【2022】ユニクロプレミアムリネンシャツのコーデ、サイズ感、しわについて購入レビュー

ユニクロの名作、プレミアムリネンシャツ。
今回は2022春夏の新作を実際に購入したので、その特徴をレビューします。
おすすめのメンズコーデ、サイズの選び方、人気色、しわ対策のコツ、類似アイテムや無印との比較まで、よくある悩みを完全網羅。
これから購入を考えている方はもちろん、とりあえず情報収集をしたい方にもピッタリの内容になっています。
洋服年間1000万円購入(ユニクロは毎シーズン全型購入)している僕がプロの目線で解説するので、ぜひ参考にしてください。
プレミアムリネンシャツの全てを1記事にまとめました!
結論から先にいうと、もっともオススメのリネンシャツは、ユニクロの「プレミアムリネンシャツ」です。
無印のリネンシャツは素材感やデザインは良いんですが、シルエットにトレンド感がないので、オシャレに見せるのは難しい。
それぞれ詳しく解説するので、ぜひこのまま読み進めてみてください。
目次
ユニクロのプレミアムリネンシャツとは?

プレミアムリネンシャツは、ユニクロを代表する名作シャツシリーズの一つです。
心地いい清涼感と美しい光沢感が楽しめるリネンシャツとして、幅広い男女から支持を受けています。
最大の特徴は、夏の高級素材であるリネンを、なんと100%も使用していること。
ユニクロは良いものがお得なことで有名ですが、その中でも特に贅沢でコストパフォーマンスに優れたアイテムですね。
毎シーズン、デザインやシルエットなどにアップデートが加えられるのも特徴の一つ。
シーズンごとに良し悪しがあるので購入のときは注意が必要ですが、2022シーズンはより文句のない仕上がりです。
細かい特徴は、次で見ていきましょう。
プレミアムリネンシャツの特徴(購入レビュー)

プレミアムリネンシャツを実際に購入したので、プロの目線でレビューします。
結論を先にいうと、文句のない仕上がりです。
以前はビジネスっぽい作りで身幅がタイトだったりしたんですが、今回はリラックス感のあるシルエットになっていますので、トレンドにもぴったり。
以下、5つのポイントで詳しく解説します。
- デザイン
- シルエット
- 素材感
- 機能性
- コストパフォーマンス
アイテムの特徴を理解することで、オシャレな着こなしが身につきます。
それぞれ見ていきましょう。
1.デザイン

まずはデザインから。
襟はもっともポピュラーなレギュラーカラーを採用しており、フォーマルな印象。
襟はシャツの印象を決定づける超重要ポイントです。襟が変わるだけで商品名が変わるほどなので、ここからもその重要性が分かるかと思います。
種類としては、例えば、襟先がボタンで止められたボタンダウンカラーや、襟がなくなっているノーカラーなどがありますよね。
この中でもレギュラーカラーがフォーマルな印象なのは、スーツでも使われるシャツの襟だからです。
対してボタンダウンカラーはカジュアルな印象。なぜカジュアルな印象になるかというと、スポーツを起源とする襟だからです。
ボタンダウンカラーの起源は、イギリスの上流階級がたしなんでいたポロ競技。馬に騎乗して疾走するときに、風でパタパタと動かないようにボタンでとめたユニフォームから着想を得て、生まれたアイテムです。
アイテムの印象はルーツ(起源)に左右されるものなので、スポーツがルーツのボタンダウンカラーは、人にカジュアルな印象を与える襟なのです。
ちなみにボタンダウンカラーを作ったのは、世界最古の紳士服店として有名な「ブルックスブラザーズ」の創業者、ジョン・ブルックスです。
ファッション史に詳しい方はよくご存知だと思いますが、ボタンダウンシャツは1950年代のアメリカで大流行した「アイビールック」を象徴するアイテムでもあります。

胸にはポケットがついており、少しカジュアルな印象。
シャツは、胸ポケットあり=カジュアル。胸ポケットなし=フォーマルな印象になります。
ちなみに、「世界標準」は「胸ポケットのないシャツ」ということをご存知ですか?
諸説ありますが、胸ポケットのあるシャツは日本仕様なんです。
日本のビジネスシーンでは、シャツ一枚で出歩くことが多いため、スマホやペンなどを入れられるよう、胸ポケット付きのシャツが一般的です。
一方、欧米のビジネスシーンでは、スーツのジャケットを脱ぐことはほとんどないので、シャツはいわば「下着」のようなもの。下着にポケットがついている必要はないんですね。
このように、その国の文化や合わせるスーツによってもシャツの選択は異なるのです。
いずれにしても、シャツはポケットがあるとカジュアルな印象に寄ります。よりフォーマルなスタイリングをしたいときは、ポケット無しのシャツを選ぶと良いでしょう。

