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新世代モデル「ニューバランスM5740」を購入レビュー!サイズ感、履き心地、コーデ、口コミ評価など徹底解説

「ニューバランスM5740ってなに?」「サイズ感や履き心地は?」「評価はどう?」

ニューバランスって種類がたくさんあるので、どうにも分かりづらいですよね。

僕は、年間洋服1000万円購入&自社ブランド複数展開していて、オリジナルスニーカーの製作なんかもしています。

ニューバランスに関しては、M5740も含めて、人気モデルを30足以上コンプリートするほど熱心です。笑

今回はそんな僕が、2021年に誕生した人気モデル「M5740」について、プロの目線で徹底解説。

サイズ感、履き心地、コーデ、おすすめカラー、世間の評価などなど、気になるギモンを完全網羅でお届けします。

M5740の全てをこの1記事にまとめました。

M5740は「流線的でモダンなダッドスニーカー」

先に結論をいうと、M5740は「流線的でモダンなダッドスニーカー」です。

どのモデルよりもズバ抜けてオシャレ!

といった感じではないですが、良い意味で「普通にオシャレ」です。

推しポイントとしては、M5740は「唯一無二のデザイン」という点。

ニューバランスってどのモデルにも似たモデルが存在するんですが、M5740は似たモデルが存在しないんですよね。

M5740にしかない独自のデザインをしているので

「ニューバランスが好きだけど人と被りたくない」

とか、

「差別化したい」

という人にはうってつけでしょう。

ぱっと見でも「おっ?なんだこのニューバランスは??」となるデザインをしているので、自然と人の目を引くことのできる、履いていて楽しいモデルです。

とはいえ、M5740は、特徴をしっかり理解しておかないとカッコ良い着こなしはできません。

テイストとしてはカジュアル寄りのデザインになるので、そこら辺を理解しておかないと、子供っぽく「ダサい」と思われてしまう可能性があります。

この記事ではそういった点も含めて、しっかりと解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

メリット・デメリット全てレビューします。

ニューバランスM5740とは?

まずはM5740の概要をサラッと見ていきましょう。

M5740は、2021年に誕生したニューバランスの新世代モデル。

トレンドのダッドスニーカーをモダナイズしたような見た目と、15,000円前後という割と手頃な価格設定から、いま人気が急上昇しています。

デザインソースは、ニューバランスのアイコンかつ世界で一番履かれているモデル「574」。

574を現代向けにブラッシュアップし、厚みのあるソールや、ウェーブパーツなどを追加。

これにより、流線的でモダンなフォルムを表現しているのが5740の最大の特徴です。

もう一つの特徴は、ニューバランスの顔でもあるサイドのNロゴ。

レディースに絶大な人気を誇るユニセックスモデル「327」にも使用されている、大きなNロゴ(通称デカロゴ)を採用。

流線的なフォルムと相まって、よりポップでエッヂの利いたデザインに進化されています。

似たモデルがほかに存在しないので、まさに唯一無二のモデル。

一言でいうとすれば「流線的でモダンなダッドスニーカー」といったところでしょう。

これからどんどんトレンド入りしてきそうな、要注目のモデルです。

ニューバランスM5740を購入レビュー

それでは、実際に僕の私物を使ってレビューしていきます。

メリットもデメリットも余すことなく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

スニーカーを評価するときに見るべきポイントは以下の5つです。

  1. デザイン
  2. シルエット
  3. 素材
  4. 機能性(履き心地)
  5. コストパフォーマンス

それぞれ順番に見ていきましょう。

①デザイン

まずはデザインから。

最大の特徴は、ウェーブの掛かった流線的なデザイン。

アッパーとミッドソールの境目を見ていただくと、レザーを波線状にカットしたウェーブパーツが付けられているのが分かりますか?

シューレースの取り付け部分にも、ウェーブパーツが付けられています。

ニューバランスのスニーカーは各パーツを貼り合わせることで作られていますが、どのパーツも丸みを帯びたカッティングがされています。

ミッドソールに配された分厚いクッションにもウェーブが掛けられています。

このように、スニーカー全体で流線的でモダンなフォルムを表現しているのが、M5740の大きな特徴です。

曲線が多いため、女性らしさやレトロ感をほんのり感じるデザイン。

人に与える印象としてはカジュアルです。

M5740のもう一つの特徴は、素材の切り返しの複雑さ。

写真を見ていただくと、メッシュとレザーの間に、さらにもう一枚のレザーが重ねられているのが分かりますか?

