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【おすすめ】GUのパデッドスタジャンを購入レビュー!サイズ感やコーデなどプロが解説

あなたはGUのパデッドスタジャン(6,990円)をご存知ですか?

GUが力を入れている「大学コラボシリーズ」から発売されたスタジャンです。

近年はさまざまなブランドでカレッジロゴ入りのスクールテイストアイテムが増えていますが、実はその筆頭がGU。

コスパの良いアイテムを続々と展開しています。

左:ハーバード大学コラボモデル
右:コロンビア大学コラボモデル
(出典:GU公式ホームページ)

そんななかでも特におすすめなのが、今回ご紹介するパデッドスタジャン。

カッコ良いスタジャンを安く手に入れたい人は、絶対に見逃せないアイテムです。

このクオリティのスタジャンを6,990円で出せるのは、市場を探してもGUくらいでしょう。

「では具体的にどこがどうおすすめなのか?」

「サイズ感やおすすめのコーデは?」

などなど、順番に解説していきますのでぜひ最後までお付き合いください。

30秒で分かる「スタジャンとは?」

ハーバード大学モデル(Harvard university)

せっかくの機会なので、スタジャンについて軽く説明しておきましょう。

ご存知の方も多いと思いますが、スタジャンはスポーツ由来のアイテムです。

正式名称は「スタジアム・ジャンパー」。

もともとは野球選手がスタジアム(競技場)で防寒用に着用していたジャンパーでした。

現代では一般のファッションとして浸透。

メンズのカジュアルコーデやワイルドなコーデなどに重宝されるアイテムとして、その地位を確立しています。

以上を踏まえた上で、GUのパデッドスタジャンを見ていきましょう。

GUパデッドスタジャンの特徴

GUのパデッドスタジャンには2つのモデルが存在します。

  • ハーバード大学コラボモデル
  • コロンビア大学コラボモデル

どちらも超おすすめなのですが、今回は個人的にどハマりした「ハーバード大学モデル」をメインに紹介します。

ハーバード大学モデル(Harvard university)

ハーバード大学モデル(私物)