前立てはフレンチフロント。
前立てとは、シャツの前ボタン部分に付けられる帯状のパーツのこと。もとは補強のためにできたものです。
フレンチフロントは装飾がないため、すっきりとフォーマルな印象になるのが特徴です。
こちらのアイテムはステッチもあまり入っていないので、よりミニマルでフォーマルな印象ですね。
フレンチフロント以外の前立てを紹介すると、プラケットフロント(シャツの前端が表側に折り返っている前立て)は、カジュアルな印象。
フライフロント(ボタンが見えない前立て)は、シャツのデザインの中では最もフォーマルな印象。と覚えておきましょう。

背中のデザインは、肩が動かしやすい「サイドプリーツ」。
レギュラーカラーやワイドカラーといった襟型のシャツに使用されることが多いデザインです。
ちなみにプリーツがシャツの中心に入った、「センターボックス」というデザインも存在します。
サイドプリーツと同様に、肩まわりが動かしやすいのが特徴です。トラッドタイプのシャツに使用されることが多いデザインです。
どちらも見た目の印象はそこまで変わりません。
2.シルエット

シルエットは、トレンドに合うリラックスシルエットです。
以前のプレミアムリネンシャツはビジネスっぽい作りになっていて、タックイン用の長い着丈に加えて、身幅もタイトでした。
デザインも素材も良かったんですが、シルエットだけあんまりオススメできなかったんですよね。
ただ、今のプレミアムリネンシャツは、ウエストの絞りを抑えることで身幅がワイドになって、現代風のリラックスシルエットにアップデートされています。
着丈もタックイン専用だったものが少し短くなり、タックインでもアウトでもいける長さになっています。
これまで唯一オススメできなかったポイントが改良されたので、ついにオシャレ着としてオススメができるようになりました。
身頃もすっきりしていて、生地のドレープの落ち方がきれいに見えるシルエットです。
3.素材感

このアイテムの最大のウリである素材は、ユニクロの中でもトップクラスに贅沢。
そもそもユニクロは高級素材をリーズナブルな価格に落とし込むことが強みのブランドですが、その中でもプレミアムリネンシャツはとくに凄いです。
なんと夏の高級素材であるリネン素材を、何も混ぜずに100%で使用。
とても高級感のある見た目になっていて、リネン素材ならではの清涼感に加え、繊維長が長いのでしなやかさと微光沢があり、上質な印象です。

さらに凄いのは、亜麻(アマ)の茎を原料とするリネンのなかでも最高峰と評される、ヨーロピアンリネンを使用していること。
涼しい気候と豊富な水に恵まれたフランス産の理念です。
なめらかな風合いと上質な光沢があり、一般的なリネンよりも高級感があるのが特徴です。

