【購入レビュー】バトナーのドライバーズニットを解説!サイズ感、コーデなど

こんにちは!全部買うマンことまとめです。
今回は、高品質のニットで有名なブランド「バトナー」のドライバーズニットを購入しました。
結論から言うと、価格は3万円ほどでお高めですが、かなりおすすめできるアイテムです。

僕はドライバーズニットが好きで、これまでファストファッション〜ハイブランドまでさまざまな商品を試してきました。
自身でアパレルブランドを複数運営しており、オリジナルのドライバーズニットの製作なども行っています。
今回はそんな僕が、デザイン・素材・サイズ感など、プロの目線で解説。
おすすめのコーディネートなども紹介するので、これから購入を考えている人はもちろん、既にお持ちの方もぜひ参考にしてみてください。
目次
比較動画もあります。
人気ブランドのドライバーズニットをまとめて比較した動画もあります。
マルジェラ以外のブランドもまとめて見たい人は、この動画をどうぞ。
マルジェラのドライバーズについて知りたい人は、このまま読み進めていただければと思います。
それでは早速いきましょう。
バトナーのドライバーズニットの特徴

今回購入したのは、バトナーを代表する「SIGNATUREシリーズ」のドライバーズニット。
実際に購入してわかった感想も交えながら、下記の5つのポイントに沿って解説します。
- デザイン
- 素材感
- 機能性
- シルエット(サイズ感)
- コストパフォーマンス
洋服を見るときはこの5つに注目するのがおすすめ。
良し悪しを漏れなく判断することができます。
まずはデザインからレビューします。
①デザイン

ドライバーズニットの最大の特徴は、フロントのダブルジップ。
ドライバーズニットは、トラックのドライバー(運転手)が着用していたニットをデザインソースとしたアイテムです。
ドライバーが運転時でも快適に過ごせるよう、ダブルジップが採用されています。

例えば、ジップを下から開ければ、座ったときでも下に服が溜まりません。
また、運転時に邪魔になることもあるポケットをあえて無くすことで、シンプルなデザインになっているのも大きな特徴。
ではバトナーのドライバーズニットはどうなっているかというと、こうしたルーツに忠実に作られています。
上からでも下からでも開閉できるダブルジップを採用し、それ以外に無駄な装飾は一切ありません。

ジップはくすんだ深みのあるシルバーで高級感があります。
光の反射率が高いため、明るい場所で見るとアクセサリーのようにキラキラと光ります。

ジップの引き手にはバトナーのロゴが刻印されています。
バトナーのこだわりが感じられます。
ジップの引き手は、実は人の視線が集中するポイント。
細かい部分かもしれませんが、ここのクオリティが高いと、印象をグンと上品にみせることができます。
バトナーのドライバーズニットはまさにそれ。
ほかのブランドのドライバーズニットとは一線を画すディテールです。

ネックは、ドライバーズニットらしく高いネック。
リブの締め付けが強めで、着用すると首まわりにピタピタにフィットします。
保温性の面では良いのですが、首が太い人や、首にフィットするネックが好みでない人にはちょっときついかも。
シルエット的には、高さがそこまでないためボリュームの出すぎないネックになっています。
ドライバーズニットのなかにはネックが高すぎて着用しづらいタイプのものもあるので、それと比べると着用自体はしやすいネックになっています。

ジップを開けるとこんな感じ。
生地が肉厚なおかげでしっかりと襟が立ってくれます。
開けても閉めても、小顔効果はバッチリです。

袖はリブ仕様。
ここのリブはかなり強めで、袖口がきゅっと締まることで冷気の侵入を防ぎ防寒性があります。
リブがしっかりしているので腕まくりもしやすいですが、腕が太い人からすると締め付けが気になりそうです。

裾もリブ仕様。
袖ほどリブは強くないですが、着用するとしっかりと腰回りにフィットします。
これはリブニットあるあるですが、リブがあると動いているうちに生地が上にあがってきて、腰回りにたまりができシルエットが崩れてしまいます。
こちらのバトナーのドライバーズニットも同じようにシルエットが崩れやすいのですが、ここはダブルジップで対策可能。
下のジップを少し開けておけば、裾部分がもたつくことを防げます。

ニットの編み地は、首元から胸元、腕にかけてナナメに広がるように網目が施されています。
ドライバーズニットとしては比較的珍しい編み地のデザインで、差別化を図れる良いアクセント。
見た目にはスッキリした印象です。
伝統的なドライバーズニットのデザインに、高級感のあるジップや装飾性のある編み地がポイント。
②素材感

素材はウール100%を使用。
ウール特有の光沢しっかりと出ており、高級感があります。
ここはさすがニットの名門バトナーといったところ。

ご存知の方にとっては釈迦に説法かもしれませんが、バトナーは老舗ニットメーカー「奥山メリヤス」が手掛けるブランドです。
奥山メリヤスのニット製品は、世界でもトップクラスのクオリティと称されるほど。
実際、国内外のトップメゾンやアパレルメーカーのOEM生産などを手掛けた実績もあります。