細かいディテールにはなりますが、ここがニューバランスの凄いところ。

色味や素材の異なるパーツを何層にもレイヤードさせることで、ほかのスニーカーにはあり得ないような複雑なデザインを完成させているのです。

ヒール部分もみてください。

目に見える部分として、ざっと9つものパーツが使用されています。

あなたはこんなに手の込んだスニーカーをほかにご存知でしょうか?

もしご存知であれば教えていただきたい。それくらいニューバランスのスニーカーは複雑な作り込みがされているのです。

もちろんモデルによってはもっとシンプルなデザインのもの存在します。

ただM5740に関しては、数あるニューバランスのモデルのなかでも、トップクラスに複雑なデザインになっています。

この複雑さが見た目の印象にどのような影響をもたらすのかというと「差別化」です。

当たり前ですがこんなに複雑なデザインのスニーカーを履いている人はそういませんので、M5740は履くだけで差別化ができてしまうんです。

そして、オシャレとは差別化から生まれるもの。

言い換えれば、M5740は履くだけでオシャレに見せやすいスニーカーなのです。

ニューバランスのアイコンであるサイドのNロゴは、大きなNロゴ(通称デカロゴ)を採用。

2枚のレザーを重ね合わせたデザインになっていて、ロゴの末端は別のレザーの下に潜り込むような貼り合わせ方をされています。

ニューバランスのこだわりが感じられる、非常に手の込んだ複雑なデザインです。

シュータンもかなり特徴的。

手触りの良い布地に、薄い色味の赤と青が、タイダイ染めのように染色されています。

差別化の利いたカジュアルなデザインです。

ーーー

というわけで全体の印象をまとめると、曲線的でほんのり女性らしさを感じる、複雑で差別化の利いたカジュアルなデザインとなります。

メンズファッションでは、カジュアルなアイテムは子供っぽい印象を与えてしまうため、取り扱いにやや注意が必要です。

なのでM5740をコーディネートに取り入れるときは、黒のスラックスなどフォーマルなアイテムを同時に取り入れることで、大人っぽさとのバランスをとると初心者のうちは合わせやすいです。

中上級者なら簡単に履きこなせる!

②シルエット

シルエットは、トレンドのダッドスニーカーに近いルックスになっています。

ダッドスニーカーはもはやトレンドを通り越して一般的なファッションスタイルとして定着して来ているので、必ず覚えておきましょう。

ダッドスニーカーとは、DAD(ダッド)=おじさんが休日に履いているようなイメージのスニーカーのこと。

ボリューム感があり横幅が広いといった特徴になります。

ちなみにボリュームのあるスニーカーのことを総じて「チャンキースニーカー」と呼んだりもします。

チャンキーとは「分厚い」や「ぽってり」という意味。

ダッドスニーカーとの明確な違いや境界線はあまりないため、どちらもボリュームのあるスニーカー、とだけ覚えておけば大丈夫です。

話をM5740に戻しましょう。

ここまでM5740はボリュームのあるシルエットとお伝えしてきましたが、見た目の印象としては、ボリュームはありながらも意外とすっきりしています。

これはサイドの「くびれ」がそこそこ強めに入っているからです。

くびれはスニーカー選びでめちゃくちゃ重要なポイントで、くびれが強い(=細い)と、靴がスッキリ見える効果があるんですね。

M5740もくびれがしっかりと入っているので、見た目にはすっきりとした印象に仕上がっています。

まとめると、見た目はすっきりながら、足元にはボリューム感を作ることができるので、ワイドパンツやトレンドのバギーデニムとも相性の良いシルエットといえるでしょう。

シューズのシルエットは「くびれ」が大事と覚えておきましょう。

③素材

素材は、スエードレザーとメッシュのコンビネーション。

スエードレザーは、動物の皮革の裏面をサンドペーパー(ヤスリ)を使って毛羽立てたもののことです。

表面のツルツルとした一般的なスムースレザーとは異なり、上品な光沢感とあたたかみのある雰囲気が特徴。

スエードレザーは毛足が短いものほど光沢が出て高級とされていますが、M5740のスエードレザーは、やや毛足が長め。

そのため光沢感よりも、あたたかみが強調される素材感になっています。

メッシュに関しては、通気性をもたらすと同時に、見た目にはスポーティーな印象を与えます。

レザーの高級感とメッシュのカジュアル感がうまいことミックスされています。

④機能性(履き心地)

