メンズのフレアパンツはダサい?トレンドの理由、おすすめの選び方、何故似合わないのかなど完全解説
こんにちは!まとめです。
今回はメンズのトレンドパンツの一つである「フレアパンツ」について徹底解説します。
2022年から徐々に流行し始め、2024年現在は街中で見かける機会もかなり増えてきました。
そんなフレアパンツですが、ファッションアディクトから一般層へとトレンドが広がるにつれて、
「フレアパンツってダサくない?」
「実際のところどうなの?」
といった声を耳にするようになりました。
加えて、僕のインスタやフェイスブックコミュニティでは、
「フレアパンツが気になっているけど、挑戦すべきですか?」
「でも自分には着こなしが難しそう…。」
「おすすめの選び方を教えて欲しい。」
こんな感じで「一歩踏み出せていない系」のお悩み相談も増えています。
ファション入門者からすると共感できる方も多いのではないでしょうか?
実際、フレアパンツはトレンドとはいえ、まだまだ不慣れな男性も多い部類のアイテムでしょう。
・・・
というわけで今回は、こうした疑問や悩みにお答えしつつ、フレアパンツの最適解をお伝えします。
なお先に結論を言うと、
フレアパンツは「ダサくない」です。
むしろ、フレアパンツはコーデのレベルアップにめちゃくちゃ有効です。
なのでこれからファッション初心者を抜けて中級者以上を目指したい人には、ぜひとも挑戦してほしいパンツであります。
ただし、正しい選び方・着こなしを理解しておかないと、確実に失敗します。
これから順を追って説明していきますので、ぜひ飛ばさずに最後までご覧ください。
念のため補足しておきますが、ファッションは「点」ではなく「線」で理解することが重要です。
結論だけを知ったところで、それは付け焼き刃的なオシャレにしかなり得ません。
土台となる知識、ロジックがあってこそ、オシャレは成立します。
それでは、まずは大前提となる
「そもそもフレアパンツとは何か?」
について学んでみましょう。
目次
【大前提】そもそもフレアパンツとは?イラスト付きで解説!
意外とよく分かっていない人が多いフレアパンツ。
実はフレアパンツとは、裾が広がっているパンツの総称です。
- ベルボトムパンツ
- ブーツカットパンツ
- シューカットパンツ
これら全てを総称してフレアパンツと呼ぶのです。
この3つのパンツはそれぞれ混同されがちですが、裾の広がり方によって名前が変わります。
膝から裾にかけて大きく広がるパンツがベルボトム。
膝下から裾にかけて広がるパンツがブーツカット。
裾部分が少しだけ広がるパンツがシューカットです。
分かりやすく言うと、
ベルボトム>ブーツカット>シューカット
この順で広がり方が小さくなります。
メンズがフレアパンツを取り入れる際、まずはここをクリアに理解しておかないと失敗しやすいです。
フレアパンツには3種類ある
先ほどフレアパンツには3種類あることをお伝えしました。
- ベルボトムパンツ
- ブーツカットパンツ
- シューカットパンツ
次は、それぞれのパンツについて深掘り解説します。
各パンツごとに「誕生のルーツ」にも触れていきますが、ファッションにおいて「ルーツ」を知ることは実はとても重要です。
ここに面白みを感じられるようになると、ファッション自体もより身近に楽しめるようになりますので、ぜひ飛ばさずにお読みいただければと思います。
①ベルボトムパンツ
ベルボトムとは、裾の部分のシルエットが釣鐘(ベル)のように大きく広がっているパンツを指します。
日本では「パンタロン」や「ラッパズボン」と呼ばれたこともあります。
裾の広がりが最も大きいパンツなので、着こなしの難易度は高めで上級者向きです。
ベルボトム誕生のルーツ
どんなアイテムにも必ず誕生した理由が存在し、それを覚えることはオシャレ上級者を目指す上で重要なポイントです。
なぜそのアイテムが誕生し流行ったのか?
