【購入レビュー】パタゴニアの名作フリース「レトロX」を着てみた!サイズ感、コーデ、評判など徹底解説

こんにちは!まとめです。
今回はパタゴニアの名作フリース「レトロX」を実際に購入しました。

デザインやシルエットなどの特徴はもちろん、気になるサイズ感・コーデ・洗濯方法など、プロの目線で解説します。
これから購入を考えている人には、うってつけの記事になっています。
実際に購入したからこそ分かるメリット・デメリットを余すことなくお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
「レトロX」のすべてを1記事にまとめました!
目次
パタゴニア「レトロX」とは?

正式名称は「メンズ・クラシック・レトロX・ジャケット」。
数あるパタゴニアの商品のなかでも、1、2位を争うほどの、超人気フリースジャケットです。
人気の理由は、これまでのフリースでは実現できなかった優れた防寒性と、レトロ感のある可愛らしいデザイン。
暖かさとファッション性の両方を兼ね備えた「万能フリース」ということで、長年に渡りさまざま客層から愛されている名作です。
次に、具体的な情報を解説します。
パタゴニア「レトロX」の特徴
今回は、レトロXのLサイズを購入しました。
下記の5つのポイントに沿って、特徴を解説します。
- 素材感
- 機能性
- デザイン
- シルエット(サイズ感)
- コストパフォーマンス(総合評価)
これらに着目すると、アイテムの良し悪しを、もれなく判断することができます。
アイテムの審美眼を鍛えるトレーニングにもなるので、ぜひ最後までお付き合いください。
まずは素材感から解説します。
①素材感

レトロXの最大の特徴は、暖かなフリース素材に、防風性をプラスしている点にあります。
まずはフリースは何なのかと言うと、ポリエステルの一種から作られた、柔らかい起毛素材のこと。
写真を見て分かるとおり、毛足が長くモコモコとしており「保温性」に優れた素材です。
起毛素材は、毛と毛のあいだに空気の層ができるので、身体から出た熱を逃がさず、暖かさがキープされます。
もともとパタゴニアは登山ルーツのブランドということでフリースの性能に定評があり、ポリエステルの目が細かく保温力が高いのが特徴。
しかもレトロXは、そんなフリースを贅沢にも厚さ6mmで使用。
実際に手に取ってみるとかなりの厚みがあり、しっかりと暖かさを感じられる素材になっています。

そんなフリース素材ですが、実は「風を通しやすい」という弱点があります。
保温性はあるものの、冷気が侵入しやすい素材のため、せっかくの暖かさが軽減されてしまうんです。
そんな弱点を克服したのがレトロX。
フリースの内部に、防風性のある「P.E.F.バリアー」というフィルムを貼ることで、冷気を完全にシャットアウトするのに成功。
フリース本来が持つ「保温性」に「防風機能」をプラスすることで、ほかのフリースにはない暖かさを実現しています。
実際に市販のフリース製品と着比べると分かりますが、レトロXは明らかに暖かい。
少し動くと汗ばんでしまうくらいなので、真冬のアウターとして十分通用するジャケットになっています。
見た目以上に暖かいので、ぜひ試着して動いてみて欲しいです。
②機能性

レトロXの凄いところは、暖かさと同時に、ムレにくさも両立している点。
フリース素材に「防風フィルム」を挟んでいるとお伝えしましたが、さらにその下には、湿気を吸収・放出する「キャプリーンメッシュ」を搭載しています。
これはイメージしやすいと思いますが、防風性を高めると、今度はムレやすくなってしまします。
なので、そうしたムレを軽減するために、特殊なメッシュを追加しているのです。
実際にレトロXを着て1日過ごしてみましたが、長時間着たまま歩き回ってもずっと快適。
しかもメッシュには抗菌・防臭加工まで施されているため、汗をかいても安心です。
保温性・防風性に加えて、ムレにくいという抜群の機能性。ユニクロとはここが違う!
③デザイン