さらに驚きなのが、人の手でひとつひとつ、品質管理をしている点。
天然リネンは、繊維の太さが不揃いなので、生地の織りや、糸の撚りで発生する繊維のかたまり「ネップ」の除去が必要です。
ではこのプレミアムリネンシャツはどうなっているかと言うと、生地段階〜製品完成までの工程で、なんと計4回も人の手で一枚ずつ丁寧にピンセットで取り除き、品質管理を徹底しています。
洋服はオートマチックに大量生産することで安く販売ができるわけですが、プレミアムリネンシャツは品質を上げるため、わざわざハンドメイドの工程を挟んでいるんです。
こうした手間隙により、よりなめらかで美しいリネンシャツに仕上がっているわけです。
ユニクロの注力アイテムだということが分かりますね。
4.機能性
リネンは通気性に優れているため、夏場でもサラリと涼しいのが最大のメリットでしょう。
天然のざっくりとした糸から生地を成型しているので、糸と糸の間にわずかな隙間が生まれ、風通しが良くなるんですね。
また吸水性・速乾性もピカイチ。
一般的にリネンは、綿(コットン)の4倍の吸水性があると言われています。速乾性にも優れているので、効率よく汗を吸って発散してくれます。
夏の暑い時期や、梅雨のジメジメした時期にリネンがよく使われるのはこれが大きな理由です。
僕も実際に着用しましたが、汗をかいてもベタベタせず、シャキッと柔らかな肌触りで、とても快適です。
ちなみにメンズファッションは、半袖シャツよりも、長袖シャツの方がカッコよく見えるのはご存知ですか?
洋服は肌の露出が少ないほどフォーマルな印象になり、大人っぽい見た目になるからです。
ただ、夏場に長袖シャツを着るのはキツいもの。
そんな時にうってつけなのが、リネン素材です。
ここまで説明したきた通り、シンプルに涼しいですし、見た目にも清涼感があります。
以上の理由から、ユニクロのプレミアムリネンシャツは、夏に着られる長袖シャツとして選択肢に入れるべき、個人的にもおすすめのアイテムです。
5.コストパフォーマンス
コストパフォーマンスはユニクロの中でもトップクラスに良いでしょう。
高級素材であるリネンの中でも、さらに上質なフレンチリネンを、贅沢に100%使用しています。
それで価格が1990円(セール価格)というのは、ユニクロにしか実現できない価格破壊レベルの安さです(笑)。
例年、春夏シーズンの終盤に在庫が余っている場合は、さらにセールがかかり1000円を切るケースもあります。
ベージュなどの落ち着いたカラーであれば、秋口などの季節の変わり目にも使えるシャツなので、より安く手に入れたい人はさらなるセールを狙うのもアリです。
おすすめのサイズ感
おすすめは1〜2サイズアップです。
初心者の方は、普段よりも少し大きめの1サイズアップを選ぶことで、より今っぽく着こなすことができます。
オーバーサイズに抵抗感のない方は、2サイズアップがおすすめです。
リネンは「縮む」ので注意
サイズ選びのときに注意して欲しいのは、リネン素材は「縮む」ということ。
リネンは繊維の目が粗いため、洗うとその分、縮む素材です。
お手入れ方法にもよりますが、一般的なリネンの場合、5%〜10%ほど縮むと思っておきましょう。
おおむね着丈で最大3㎝くらい、胸囲は最大で2㎝くらい縮みます。
縮まない方法もあるので、あとでご紹介します。
サイズ比較表
(cm) | XS | S | M | L | XL | XXL | 3XL | 4XL |
着丈 | 69 | 71 | 73 | 75 | 78 | 79 | 80 | 81 |
裄丈 | 78 | 80 | 82.5 | 85 | 87.5 | 89.5 | 90.5 | 91.5 |
肩幅 | 43.5 | 45 | 46.5 | 48 | 50 | 52 | 54 | 56 |
身 | 49 | 52 | 55 | 58 | 62 | 66 | 70 | 74 |
首閣 | 38.5 | 40.5 | 42.5 | 44.5 | 46.5 | 48.5 | 50.5 |
ユニクロ公式ホームページのサイズチャートです。
サイズはいつも通り、XS〜4XLまでの8サイズ展開。
XS・XXL・3XL・4XLサイズは、オンラインストアのみでの取り扱いとなるので注意しましょう。
自分に合うサイズを知りたいときは、手持ちのシャツのサイズを確認して、この表と照らし合わせるのがオススメ。
何度か繰り返すと、自分にピッタリの長さが頭に入るので、ぜひ試してみてください。
おすすめのメンズコーディネート