そして今なぜリバイバルしてきているのか?
そのヒントがルーツに隠されているからです。
「動きやすさ」を求めて生まれた
ベルボトムの発祥はヨーロッパ諸国の大工職人や、19世紀のアメリカ海軍の制服です。
作業をする上で動きやすいように、パンツの裾部分に広がりを持たせたのが誕生のきっかけと言われています。
「ヒッピー」が火付け役に
そしてベルボトムパンツを語る上で欠かせないのが「ヒッピー」です。
ヒッピーは、伝統に反抗し、自由を求めた人たちのことを指します。
アメリカで、社会に不満を抱える若者たちが共同生活を始め、彼らは荒野や森林を点々と移動しながら生活しました。
そんなヒッピーたちのアイコン的なアイテムが「ベルボトム」のジーンズです。
動きやすさを求める彼らの移動生活において、ベルボトムは最適なアイテムでした。
そのほか、ほったらかしたようなドライなロングヘアに、バンダナ、絞り染めTシャツなどが特徴。
ナチュラルで野性味のあるファッションです。
世界中に広がるヒッピーのスタイル
このヒッピー文化は、ベトナム戦争への反対運動をきっかけにさらに発展し、反戦活動など政治にも積極的に発言し始めました。
彼らの刺激的なパフォーマンスはメディアにも大きく取り上げられるようになり、一躍世界の注目の的に。
同時に「自由や愛」を尊重する彼らの信条やスタイルに共感する若者が、世界各地に大量に発生しました。
ヒッピーに憧れを感じる人々は、分かりやすくヒッピーのファッションを真似しはじめます。
こうした大きな潮流により、ベルボトムパンツは一気に世界へと波及しました。
ヒッピーたちが作り出した文化は、新たなファッションとしてもさらに発展しながら一大ブームを築いていったのです。
ヒッピーと共に廃れたベルボトム
世界的に爆発的な盛り上がりを見せたこのヒッピー文化ですが、1970年代にベトナム戦争が終結し、またヒッピーに影響を受けたパンクの登場により、世間からの関心は急激に失われて行きました。
年代で見ると1960年代の誕生から1970年代の終息までの、たった10年間の短い文化だったのです。
雨のように過ぎ去っていったヒッピー文化とともに、ベルボトムパンツも流行を終え、次第に時代の陰に身を潜めていったのでした。
ちなみに。
日本にベルボトムが流入した当時は、日本独自の呼び名として
「パンタロン(フランス語でパンツ)」
「ラッパズボン」
などと呼ばれてしました。
50代前後の方であれば、コチラの方がイメージしやすいかと思います。
ただ現在は「パンタロン」は死語に。
「ベルボトム」として定着しています。
②ブーツカットパンツ
次に、ベルボトムの広がりを少し抑えたイメージの「ブーツカット」について解説します。
ブーツカットパンツとは、ブーツを合わせるためのパンツの形(シルエット)のことで、裾部分がもたれないように広がりがあるパンツのことを指します。
街中で見かける機会も多めなフレアパンツでしょう。
裾の広がり方はベルボトムとシューカットのちょうど中間くらいです。
ブーツカット誕生のルーツ
元々は、ファッションではなく、カウボーイが使用するカウボーイブーツの形に合わせてパンツを着用しやすいように、ジーンズの裾部分に広がりを持たせたのが誕生のきっかけと言われています。
従来のストレートシルエットだと裾部分がもつれ、馬上でのアクシデントを招くことがあったからです。
1970年代には、このパンツの裾が広がったデザインがファッションとしても取り入れられるようになり、「ブーツカット」と呼ばれ、ジーンズの定番シルエットになりました。
特に1990年代後半~2000年代前半にかけて大流行し、街ゆく人は皆ブーツカットのジーンズを穿いていました。
③シューカットパンツ
シューカットパンツとは、スニーカーなどのシューズを合わせるため、裾部分がもたれないようやや広がった形(シルエット)をしたパンツのことを指します。
一見するとストレートパンツのように見えるため、フレアパンツの中では最も取り入れやすいパンツです。
そのため初心者がフレアパンツに挑戦する際は、シューカットが一番おすすめです。
シューカット誕生のルーツ
ブーツカットの派生としてシューカットパンツが誕生しました。
カウボーイが使用するカウボーイブーツの形に合わせて誕生したブーツカットパンツに対し、現代のスニーカーなどのシューズスタイルに合わせて調整されたのがシューカットパンツです。
現代のトレンドに合わせて誕生したため、フレアパンツのなかでも最も着こなしやすいシルエットと言えるでしょう。
フレアパンツは何故リバイバルしたのか?