次は機能性を見ていきましょう。

ヒールまで伸びるウェービーなミッドソールは、2層構造になっています。

これにより優れたクッション性と、柔らかい履き心地を実現しています。

実際に履いて歩いてみると確かにクッションを感じます。

ただ、個人的にはちょっと硬めな感じ。僕は足が疲れやすいタイプなので、もう少し柔らかいクッションが良いと感じてしまいました。

アウトソールは、デザインソースである「574」と同じ、トレイルランニング用のパターンを採用しています。

デコボコとした溝をつけることでグリップ性を発揮し、砂利道などの未舗装の道でも歩きやすくなるように設計されています。

機能面は良くも悪くも普通といった感じ。特筆することはないです。

⑤コストパフォーマンス

M5740は素材と色違いで複数のモデルが存在していますが、平均価格は15,000円くらいです。

僕が購入したM5740は「M5740 GRM」というモデルで、16,500円。

デザイン性と機能性の高さを考えると、コストパフォーマンスはかなり優れています。

文字がかすれて見えづらいですが「Made in China」の記載があります。

ではなぜ、M5740がこんなにお手頃な価格で出せるのか?

答えは、コストの安い中国で生産されているからです。

M5740は、デザインや機能性を踏襲しつつも、生産背景をアジアに移すことでコストダウンに成功したモデルなんです。

NB生産国ごとの特徴

ニューバランスのスニーカーは主にアメリカ、イギリス、アジアの3つの生産国のいずれかで生産されています。

アメリカとイギリスは職人がハンドメイドで作るため、手の込んだこだわりのモデルであることが多いです。

一方、中国を主とするアジア圏は、工場による大量生産を行うため、コストを抑えられるというのが特徴です。

M5740のデザイン性の高さを考えると、アジア圏での製造は不向きだと思うのが当然ですが、それが実現できてしまったのがM5740なんですね。

世間ではいまだに「アジア圏=クオリティが低い」というステレオタイプなイメージがありますが、実際は、アジア圏のレベルはかなり向上してきています。

実際にモノを見比べても、アメリカ製かアジア製かは、素人目には判別がつきません。

なので「M5740はアジア製」と聞いて購入に躊躇してしまう人がいたら、とくに臆せずに購入してしまって大丈夫です。

というわけで、結論、M5740はコスパの良いお買い得なモデルです。

ニューバランスのスニーカーはお手入れ次第で寿命がかなり伸びますので、長く履き続けることができれば、さらにコスパアップですね。

次は、M5740のサイズ感について!失敗しないためにも要チェックです。

ニューバランスM5740のサイズ感

ニューバランスのスニーカーはモデルによってサイズ感がやや異なるため、選ぶのが難しいですよね。

「せっかく決心して買ったのに、サイズが合わない……。」

なんて悲しい失敗は避けたいところです。

僕はこれまで30足以上のニューバランスを購入していますので、そこでの経験も踏まえて解説します。

M5740のラストは「SL-1」

M5740のラスト(木型)は「SL-1」を採用しています。

ラストとは、スニーカーのシルエットを決める骨格のようなものです。

ニューバランスのラストは主に2種類が存在します。

  1. SL-1:細身のナローフィット
  2. SL-2:ゆとりのあるレギュラーフィット

SL-1は、ほっそりとしていてスタイリッシュに見えるラスト。996や1500シリーズに採用されています。

SL-2は、ゆったりとしていてリラックスした履き心地のラスト。574や1400シリーズに採用されています。

M5710は、細身の「SL-1」を採用しているので、足のワイズ(横幅)が広い人は注意が必要です。

最低でもハーフサイズ〜1サイズアップを検討しましょう。

ジャストサイズを選ぶと窮屈になる可能性があるので注意です。

実際に僕が購入したサイズ

写真が見づらくて申し訳ないのですが、僕が購入したのは日本サイズ(JPN)26cm。

僕はニューバランスの原宿店で足のサイズを計測したときは実測25.0cmでした。

ピッタリ履きたい場合は25.5cmを選ぶべきですが、M5740は履き口が狭いのでちょっとゆとりが欲しかったのと、最悪大き過ぎたらインソールを入れて調整ができますからね。