先ほどお伝えしたとおり、スタジャンはスポーツ由来のアイテムです。

具体的な特徴としては、

  • スナップ留めのフロント
  • 両サイドの斜めポケット
  • 襟・袖・裾のリブ編み
  • ボディと袖の素材の切り替え
  • 胸や背中のイニシャルマーク

などが挙げられます。

GUのスタジャンはこうしたルーツをしっかりと踏襲しつつも、現代版としてモディファイしたテイストになっています。

まず左胸には、ハーバード大学のイニシャルを使用したワッペンがついています。

伝統的なスタジャンは、このように大学名のイニシャルなどを、大型のブロック体で表現するのが一般的。

また、ワッペンは「サガラ刺繍」になっています。

サガラ刺繍は、パイル上に埋められたボリュームのある刺繍のこと。

こちらも伝統的なスタジャンに見られるディテールで、一本の糸をかぎ状の針ですくい上げながら仕上げることで、編み物のような見た目になります。

実際にこちらのGUのスタジャンも、立体的で細かい刺繍になっており、しかもチープさは一切感じません。

また、ワッペンの中にはハーバード大学の刺繍があしらわれています。

このようにブロック体のなかに、さらに刺繍を入れるのもスタジャンの特徴。

スタジャンって実は、かなり手のこんだ作りになっているんです。

それをこの価格で実現するGUは、本当にすごい。

右胸には、ハーバード大学のロゴが刺繍されています。

一般的なスタジャンは、左胸がイニシャルワッペンの場合、右胸には「レター」と呼ばれる刺繍がほどこされます。

スポーツ由来のアイテムだけあって、ここには戦績やスローガンなどが文字で刺繍されているケースが多く、チームのアイデンティティを表現するのに用いられました。

一方GUのスタジャンは、レターの代わりに、大学のロゴを刺繍。

レトロな印象がとてもカッコ良いです。

背中には「Harvard university」の文字が、チェーンステッチで表現されています。

チェーンステッチは、裏側の縫い目が鎖のように見えるステッチのことで、これもまた伝統的なスタジャンに用いられるディテールです。

立体的な凹凸があり、光沢感もあるので、見た目にはけっこう華やか。

手のこんだ作りだけあって、安っぽさは感じません。

先述のとおり、襟はリブ編み。

伝統的なスタジャンに忠実なディテールです。

個人的に良いと思うのは、後ろ襟が立っている点。

顔との対比により小顔効果があります。

通常のスタジャンはここまで襟が立っていないので実は着こなしが難しいのですが、こちらは羽織るだけでサマに見せやすい。

さらにボリュームのあるストールやマフラーを巻いたり、インナーにタートルネック入れると、より着こなしやすくなるのでおすすめです。

袖口もリブ編み。

実はリブには外気の侵入を防ぐという機能的なメリットもあります。

秋冬には意外とありがたいディテールです。

裾もリブ編みになっています。

ここまで見て分かるとおり、襟・袖・裾のすべてのリブには、2本のラインが入っています。

伝統的なスタジャンには、こうしたラインが1〜2本入っているのが一般的。

やはり伝統に忠実なデザインになっています。

フロントはスナップボタンになっています。

スナップボタンは、凹凸の2個セットで1組のボタンのこと。

押し合わせて留めるときに「パチン」と音がすることから「パチンと鳴らす」という意味のスナップ(Snap)という名前が付けられました。

こちらも伝統的なスタジャンを踏襲したディテールです。

ボタンの質感も悪くなく、チープさは感じません。

お次は、スタジャンの最大の特徴ともいえる、ボディと袖の切り返し。

素材とカラーを大きく変える、スタジャンならではのデザインです。

ボディには、メルトンウールライクなポリエステル100%を使用。

肉厚で重量感のある生地感になっています。

唯一気になるのは、化学繊維特有のテカリ。

室内で見るとそこまで気づきませんが、明るいところで見ると、ポリエステルがテカテカして、ややチープさが出てしまっています。

ここは値段なりといった印象です。

袖はフェイクレザー。

フェイクレザーはいわゆる合皮のことですが、合皮とは分かりづらく、チープさは感じません。

スタジャンらしいハリのある生地感になっています。

ちなみに、元来のスタジャンは袖部分はレザーではなく、ボディと同じウールで作られていました。

しかしスポーツでの激しい動きで裂けやすかったため、1940年代頃から、袖部分だけレザーに切り替えたスタジャンが登場。

見た目にもカッコ良かったため、それがそのままスタジャンの主流なデザインとして定着しました。

腰ポケットの淵には、フェイクレザーを使用。

スポーツ由来のスタジャンによく見られる、耐久性を高めるためのディテールです。

gap PRESS MEN(2022-2023AW)

ちなみに現代は、装飾性のあるデザインがトレンドの主流。

そのため、もともと装飾性のあるスタジャンは、トレンドど真ん中のアイテムのひとつ。

実際に、海外コレクションの有名雑誌「gap」の2022AW号では、スタジャンが堂々と表紙を飾っています。

次は、機能面を見ていきましょう。

左胸の内側には、大きめのインナーポケットがあります。

イヤホンなどの小物はもちろん、秋冬は手袋もきれいに重ねればしまえるので、使い勝手がよいです。

インナーは全体がキルト。

キルトは「キルティング」とも呼ばれ、表地と裏地のあいだに中綿などを挟み、表地・綿・裏地の三層を縫い合わせた作りのこと。

中綿をあいだに入れることで厚みが増し、保温性や耐久性が高まるのが特徴です。

こちらのスタジャンは、確かに保温性はありますが、中綿がやや薄め。

僕は寒がりなタイプなので、これ一枚で冬を越すにはちょっと厳しめです。

人によってはこれでも冬を越せると思うので、いずれにしてもインナーで調整すれば対策可能ですね。

コロンビア大学モデル(Columbia University)

こちらはコロンビア大学モデル。

基本的な作りは、ハーバード大学モデルとすべて同じです。

水色のロゴとワッペンが可愛らしい。

ハーバード大学モデルに負けないくらいオススメです。

ご自身の好みやコーデに合わせて、好きな方を選びましょう。

まとめ

ここまで、GUのパデッドスタジャンの特徴を解説してきました。

6,990円という低価格ながら、非常に細かいモノづくりがされていることが分かったかと思います。

まさに旬のレトロスポーツテイストを取り入れた「良作アウター」と言えるでしょう。

ちなみにスタジャンは一見すると派手に見えるかもしれませんが、実際に着てみるとそこまでの派手さは感じず、誰でも問題なく着こなせるアイテムです。

なぜかというと、伝統的なディテールに忠実だから。

これはぜひ覚えておいて欲しいのですが、伝統に忠実に作られたアイテムは、突飛なデザインには見えないため、客観的にも受け入れてもらいやすいんです。

逆に伝統的なディーテルを無視して、デザインをなくしたり、付け加えたりしてしまうと、人が持つ本来のアイテムイメージとズレるため、違和感や派手さを感じてしまいます。

その点において、今回のGUスタジャンは昔ながらのディテールを取り入れつつ、今っぽいトレンドを取り入れた、非常にバランスの良い仕上がり。

初心者の方でも、着てみると想像以上にサマになるので、気になる人はぜひ試着してみてください。

このクオリティで「6,990円」は間違いなくお買い得です。

次は気になるサイズ感について!

パデッドスタジャンのおすすめサイズ

Lサイズ着用
モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

サイズ感は、ゆとりのあるリラックスサイズになっています。

スタジャンらしい丸みのあるシルエットが可愛らしい。

また、スタジャンはアームが大きいものが多いのですが、こちらはそこまでボリューミー過ぎないので、どんなコーデとも合わせやすいです。

おすすめのサイズはジャストサイズ。

ほど良いゆとりで着用することができます。

オーバーサイズに慣れている人や、よりトレンドライクに攻めたい人は、サイズアップもアリです。

アウター:パデッドスタジャン(GU)
インナー:SUVIN PLATINUM L/S TEE(CTHY)
パンツ:ワイドスラックス(vein)
シューズ:レザーブーツ(vein)
ハット:バケットハット(ニューハッタン)
モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

今回はハットを使ってアパレルライクなコーデを作成。

スタジャンはカジュアルなアイテムなので、コーデによっては子供っぽく見えてしまいます。

そんなときは、色数を抑えてあげるのがポイント。

色数は多ければ多いほどカジュアルな印象が強まり、逆に少なくすると大人っぽい印象に寄ります。

おすすめのカラーはブラック。

ブラックは冠婚葬祭のスーツなどでも使われるように、もっともフォーマルな印象を持つ色。

実際に今回はスタジャン以外のアイテムをすべてブラックに統一することで、カジュアルさを程よく抑えています。

ぜひ参考にしてみてください。

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

今回は、GUの「パデッドスタジャン」をご紹介しました。

クオリティの高さを考えると、あり得ないコスパの良品。

超おすすめなので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

カッコ良いスタジャンを安く手に入れたい人は必見です。

僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。

明日の更新もお楽しみに!

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