ここまで、大前提となるフレアパンツの種類について解説しました。
お伝えしたとおり、元祖フレアパンツであるベルボトムは、ヒッピー文化の終焉とともに一度トレンドを終えています。
そんなフレアパンツですが、2022年頃からじわじわとトレンドがリバイバルしているのは皆さんもご存知のことでしょう。
フレアパンツが再び流行り始めたのには、大きく分けて2つの理由が存在します。
- 人々の飽き
- ダッドシューズの流行
以下で詳しく見ていきましょう。
①人々の飽き
フレアパンツが流行し始めた1つ目の理由は、「人々の飽き」です。
トレンドは大衆化しすぎると陳腐化します。
オシャレとは人との差別化から生まれるものなので、同じ格好をしている人が多いと、次第にその格好に飽きを感じ、ダサさを感じ始めるのです。
この価値観の変化により、新しいトレンドが生まれるのです。
そのため基本的にはシンプルなデザイン→派手なデザインを繰り返しますし、細身のシルエット→ワイドシルエットを繰り返します。
例えば2010年代は、デザインにおいてはノームコアと呼ばれるシンプルなデザインから装飾性への転換期でした。
シルエットにおいては、スキニーパンツなどの細身シルエットからワイドシルエットへの転換期でした。
トレンドは形を変えてリバイバルする
そして2020年代に入り、フレアパンツやデニムが復活しはじめました。
これは、普通のワイドシルエットに飽きた人や、スラックスなどのシンプルなパンツに飽きた人が増えたことにより、かつて流行したものがリバイバルしているという仕組みです。
ただ、こうしたリバイバルトレンドは、昔のシルエットやデザインがそっくりそのまま復活するわけではありません。
現代のトレンドに合わせて、少しだけ形を変えて復活するのです。
実際に今流行っているフレアパンツは、1960〜1970年代に流行ったフレアパンツのように急激にフレアしてるわけではないですよね?
元から太いものがややフレアしてる(ワイドパンツからの派生)パンツですよね?
このように、過去のトレンドを知ることで、今なぜそれが流行っているのか理由が分かるようになります。
これを知っているか否かで、自然と着こなしにも差が出てくるものです。
②ダッドシューズの流行
フレアパンツが流行し始めたもう一つの理由として、「ダッドシューズ」の流行も挙げられるでしょう。
ダッドスニーカーとは、英語の「DAD(お父さん)」という言葉の通り、お父さんが履くような、靴底が厚く幅が広いボリューム感のあるスニーカーのことです。
もともとはダサかっこいい感じが逆に新鮮ということで注目を浴びたダッドシューズですが、機能的にもソールが分厚いことで身長が盛れて足が長く見えるというメリットがあったため、今では「ダッドシューズ」 というよりは「ボリュームシューズ」として様々なブランドが提案するようになり、定番の人気アイテムとして定着しています。
そしてこのボリュームスニーカーと相性が良いのがワイドパンツ。
ワイドパンツで下半身のシルエットを太くすれば、ボリュームがある靴もすっぽり隠せる上に、身長が盛れて足も長く見せることができるからです。
ただ、先ほどのトレンドの流れとしてお話しした通り、ワイドパンツが普及し過ぎたことで、人々はだんだんとワイドパンツに飽きてきています。
オシャレとは人との差別化から生まれますから、ワイドパンツにオシャレさを感じることが無くなり、新しいコーディネートが求められるようになってきたということですね。
そこで注目を浴び始めたのがフレアパンツ
裾部分が広がるという特徴を持つフレアパンツであれば、ワイドパンツと同じようにボリュームのある靴とも合わせられるため、それに気がついたオシャレ上級者やアパレル業界の人を中心に、フレアパンツがコーディネートに取り入れられるようになりました。
それがだんだんと一般層にも広がり始めたことで、フレアパンツが現代のトレンドと呼ばれるようになったのです。