デザインはパタゴニアだけあってアウトドアライク。
使用する素材やカラーリングによって、レトロ感のある可愛らしい見た目をしています。
まず目を引くのは、左胸のポケット。
素材の切り替えや、タグ付きのジップが、クラシック感を際立たせています。
パタゴニアのロゴもしっかりと主張。
洋服において、ロゴが与える印象は絶大。
ラコステやラルフローレンのロゴが落ち着いた大人の印象を与えるように、パタゴニアもアウトドアの名門ブランドとして印象を与えてくれます。

両サイドにも、ジップ式のポケットがついています。
引き手のテープが深みのある色味になっており、ここからもクラシックな印象を受けます。

フロントはフルジップ仕様。
気温に合わせてサラッと着たり脱いだりできるのが便利です。
こちらもジップの引き手にテープがついています。
テープはデザインとしての見た目も良いですが、手袋を着用しているときでも開け閉めがしやすいといった機能があり、実際に使ってみるとかなり便利です。
ちなみに洋服好きのなかには、テープが好みでない人もいたりします。
これは荒技ですが、見た目が好みでない人は、ハサミで切ってしまえば取り外し可能です。

また、ジップの内側には、ジップが直接肌に当たらないように生地を一枚噛ませる仕様になっています。
こうした細かいディテールからも、レトロXのこだわりが感じられます。
さらに細かいことを言うと、ジップが「右差し」では無く「左差し」になっています。
左差しとは、ジップを噛ませるときに、左側の蝶棒(ジップの最下部の部分)を、左手で差し込む仕様のこと。
これはアメリカなどの海外ブランド製品によくある仕様です。
あまり気にされたことはないと思いますが、日本製のフルジップアイテムは、ほとんどが右手で差すようになっています。
諸説ありますが、これは日本人には右利きの人が多いからだと言われています。
右差しでも左差しでも、そこまで利便性に変わりはありませんが、僕は右利きなのでやっぱり右差しの方が便利。

ネックは首元を覆い隠すようなハイネックになっています。
ジップを一番上まで閉めると、かなり高さが出るので首元もしっかり暖かい。
首元にボリュームが出ることで、小顔効果も期待できます。
また、色違いの素材を切り替えるデザインも特徴的。
よりレトロな印象が強調されると同時に、現代のトレンドである装飾性にもマッチします。

唯一惜しいと思ったのは、ネックラインがガタつく点。
ここがしっかりと立ち上がると、より大人見えする着こなしができるだけに、ちょっともったいないポイント。
とはいえ全体のデザインとしては、レトロアウトドア感のある素晴らしい仕上がりです。
パタゴニアらしさがしっかりと反映されたデザイン。
④シルエット(サイズ感)

シルエットはジャストフィット。
アウトドアブランドの多くは、トレンド性よりも機能性を重視します。
そのためシルエットは、保温性を活かすという意味で、ジャストサイズの設計であることが一般的です。
暖かさを重視する人はそのままジャストサイズを選べばOKですが、トレンドライクな着こなしがしたい人はサイズUP必須。
ただし着丈の短さに対して、袖丈が長めになっているので、サイズを上げすぎると袖だけ長くなってしまいます。
その点に注意して、できれば実際に試着して自分に合うサイズを見つけると良いでしょう。

ちなみに、ボリュームのある見た目から「少し動きづらそう」と感じられる方もいると思いますが、レトロXはかなり動きやすいです。
その秘密は、「Yジョイントスリーブ」。
一般的な洋服は、肩から袖を縫い付けます。
一方レトロXは、胸の上から肩を覆うように袖を縫い付けることで、可動性の高さを実現。
これにより、腕を動かしたときに発生する裾のモタつきを解消しているのです。
分かりやすく言うと「腕と裾が直接つながっていない」ので、腕を動かしても裾が付いてきません。
実際に腕を動かしてみると、本当にスムーズでかなり動かしやすくなっています。
気になる人はぜひ他のアウターと着比べてみてください。
肩の収まりがいいので、重ね着をしてもモタつかないというのも魅力です。
アウトドアブランドならではのシルエット。
⑤コストパフォーマンス(総合評価)

