タグ一覧

【本音】マルジェラのドライバーズニットを購入レビュー!サイズ感、コーデなど徹底解説

こんにちは!全部買うマンこと「まとめ」です。

今回は、マルジェラのドライバーズニットを購入しました。

マルジェラといえばドライバーズニット、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

ブランドを代表するアイテムの一つで、マルジェラのなかでも非常に人気の高いアイテムです。

私物ドライバーズニットの一部

ちなみに僕はドライバーズニットが大好き。

マルジェラなどのインポートブランドはもちろん、ファストファッションやドメスティックブランドなど、数多くのドライバーズニットを試してきました。

今回はそうした経験をもとに、デザイン・素材・サイズ感など、プロの目線で解説します。

結論からいうと、マルジェラのドライバーズニットはやっぱり良い。

値段が10万円以上するので、そうやすやすと手が出せる代物ではないですが、クオリティは間違いないです。

具体的にどこがどう良いのか?

最後の方では実際のコーディネートも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

比較動画もあります!

人気ブランドのドライバーズニットを一挙に比較した動画もあります(約29分)

バトナー以外のドライバーズもまとめて見たい人はぜひ参考にしてみてください。

「バトナーのドライバーズについて知りたい!」

という人は、このまま読み進めていただければと思います。

それでは早速いきましょう!