これらの理由から、フレアパンツが再び脚光を浴び、現代のトレンドとしてリバイバルしてきているというわけ。
とはいえ、一般層に完全に広がり切ったかと言うとまだまだですし、そもそもトレンドというものはゆっくりと時間をかけて移り変わっていくものです。
市場全体でフレアパンツが流行するのにはもう少し時間が掛かるでしょう。
言い換えると、フレアパンツはまだまだオシャレ中級者以上が手にするアイテムといえます。
だからこそ、オシャレのレベルを上げたい人はフレアパンツに挑戦すべき、ということが理に適って言えるのです。
フレアパンツのメリット・デメリット
ここまでで、基本的なフレアパンツの種類や、再流行している理由が分かったかと思います。
次は、実際にフレアパンツをコーディネートに取り入れることを想定して、そのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
後ほど「フレアパンツの選び方」について詳しく解説しますが、その予備知識として必ず押さえておいてください。
メリット
フレアパンツのメリットは、美脚効果によるスタイルアップです。
足が長く見えるので、身長も高く見せることができます。
これは人間の目の錯覚が関係しています。
長さが同じものを見比べたときに、先端が細くなっているものよりも、先端が広がっているものの方が長く見えるという錯覚です。
そのため、足先に向かって広がっていくフレアパンツは、実際よりも足が長く見えるのです。
同じような機能を持つワイドパンツと比べても、フレアパンツの方が大人っぽくボリュームシューズが履けて、なおかつ美脚効果により身長も盛れるというメリットがあります。
デメリット
フレアパンツのデメリットは、初心者にはコーディネートがやや難しいというところです。
「メンズのフレアパンツ=ダサい」という声があるのは、フレアパンツ自体がダサいのではなく、そのコーディネートに失敗している人が多いからです。
フレアパンツ自体にある程度のインパクトがあるため、トップスを柄物にすると途端にレトロな印象になってしまったり、サイズを間違えると個性的過ぎてしまいます。
ただしこれには解決方法があります。
それは正しい選び方を知り、実践することです。
というわけで、次は「フレアパンツの選び方」について解説します。
失敗しないフレアパンツの選び方
ここから先は、これまでの内容をしっかりお読みいただいた方のみご覧ください。
なぜなら前提となる知識がないままに「選び方」だけを知ったところで、それは付け焼き刃でしかないからです。
それでは、フレアパンツの選び方について解説します。
覚えて欲しいポイントは以下のつです。
- おすすめの種類はシューカット
- ワイド感にも注目する
- カラーはブラック一択
- 少し隠して着用する
- ジーンズとスラックスはどっちがおすすめ?
順番に見ていきましょう。
①おすすめの種類は「シューカット」
冒頭の方でもチラリとお伝えしましたが、フレアパンツのシルエットのなかで最もオススメなのは、ずばり「シューカット」です。
シューカットは、裾が少広がっているだけなので、ストレートパンツの延長線上として履くことができます。
なのでフレアパンツ初心者や、ファッションに自信がない人でも、とても着こなしやすいパンツになっています。
一見すると普通のストレートパンツ。
だけど実は、裾が少しだけ広がっている。
派手に主張することなくフレアシルエットを楽しめる、実にちょうど良いパンツというわけです。
トレンドをさりげなく取り入れることができます。
さらにボリュームスニーカーによる身長アップに加えて、フレアパンツの最大のメリットである美脚効果が相まって、全身をスタイルアップすることがでるのも嬉しいポイント。
アイドルもシューカットを選んでいる
ところで最近は、フレアパンツを着用する男性アイドルや芸能人も増えてきましたよね?