奥山メリヤスのある山形県・寒河江市はニットの産地としても有名。
そのなかとくに、ミドルゲージ、ローゲージのニットを作り出すのが得意な産地とされています。
奥山メリヤス自体も畦の編み柄が得意で、独自の畦目の出し方を研究し、その技術を長年培ってきています。

その技術を使って展開されているのが、こちらの「SIGNATUREシリーズ」。
技術の高さを感じさせるとても綺麗な畦編みになっていて、素材感の良さも相まってブランドライクな高級感のある見た目になっています。
ローゲージに近い編み地にもニットならではの表情感があります。

生地もしっかり厚手で高級感があります。
羽織としてはもちろん、ニットトップスとして一着でサマになる仕上がりです。
とくにネックはさらに厚手になっており、ガタ付きがないのが良い。
防寒性もバッチリです。
さすがはバトナー、文句のない素材感です。
③機能性

先述のとおり、バトナーのドライバーズニットは防寒性に優れています。
首・袖口・裾のすベてがリブ仕様になっており、絞りも強めなので冷気の侵入をしっかりと防いでくれます。
生地も保温性のあるウール100%かつ厚手なので、実際の着用感としても暖かく着れました。

また、バトナーのシグネチャーシリーズは、毎年アップデートを繰り返しているシリーズです。
今期はこれまでの素材を進化させ「SOLID WOOL」という新しい糸を開発し使用しています。

スーパーファインメリノウールに独自の加工が加えられており、ピリング(毛玉)が出にくいのが特徴。
実際にこちらのドライバーズニットも毛羽立ちがあまりなく、何度か着用してみましたが目に見えるピリングはできませんでした。
防寒性があり毛玉も出にくい。機能性もバッチリです。
④シルエット(サイズ感)

僕が運営するMLR中目黒の松田君に試着してもらいました。
シルエットはやや緩めのリラックスフィット。
ここまでデザインも素材感も文句なしの仕上がりとお伝えしてきましたがシルエットもとても綺麗。

ジップを全開にするとこんな感じ。
ドライバーズニットのようなフルジップのアイテムは、シルエットで遊べるのが良いですね。
食後でお腹が突っ張ってしまったときもジップを開ければストレスなく着用することができます。
今っぽい着こなしをしたい人は、サイズアップがおすすめです。
⑤コストパフォーマンス

今回購入した「SIGNATURE DRIVERS KNIT ドライバーズニット」の価格は、33,000円。
バトナーの高品質ニットだけあってお値段もそれなりです。
素材感は間違い無いので、そこに価値を見出せる人にとってはコスパは見合うと思います。
カーディガンやブルゾンのように羽織りとしてはもちろん、ニットトップスとして一着でも使いやすいのがポイント。
冬などの寒い時期は、インナーとしてダウンジャケットやコートとも合わせやすいです。
着回しがかなりしやすいという着用シーンの多彩さを踏まえると、その点でもコスパ良く着まわせると思います。
良いドライバーズを一着持っておくと、コーデがグッと楽になります。
バトナーのドライバーズニットのおすすめメンズコーディネート

コート:Super 140’s Jackal CHESTER COAT(CTHY)
パンツ:ワイドスラックス(vein)
シューズ:レザーブーツ(vein)
モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
バトナーのドライバーズを使った大人のコートコーデ。
ドライバーズニットはトップスとして一着でもサマになるアイテムですが、コートなどのアウターとの相性も抜群です。
とくに近年は、タートルネックやモックネックなどのネックの高いアイテムがトレンド。
ネックの高いアイテムは肌の露出が抑えられることで上品さが出るため、大人には非常に嬉しいトレンドです。
このトレンドにドンピシャにハマるのがドライバーズニット。
バトナーのドライバーズニットはネックが高く立ちも良いので、コートなどのアウターと合わせてもしっかりと主張をしてくれます。

また今回は大人っぽさを出すためにオールブラックのコーデにしてみました。
ポイントはニットの下にチラ見えしている白のTシャツ。
全身ブラックだと重たくなり過ぎてしまうので、ブラックと対極のホワイトを取り入れてあげるのがおすすめです。
今回はTシャツをレイヤードさせましたが、白シャツなどでもOKです。
もっと言うと、コートのボタンがブラックでは無いのもポイント。
この点でもオールブラックのコーデにほどよい軽さや抜け感を出しています。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたか?
今回はバトナーで人気のドライバーズニットについて解説しました。
ニットの代名詞的なブランドが手がけるブランドだけあって、素材のクオリティはピカイチ。
シルエットがややタイトなため着こなしの難しさはありますが、ファッション上級者やオシャレをステップアップしたい人にはぜひ試して欲しい一着です。
気になる人はぜひチェックしてみてください。
僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。
明日の更新もお楽しみに!