結果、狙いどおり、少しゆとりがあるくらいのちょうど良いフィット感で履くことができています。

ちなみに僕はコンバースのオールスター(ジャパンメイドモデル)で26.5cm、スタンスミス(サステナブル)で25.5cmを履いています。

M5740に関しては、25.5cmがピッタリ、26cmが少しゆとりあり、といった感じです。

ぜひ参考にしてみてください。

サイズ表

JPN(日本サイズ)US(アメリカ)UK(イギリス)
24.0cm65.5
24.5cm6.56
25.0cm76.5
25.5cm7.57
26.0cm87.5
26.5cm8.58
27.0cm98.5
27.5cm9.59
28.0cm109.5
28.5cm10.510
29.0cm1110.5
30.0cm1211.5

ニューバランスは世界各国で発売されているため、各国のサイズが表記されています。

JPN=日本サイズのことなので、単位はcmです。

一方、US=アメリカ、UK=イギリスで用いられる単位はどちらもインチになっています。

モデルによってはJPN表記がなかったりするので、その時はこの表を参考に、インチをcmに換算することができます。

注意点として、USとUKは同じインチなのですが、US7.5に対してUK7と、なぜかハーフサイズ分ずれがあるので、どちらかの表記しか無い場合は見間違えないように注意しましょう。

ちなみに稀にあるEURはイギリス以外のヨーロッパ諸国で用いられるサイズ表記。

2/3をかけるとcm単位に直せるようになっています。

以上、サイズについて解説しました。

ニューバランスM5740のおすすめカラー

M5740にはさまざまなカラーがあるので、どの色にするか迷ってしまいますよね。

ざっと調べただけでこんなにもバリエーションがありました。

  • ブラック系
  • ホワイト系
  • グレー系
  • ベージュ系
  • ネイビー系
  • カーキ系
  • ピンクなど

それぞれ「系」としているのは、同じブラックでも色味の異なる複数のモデルが存在するからです。

個人的なおすすめカラーは、ズバリ「グレー系」一択。

グレーはニューバランスのキーカラーで、その色使いの多彩さは、間違いなく世界一だと思います。

例えば、僕が購入した 「M5740 GRM」。

さわやかな淡いグレージュをベースにしたモデルですが、パーツごとに微妙にトーンが異なるのが分かりますか?

同じグレーやベージュでも、全体が単調な仕上がりにならないよう、細かいディテールごとに色味を変えているんです。

これこそがニューバランスらしさであり、唯一無二のカラーリングセンス。

またグレーは色味を持たない「無彩色」と呼ばれるカラーで、どんなコーディネートにも合わせやすいという特徴もあります。

ファッション初心者が選んでも失敗しない色なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ニューバランスの「グレー」は原点かつ頂点です。

ニューバランスM5740のメンズコーディネート

ニット:Super160’s WOOL TURTLENECK KNIT(RePLAY)
シャツ:シワにならな白シャツロングver(Re:)
パンツ:ワイドテーパードパンツ(RePLAY)
シューズ:M5740(ニューバランス)
モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)

M5740を使った大人のモノトーンコーデ。

カジュアルなスニーカーに対して、全身の色数をモノトーンの2色に抑えることで、カジュアルになり過ぎないようバランスを取っています。

黒をベースにしたモノトーンコーデをするときは、重たい印象になり過ぎないないようにするのがポイント。

今回のコーデでは、白シャツをレイヤードさせることで、黒一色にならないよう工夫をしています。

ぜひ参考にしてみてください。

ニューバランスM5740の評価・口コミ

2021年に登場したばかりのM5740ですが、世間一般の評価や口コミはどうなっているでしょうか?

というわけで、僕のTwitterを使って簡単な3択アンケートを行いました。

僕のTwitterでのアンケート結果

「知らない」と答えた人が59%と、かなり多い結果に。

やはり2021年に登場したばかりのNEWモデルということもあり、一般の認知度はまだまだ低そうです。

逆にいうと、人と被ることの少ないアイテムなので、差別化シューズを探している人にはピッタリ。

個人的には普通にオシャレでおすすめできるモデルです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

2021年に登場したニューバランスの「M5740」は、新世代モデルとして人気急上昇中のモデルです。

最大の特徴は、複雑に完成されたウェービーなデザインと、ダッドスニーカーのようなシルエット。

この唯一無二のデザインが、約15,000円で手に入るのですから、人気になるのがよく分かります。

この記事を読んで気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。

ぜひお楽しみに!

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