彼らがどんなフレアパンツを履いているか知っていますか?
例えば、若者に人気の韓国アイドルグループ「BTS」を見てください。
ほとんどのメンバーが、ベルボトムでもなくブーツカットでもなく、シューカットのフレアパンツを着用しています。
他のアイドルや芸能人も同じです。
シューカットが多い。
一般的にスタイルが良いとされるアイドルですら、シューカットを選んでいるんです。
このことからも、初心者がフレアパンツを取り入れるときは、シューカットを選ぶべきだということがより理解できるでしょう。
②ワイド感にも注目する
フレアパンツは、裾部分が「シューカット」であると同時に、全体が「ワイドシルエット」になっているものを選ぶのがおすすめです。
このシルエットのパンツは、造語的ではありますが「ワイドフレア」と呼びます。
え?ワイドフレアってなに?
って感じですよね。
フレアパンツには3種類あり「ベルボトム」「ブーツカット」「シューカット」の順に広がり方が小さくなると説明しました。
これとは別に「ワイドフレア」という要素を覚えておいてください。
ワイドフレアとは「もともと太いパンツを、裾部分からさらに太くしているパンツ」のことです。
従来のフレアパンツは、腰から膝までが細身で、膝から下にかけて太く広がっていますよね?
それに対してワイドフレアは、腰から膝までが太めで、膝から下にかけてさらに太く広がるパンツになります。
分かりやすくいうと「ワイドパンツをフレアさせたパンツ」です。
これがなぜおすすめかというと、現代のトレンドがワイドパンツだからです。
つまりワイドフレアとは「ワイドパンツ」と「フレアシルエット」の2つのトレンドを取り入れたパンツというわけです。
こう聞くと、トレンドバキバキで着こなしが難しそう……。
と思うかもしれませんが、そこまで心配しないで大丈夫です。
ワイドパンツはすでにトレンドの域を超えて定番として定着しつつあるので、それを少しフレアさせただけ、と思えば意外と簡単なのが分かりますよね?
しかも、もともとがワイドなので、少しくらいフレアさせたところで、あまり目立ちません。
むしろ、細身から急にフレアになる従来のフレアパンツよりも、こちらのワイドフレアの方が着こなしやすいくらいです。
③カラーはブラック一択
次にフレアパンツのカラーの選び方をお話しします。
正直にいうと、カラーは何色を選んでも問題はないです。
全身のコーディネート次第なので、一概に「この色が正解」とはいえないんですよね。
ただ、コーディネートのしやすさでいえば「黒」一択でおすすめ。
ブラックはメンズファッションのキーカラーで、最もフォーマルで大人っぽい印象を与えるカラーです。
それに加えてブラックは、色味をもたない「無彩色」と呼ばれる色です。
どんな色とも合わせやすいという特徴を持っているので、色で迷ったらとりあえずブラックを選べば間違いないでしょう。
ブラック以外で選ぶなら、同じ無彩色のグレーなども取り入れやすくおすすめです。
④少し隠して着用する
次は選び方というより、着こなし方に関する話になります。
今回の記事を通じてフレアパンツを取り入れたいという方が増えるでしょうが、それでも苦手意識が拭えないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は、少し隠して着用するのがおすすめ。
苦手なアイテムは「隠す」のがコツなのです。
フレアパンツは一般的なパンツに比べてやや主張のあるパンツです。
なので長丈のコートなどと合わせて、フレアパンツが見える範囲を少なく抑えるのがオススメ。
長丈のコートと合わせてしまえば、パンツの見える範囲が少ないので、人の目にも受け入れてもらいやすいです。
このように苦手なアイテム=主張が強いアイテムは「隠す」とバランスが取りやすくなります。
ちなみにこれはファッション初心者に向けた話です。
ファッションに自信のある方は、隠す必要はないですし、タックインなどで攻めるのも大いにありです。
⑤ジーンズとスラックスはどっちがおすすめ?
