えるでしょう。

996ならではのクラシック感とスマート感は、ニューバランスでも唯一無二。

買ったら愛着が湧くモデルだと思うので、きっとお値段以上の満足感が得られるはずです。

次は気になるサイズ感について解説します!

ニューバランス996のサイズ感・履き心地

996は、細身の設計である「SL-1」というラストを採用しているため、最低でもハーフサイズ、人によっては1サイズアップがおすすめです。

僕は170cm 55kgの細身体型で、足のサイズはニューバランス原宿店の最新の実測で「25.0cm」。

僕は1サイズアップの「26.0cm」を購入しましたが、ちょうど良いフィット感で履けています。

履き心地に関しては、正直、ニューバランスの最新モデルたちと比べるとやや劣る。

ニューバランスのテクノロジーはどんどん進化しているので、996のように昔のモデルはどうしても負けてしまいます。

とはいえ、履き心地が悪いわけではありませんし、ほかのブランドのスニーカーと比べると、むしろ履き心地が良いくらい。

少しでも快適に履きたい人は、履き心地をアップするインソールも売られていますので、ぜひニューバランス店頭で試してみてください。

サイズの選び方で迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ニューバランス996の人気色

出典:ニューバランス公式HP

996にはさまざまなカラーが存在します。

ざっと挙げるだけでも、

  • ブラック
  • ホワイト
  • グレー
  • ベージュ
  • ネイビー
  • パープル
  • レッド
  • オレンジ
  • ブルー
  • ピンク

などなど、とてもカラフルなカラー展開です。

なかでも一番の人気色は「グレー」。

ニューバランスのキーカラーです。

ニューバランスのグレーは、パーツごとに色味の違う複数のグレーが使われるため、表情感があるのが特徴。

履くだけでオシャレに見せやすいので、とくに初心者におすすめしたいカラーです。

ちなみに996のグレーは、やや赤みがかっています。

この色味はかなり珍しいので、希少性が高い。

個人的なおすすめカラーはベージュ

個人的なおすすめとしては、今回紹介した「ベージュ」です。

クリームに近いニュアンスカラーで、よりレトロ感があります。

996のレトロ感のあるデザインもあって、全体的に味のある印象。

それでいて癖がなく誰でも履きやすいのがおすすめポイント。

ニューバランスはハイテクモデルも多くそちらも良いですが、996のような、いなたくて小慣れたモデルにはまた違った良さがあります。

同じモデルでもカラー選びで印象はガラッと変わるので、ぜひ自分のお気に入りのカラーを見つけてみてください。

次は996を使ったコーディネートをご紹介。

ニューバランス996のおすすめメンズコーディネート

コート:シングルブレストコート(ユニクロ)
シャツ:シワにならない白シャツ(CTHY)
パンツ:MARBLING WIDE SLACKS(CTHY)
シューズ:NB996(ニューバランス)
モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

ニューバランス996を使った大人のコートコーデ。

今回は高級見えするユニクロのコートに上質なワイドパンツを合わせていますが、ここに革靴を合わせてしまうとフォーマル感が出てキッチリしすぎてしまいます。

そんなときに活躍するのがニューバランスのスニーカー。

フォーマルなコーディネートをちょうど良い具合にカジュアルダウンさせてくれます。

とくにクラシックな顔を持つ996は、大人っぽいコーディネートの”外し”に使いやすい。

まさに大人の抜け感を出すのにぴったりです。

ぜひ参考にしてみてください。

ニューバランス996はダサい?評判を調べてみた

ニューバランス996の口コミや評価はどうなっているでしょうか?

僕のTwitterを使って、簡単なアンケートを行ってみました。

僕のTwitterでのアンケート結果

結果、「持ってる」と答えた人が、46%もいらっしゃいました。

これまでニューバランスの各モデルをアンケートしてきましたが、そのなかでもトップクラスの所持率の高さ。

回答者は僕のフォロワーさんが中心なので多少偏りがあるにせよ、約2人に1人が持っていると考えると、凄まじい人気度です。

「知らない」と答えた人もわずか11%。

認知度も抜群です。

この所持率の高さはそうそう見ない数値。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

今回はニューバランスの名作「996」を解説しました。

老若男女から愛され続けるロングセラーモデルだけあって、素晴らしい完成度。

クラシック・スマートを兼ね備えた、バランスの良い逸品です。

個人的に最近はハイテクモデルばっかり履いてますが、やっぱ996も良いなあ。

と、今回の執筆でしみじみ思いました。笑

気になる人はぜひチェックしてみてください。

僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。

明日の更新もお楽しみに!

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