レトロXの価格は、33,000円。
高い機能性を備えたアウターなので、それなりの値段がしますね。
近年はユニクロをはじめとするファストファッションブランドからも高い機能性を持つフリースアイテムがリリースされているので、そこと比べるとコスパは見劣りします。
とはいえ、インナーとしてもアウターとして着まわしが利くため、秋〜春にかけて長く使えるというのは大きな魅力。
レトロXに愛着があり、大事に使っていける人であれば、コスパは十分見合ってくるでしょう。
ちなみにもっと安い価格で似たアイテムを探している人は、ユニクロの「防風アウターフリースジャケット」がおすすめ。
「レトロXと似てる!」
と一時期話題になったアイテムです。
気になる人は下記の記事をチェックしてみてください。
↓
★後日追加します!
パタゴニア「レトロX」のベストタイプ

商品名:メンズ・クラシック・レトロX・ベスト(22,000円)
レトロXには、袖のないベストタイプも存在します。
こちらもパタゴニアを代表する人気作で、個人的にもおすすめできるアイテム。
レトロXの袖部分をそのまま無くしたデザインで、それ以外の機能性・ディテールなどは同じです。
季節に応じてジャケットタイプのものと使い分けがおすすめです。
パタゴニア「レトロX」のおすすめコーディネート

トップス:シワにならない白シャツオーバーサイズver(RePLAY)
パンツ:ワイドパンツ(VEIN)
シューズ:オールスター(コンバース)
モデル:MLR中目黒店長の松田くん(170cm 55kg)Lサイズ着用
レトロXを使ったトレンドライクなコーディーネート。
先述のとおり、アウトドアブランドのアイテムは機能性が重視されるため、ジャストサイズのシルエットのものが多いです。
そのため今回は1サイズアップのレトロXを購入し、ややゆとりのある着こなしに。
パンツもワイドパンツを合わせることで上下ゆるっとした今っぽいコーディネートにしています。
また、インナーにはシンプルな白シャツを入れてレイヤードを作成。
腰の位置を隠すことでスタイルアップができると同時に、コーデ全体としてのっぺりとした印象になるのを回避しています。
もう一つのポイントとして、コーデ全体で色数を抑える工夫をしています。
レトロXはデザインも素材感もカジュアルなアイテムなので、そこにカジュアルなアイテムを合わせると子供っぽい印象になりがち。
そうならないよう、レトロX以外のアイテムは、シューズも含めて全てをモノトーンカラーに統一しています。
このようにしっかりとトレンド性を取り入れつつも、見た目がチグハグな印象にならないよう意識したコードが大切です。
ぜひ参考にしてみてください。
レトロXはダサい?口コミ・評判を調べてみた

幅広い世代に人気のレトロXですが、世間一般からの評価はどうなっているでしょうか?
せっかくなので、レトロXに似てると話題の「ユニクロの防風アウターフリースジャケット」と人気投票を行ってみました。
僕のTwitterでのアンケート結果
皆んなはどっちが好き?
— まとめ|ユニクロ全部買う (@matome_mlr) December 1, 2022
それぞれブログも書いてます!https://t.co/cLw2Kytr7H
結果、僅差でレトロXの方が「好き」と答えた人が多かったです。
ユニクロに比べてレトロXはかなり高額なので、その点を考慮するとかなり人気であることがわかります。
人気がゆえ「人と被りがち」という面はありますが、個人的にも素晴らしいアイテムだと思いますし「ダサい」とは思いません。
パタゴニアはブランドイメージも良いので、安心して着用して問題ないと言えるでしょう。
まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたか?
今回はパタゴニアの名作「レトロX」をご紹介しました。
フリースの保温性、防風フィルムの防寒性、キャプリーンメッシュのムレにくさを搭載した、機能性抜群のフリースジャケットでしたね。
実際に着てみてあらためて思いましたが、見た目からは想像できないくらいの暖かさ。
秋冬シーズンに一着持っておいて損のない、おすすめアイテムです。
気になる人はぜひチェックしてみてください。
僕のブログでは、今後もファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。
明日の更新もお楽しみに!