これに関しては、どちらを選んでもOKです。
全身のコーディネート次第なので「これを選ぶべき!」みたいなことは言えないんですよね。
ただ、それぞれ使われている素材には注目しましょう。
例えばスラックスの素材には、ウール、コットン、ポリエステルなどが使われることが多いです。
ウールは高級感があり、コットンはカジュアルな印象、ポリエステルは機能性が重視されることが一般的です。
このなかでオススメするとすれば、ウール。
メンズファッションはカジュアルなアイテムをばかりを取り入れると子供っぽい印象になってしまうので、フォーマルの要素を多めに取り入れて大人っぽく見せるのが鉄則です。
そのためカジュアルな印象のコットンよりは、高級感がありフォーマルの要素をもったウールを選んだ方が無難といえるでしょう。
ただし素材というものは、織り方や加工の方法によっても印象が変わるものです。
ウールだからといって必ずしも高級感があるとは限りませんし、コットンのなかにも超長綿と呼ばれるしなやかで光沢のある高級素材も存在します。
結論、ジーンズとスラックスはどちらを選んでも大丈夫。
好みで選びましょう。
余裕のある人、よりオシャレな印象を獲得したい人は、できる限り素材にもこだわってみてください。
フレアパンツを選ぶときの注意点
ファッション初心者やフレアパンツに履き慣れていない人は「ベルボトム」は避けましょう。
ベルボトムはフレアパンツのなかで最も広がり方の大きなパンツなので、難易度がかなり高いからです。
逆にファッションに自信のある方は、挑戦してみるのもありです。
ただしその時は、人の目に「奇抜」に映らないようにだけ注意してください。
オシャレとは人との差別化から生まれるものですが、同時に「客観性」が求められます。
差別化もいきすぎると「おかしな人」に見られてしまうので、バランスの良いコーディネートを心掛けましょう。
フレアパンツがトレンドだからといって、初心者が何も考えずにスーパーフレアなパンツを選ぶのは危険です。
以上、「フレアパンツの種類と選び方」について解説しました。
これさえ覚えておけば、フレアパンツで失敗することはないでしょう。
フレアパンツの注意点
メンズファッションでフレアパンツを取り入れる際の注意点はただ一つ、「ベルボトムは避ける」です。
先ほどもお話しした通り、フレアパンツはトレンドになってきているとはいえ、比較的個性の強いパンツです。
特にベルボトムはフレアパンツの中でも膝からの広がり方が最も大きいため、非常に難易度の高いパンツです。
また、ベルボトムはレディースでは定番となっているアイテムではありますが、メンズではまだ一般化してきていないため、個性が強すぎるように見えてしまい、逆にダサいといった印象を与えてしまう可能性があります。
以上の理由から、ファッションに自信のある方以外は、ベルボトムは極力避けた方が失敗は少ないでしょう。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
冒頭でもお話しした通り、メンズのフレアパンツはダサくありません。
ダサいという声が上がってしまうのは、フレアパンツの選び方や着こなしに失敗している人が多いからです。
なのでフレアパンツに挑戦しようか迷っている人は、初心者でも着こなしがしやすいシューカットパンツを選びましょう。
フレアパンツは正しい知識を持ってコーディネートに取り入れることで、人とは違った新鮮なオシャレを楽しむことができるおすすめのアイテムです。
メンズファッションのトレンドとして、「スキニー」「テーパード」「ワイド」と色々なパンツが出てきましたが、今まさに次のトレンドになり始めているのが「フレアパンツ」なのです。
そのなかでもワイドフレアを選ぶのがおすすめ。
この機会にぜひ覚えておきましょう。