マルジェラのドライバーズニットの特徴

今回はメゾンマルジェラで人気のドライバーズニットを購入しました。

正式名称は「ダブルジップ カーディガン タートル ドライバーズニット」です。

以下の5つのポイントに分けて特徴をレビューしていきます。

  1. デザイン
  2. シルエット(サイズ感)
  3. 素材感
  4. 機能性
  5. コストパフォーマンス

僕のブログにお越しの方にはお馴染みですが、洋服はこの5つのポイントに注目すると、良し悪しが判断しやすいです。

まずはデザインから見ていきましょう。

①デザイン

ドライバーズニットの最大の特徴は、フロントのダブルジップ。

ドライバーズニットは、トラックのドライバー(運転手)が着用していたニットをデザインソースとしたアイテムです。

ドライバーが運転時でも快適に過ごせるよう、ダブルジップが採用されています。

例えば、ジップを下から開ければ、座ったときでも下に服が溜まりません。

また、運転時に邪魔になることもあるポケットをあえて無くすことで、シンプルなデザインになっているのも大きな特徴。

ではマルジェラのドライバーズニットはどうなっているかというと、こうしたルーツに忠実に作られています。

上からでも下からでも開閉できるダブルジップを採用し、それ以外に無駄な装飾は一切ありません。

マルジェラらしいミニマルでシンプルなデザインです。

シルバーのジップには、鈍いツヤがあり高級感があります。

ジップがメインデザインとなるドライバーズニットは、ジップの素材感がものすごく重要。

身体のセンターラインを構成するパーツなので、人の視線が真っ先に集中するポイントだからです。

そのため、ここにチープな素材のジップを使ってしまうと一気に安っぽく見えてしまいます。

一方マルジェラは、さすがハイブランドというジップの素材感。

ぜひお手持ちのジップ製品と比べてみて欲しいのですが、クオリティの差をはっきりと感じられると思います。

ジップの先端にはレザーの引き手が付いています。

これがアクセントとしてかなり利いています。

レザーには厚みがあり、肌ざわりもしっとりと滑らかで、高級感抜群。

先端が斜めにカッティングされていることで、洋服全体にスタイリッシュな印象もプラスしてくれています。

また、レザーに長さがあるため、実際に着用すると身体の動きに合わせてゆらゆらと揺れてくれます。

上品かつセクシーな印象。

ちょっとしたアクセサリーを付けているかのような素晴らしいディテールです。

ネックは、伝統的なドライバーズニットと同じハイネック。

オーソドックスなクルーネックに比べ、ハイネックは肌の露出が減るため上品な印象を与えてくれます。

さらに生地が分厚くボリューミーなため、小顔効果も抜群。

これはぜひ覚えておいて欲しいのですが、首元にボリュームができると、顔との対比で、顔を小さく見せることができます。

MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

メンズファッションにおいて顔を小さく見せることの効果は絶大。

身長は1cm伸びてもそこまで変わりませんが、顔は1cm小さく見えるだけで、頭身がよくなり一気にスタイルがよく見えます。

実際にマルジェラのドライバーズニットを着用して鏡の前に立ってみると、その威力を実感できると思います。

首裏には、マルジェラのアイデンティでもあるカレンダータグが付いています。

0から23までの番号には意味があり、各番号はコレクションラインを表しています。

  • 1 – 女性のためのコレクション
  • 4 – 女性のためのワードローブ
  • 3 – フレグランスのコレクション
  • 8 – アイウェアのコレクション
  • 10 – 男性のためのコレクション
  • 14 – 男性のためのワードローブ
  • 11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
  • 12 – ファインジュエリーのコレクション
  • 13 – オブジェ、または出版物
  • 22 – 女性と男性のための靴のコレクション

といった具合です。

今回のドライバーズニットは「14」に丸が付いているため、男性のためのワードローブという意味になりますね。

背中の首元には、先ほどのカレンダータグを縫い付けることでできた「4ステッチ」があります。

実はこの4ステッチはもともと、タグを仮留めするためのもので、後から取り外すことを想定して付けられたものでした。

なぜブランドのアイデンティティとも呼べるタグを外すことを想定していたのかというと

「ブランドで服を買うのではなく、純粋な服に目を向けて欲しいから。」

といったマルジェラの哲学があったからです。

この辺りは諸説あります

そんな歴史ある4ステッチですが、現代では取り外されることなく、デザインの一つとして着る人に受け入れられるようになっています。

創業者の思いとはウラハラかもしれませんが、マルジェラを愛する人々の意識の表れとも言えるでしょう。

袖口はリブのない仕様になっています。

リブがないと袖まくりがしづらいというデメリットがありますが、見た目にはミニマルな印象がより際立ちます。

裾もリブない仕様。

生地がストレートにストンと落ちるので、リブ付きのニットよりも、こちらの方がシルエットを綺麗に見せることができます。

ここまでまで見てきたとおり、マルジェラのドライバーズニットはシンプルでミニマル。

だからこそ、ジップや4ステッチといった細かなディテールのクオリティの高さが際立ちます。

②シルエット(サイズ感)

MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)
Lサイズ着用

僕が運営するMLR中目黒の松田君に試着をしてもらいました。

シルエットはややタイト寄りのジャストフィット。

袖口と裾に締め付けがないため生地のたまりが発生せず、すっきりとした見た目になっています。

ジップを全開にするとこんな感じ。

おすすめのサイズ感としては、大人っぽくフォーマルに着こなす場合はサイズ通りでOK。

カジュアルな着こなしや、トレンドライクな着こなしが好きな人は、1サイズアップがおすすめです。

ただし袖の長さにだけ注意が必要。

マルジェラのドライバーズニットは袖が長めの作りになっています。

これは何故かと言うと運転時は腕を伸ばすからです。腕を伸ばした状態でもしっかりと腕を覆って防寒性を保つために長めの設定になっています。

実際に着用する際は袖を折り返して着用するのがオススメ。

これから購入を考えている人は袖に気をつけて着こなしてみてください!

