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オシャレのレシピ【vol.4】〜「黒」と「スーツ」を取り入れてみる〜

はじめに

前回の記事では、洋服を構成する3つの要素「カラー」「ルーツ」「トレンド」のうち、「ルーツ」についてお話ししました。

メンズファッションおいてもっとも重要なルーツは「スーツ」ということが分かったと思います。

そして、簡単にオシャレに見せるコツは、「黒」と「スーツ」の要素を取り入れることだともお話ししました。

vol.4では、実際の具体例をあげて勉強します。

短めの記事になっているので、しっかり覚えよう。

「黒」と「スーツ」を取り入れてみる

古着のスウェットシャツに黒のスラックスを合わせたスタイル

では、具体例をあげてみましょう。

トップス、上半身の服をクローゼットから適当に選んでみてください。スウェットでも、Tシャツでも構いません。

色はなるべく控えめのほうがいいでしょう。黄色しかないのであればそれでもOKです。

ここでは、仮に古着屋で買ったグレーのスウェットシャツにしておきましょう。誰もが一枚は持っている無難な洋服です。

さて、普段、このパーカーにズボンは何を合わせているでしょうか?Gパンですか?それともベージュのチノパン?

いずれにしても、「ルーツ」がワークウェアであるGパンや、チノパンといったカジュアルアイテムだと思います。繰り返しになりますが、日本において街着はカジュアルなものが多く売られているので仕方ありません。

では、ここで、黒のスラックスをもってきてみましょう。

スーツスタイルで着ているパンツでも構いません。黒がなければグレーのパンツでも代用できます。

グレーのスウェットシャツに、黒のスラックス、黒の革靴を合わせてみましょう。色合いがずいぶんすっきりと見えるはずです。

今ご自宅にいる人は、ぜひ鏡を見て試してみてください。

スーツスタイルで着るパンツをスウェットシャツに合わせるなんておかしいでしょうか?

おそらく、ほかの誰も、あなたのパンツを指さして、「それスーツ用だよ」とは指摘しないでしょう。他人から見て、あなたの格好は、落ち着いたシンプルな印象でしかありません。

最初に指摘したように、人はまず「カラー」を認識するからです。よほど洋服に詳しい人でない限り、そのパンツがスーツスタイルから借用したものだとはわからないでしょう。

さて、このコーディネート、着ている当人は違和感があっても仕方ありません。街着とはカジュアルな洋服だという思い込みがあるので仕方ないのです。

しかし、私から見れば、それはとてもスマートな印象の街着に映っています。

「黒」「スーツ」のコーディネートにおける効用を解明しておきましょう。

まず、黒は格調の高い色でありながら、もっとも地味な色です。グレーのスウェットパーカーに、黒のスラックス、白のスニーカーであれば、全身無彩色で、とても大人っぽく、雑多な印象は皆無です。

また、「スーツ」の要素は、カジュアル衣料とは対極に位置するため、多くの人と比べて差別化が可能です。

また、こういった言い方も可能でしょう。大人っぽいスーツスタイルに対して、カジュアル衣料は子供っぽい印象があります。

スーツは大人が着るもので、子供のものではないので当然です。今回はズボンに「スーツ」要素を取り入れましたが、ジャケットであればなおさら大人っぽく見えたでしょう。

以上、簡単に実践例をあげてみました。

普段のコーディネートに「黒」「スーツ」の要素を取りいれると、簡単にオシャレな印象に様変わりすることができるのです。

オシャレのレシピ【vol.4】のまとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事では、ここまで(vol.1〜vol.3)で学んだ知識をもとに、「黒」と「スーツ」の要素を取り入れたコーディネートの具体例を見ていきました。

次回は、洋服を構成するもう一つの要素「ルーツ」について勉強していきましょう。

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