③素材感

素材には、コットンとウールの混合素材を使用。

ざっくりとした印象のミドルゲージに編まれています。

天然素材ならではの自然で鈍いツヤがあり、高級感はバッチリ。

生地はかなり厚手。

僕はさまざまなブランドのドライバーズニットを所有していますが、そのなかでもダントツの分厚さです。

これにより、素材のクオリティに強い説得感が出ています。

唯一の難点としては、生地が分厚いため、アイテム自体が重いこと。

計測したところ、なんと700gもありました。

700gと聞いてもピンとこないと思いますが、体感としては一般的なドライバーズニットの2倍くらいの重さです。

とにかくずっしりとした重いため、着脱や持ち運びはけっこう苦しいです。

ドライバーズニットはダブルジップで気軽に羽織れるのがメリットだったりしますが、こちらはガッツリアウターとして着用する感じになりますね。

ネックは、ボディよりもさらに厚手の生地になっています。

これによりネックのシルエットがしっかりとキープされ、ヨレなどがありません。

ネックにヨレがないのはとても重要。

なぜなら人の目線は、身体の先端にあたる三首(首・手首・足首)に集中するからです。

どんなにカッコ良い洋服でも、首元にヨレやシワがあると、一気にだらしない印象に見えていまします。

マルジェラのドライバーズニットはネックがしっかりしているので、だらしなさは一切ありません。

④機能性

次は機能性を見ていきましょう。

先述のとおり、フロントがダブルジップになっているので開け閉めがしやすいです。

また引き手にレザーが付いているため、手袋などをしていても掴みやすいのも地味に便利なポイント。

ジップを上まで閉めるとネックがかなり高い位置まできます。

首まわり全体を覆うことができるので保温性をキープ。

⑤コストパフォーマンス

僕が購入したマルジェラのドライバーズニットの価格は、約14万円。

ハイブランドだけあってかなり高額です。

当然ですが、安くて良いドライバーズニットを探している人にとっては不向き。

逆にマルジェラが好きだったり、1点もののドライバーズニットを探している人にとっては、お金を出す価値のある逸品だと思います。

単純な「コスパ」という物差しでは測れませんが、ほかに似たデザインのドライバーズニットが存在しないので、僕は購入して満足できています。

マルジェラらしいミニマルだけどアクセントの利いた上質なドライバーズニットです。

マルジェラのドライバーズニットのおすすめコーディネート

トップス:ドライバーズニット(マルジェラ)
パンツ:ワイドスラックス(vein)
シューズ:992(ニューバランス)
モデル:MLR中目黒店長の松田君(170cm 55kg)

マルジェラのドライバーズニットを使った大人のモノトーンコーデ。

あえてシンプルな着こなしにすることで、マルジェラのドライバーズニットをしっかりと主張させて、その良さを引き出しています。

メンズファッションにおいて「色数を抑える」というのはとても重要なポイント。

色数は増えれば増えるほどカジュアルな印象になり、子供っぽく見えてしまうなど着こなしが難しくなります。

逆に色数を少なくすると、大人っぽい印象が作りやすいです。

おすすめはメンズファッションのキーカラーであるブラック。

ブラックはスラックスなどのスーツスタイルでも使われるように、もっとも格式が高くフォーマルな印象を与えるカラーです。

同時に「無彩色」と呼ばれる色味を持たないカラーでもあるので、どんなカラーとも相性抜群。

ただし全身ブラックにしてしまうと重たい印象になるので、今回はホワイトカラーのインナーをレイヤードさせました。

スニーカーにもホワイトカラーが入っているので、ブラック主体ではありますが重た過ぎる印象を回避しています。

シンプルですが簡単に真似できる着こなしなので、ぜひ参考にしてみてください。

良いアイテムはしっかりと主役にしてあげるのがおすすめ。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

今回はマルジェラの定番人気アイテムであるドライバーズニットについて解説しました。

マルジェラらしいミニマルなデザインながら、細かなディテールのクオリティの高さが際立つ逸品。

マルジェラファンにはたまらないアイテムの一つだと思います。

僕自身も、値段は張りますが買ってよかったと思えるアイテムの一つです。

気になる人はぜひチェックしてみてください。

僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。

明日の更新もお楽しみに!

SHARE

公式LINEに登録する 公式LINEに登録する