パンツ:WIDE HALF PANTS(RePLAY)
シューズ:エスパドリーユ(カスタニエール)
※モデルはMLR中目黒店長の松田くん
夏でも涼しい清涼感のあるコーディネート。
長袖を着ていますがリネン素材なので涼しいし、見た目もブルー系統の寒色のネイビーなので涼しげな印象です。
パンツがワイドハーフで、足元は夏の定番エスパドリーユなので、トータルで見ても季節感があります。
夏のコーディネートは基本的にTシャツやショートパンツ、サンダルなどカジュアルなアイテムばかりになりがちなもの。
ですが今回のコーディネートのようにツヤのあるシャツを使ったり、若干フォーマルなエスパドリーユを使うと、バランスが取りやすく、夏でもカジュアルになり過ぎません。
ぜひこちらのコーディネートを参考に、プレミアムリネンシャツの着こなしを楽しんでみてください。
お手入れのコツ(しわ・縮み対策)
リネンは水や熱による耐久性は高いものの、デメリットとして、「しわ」と「縮み」があります。
これが気になる方はかなり多いはず。
天然素材のリネンは繊維の目が粗いので、水に濡れる(洗う)とその分、縮んでしまい、しわができるんですよね。
「洗いざらしリネンのしわ感が好き」という方もいますがこのシワが苦手な人もいるでしょう。
なのでしわはなるべく取って、大人っぽく着こなした方が万人に好かれやすいファッションになります。
ちなみに以下のお手入れを真似すれば、ある程度、しわや縮みの対策ができます。
ぜひこの記事を参考に、実践してみてください。
洗濯
基本的には自宅の洗濯機をつかってOKです。
おすすめの洗濯方法は、裏返しにして洗濯ネットに入れる方法。
リネンは摩擦に弱く、ネップ(繊維のかたまりダマ)が発生しやすいですが、この方法で摩擦を防ぐことができます。
洗剤は蛍光剤の入っていないものを使いましょう。
蛍光剤は衣類を白く見せるためのものなので、染色のあるリネンシャツは、色落ち・色あせになる危険性があります。
とくに色味の濃いものは注意が必要。ほかの衣類に色移りすることもあるので、リネンシャツ単体で洗うようにしましょう。
リネンは水に強く、耐久性は高いので、洗い方は通常コースでも問題ありませんが、心配な場合はおしゃれ着洗いを選ぶと間違いありません。
脱水・乾燥
脱水は、しわと縮みの一番の原因です。なのでできるだけ短時間で済ませる必要があります。
おすすめは、脱水をしない「ウェットドライ(濡れ干し)」というテクニック。
丁寧にシワをのばして整形し、ごくごく弱目に絞って水気をとり、ハンガーから水滴がボトボト落ちる状態のままで干します。
リネンは日焼けしやすいので、直射日光はNG。水が垂れてもいいようなバスルームなどに、風通しをよくして干しましょう。
こうすることで乾くまでの過程に水の重みが加わり、生地が伸び、しわや縮みを最小限に抑えることができます。
リネンは速乾性があるので、夏場は午前に干したら、午後には乾いてるイメージです。
ウェットドライが難しい場合は、脱水時間を1分にするなど、極力短くすると良いでしょう。
ちなみにリネンに乾燥機はNGです。しわや縮みはもちろん、劣化や損傷の原因になるため絶対に避けましょう。
アイロン
アイロンは使用してOKです。
ただし、アイロンを直接あてるとテカりが出るため、必ず当て布をするようにしましょう。
リネンのしわは頑固なので、普通にアイロンしてもなかなか取れません。
水分を与えながらアイロンするとしわが取れやすいので、高温のスチームアイロンを手早くかけるのがオススメです。
スチームアイロンをお持ちでない方は、霧吹きなどでたっぷりと水分を与えながら、高温のドライアイロンをかけると良いでしょう。
脇汗などの汗じみはどう落とす?
リネンシャツは夏場の着用が多いので、汗染みができやすいです。
汗染みは普通の洗剤では落ちにくいので、市販の酸素系の漂白剤を使いましょう。
変色などのリスクを防ぐため、しっかりと説明を読んでから使用するようにしてください。
また、汗は時間とともに黄ばむので、できるだけ早い洗濯が大切です。
そもそも汗染みを作らないために、インナーの着用もオススメ。
内側にTシャツを着込んでも良いですし、僕がよくオススメしているユニクロの「エアリズムコットンタンクトップ」も良いです。
このタンクトップはユニクロ史上屈指の名作です。
柔らかくする方法
ここは好みが分かれるところ。
個人的にはある程度のハリ感があるものが好きですが、ふんわり柔らかく着たい人もいると思います。
そうした柔らかい風合いが好きな方は、市販の柔軟剤を使うのもありでしょう。
手でパンパンと叩いたり揉んだりするのも効果的です。素材を傷つけないよう注意しながら試してみてください。
おすすめのカラー(人気色)

メンズのカラー展開は、以下の7種類になっています。
- ホワイト(WHITE)
- ライトグレー(LIGHT GRAY)
- ピンク(PINK)
- ベージュ(BEIGE)
- グリーン(GREEN)
- ブルー(BLUE)
- ネイビー(NAVY)

人気色、かつ個人的におすすめの色は「ネイビー」です。
ユニクロのプレミアムリネンシャツは、ツヤのある高級感が魅力のアイテム。
ツヤの感じやすい色であるネイビーを選んであげることで、より高級感が増し、大人っぽい印象を与えることができます。
また、ネイビーは青系統の色なので、いわゆる寒色を表す色でもあります。なので夏に着るにはちょうど良いです。
ネイビー以外で選ぶなら、ライトグレーやベージュなどの落ち着いた色味のものがおすすめです。
とくにベージュはナチュラルな色味になっているので、リネンの風合いを楽しむにはぴったりでしょう。
もちろんコーディネートに自信のある方は、派手な色を選んでもOK。
ちょっと蛍光色が強めですが、トレンドのグリーンカラーをタックインするなど、色んな遊び方を楽しんでみてください。
透けるのでインナーに注意
プレミアムリネンシャツは結構、透け感があります。
天然のざっくりとした糸から生地を成型しており、糸と糸の間にわずかな隙間が生まれているため、透けて見えるんですよね。
とくに「白」はかなり下が透けるので、ボタンを閉めた状態で着るときは、インナーに注意が必要です。
例えば、黒のTシャツを中に着込んでいた場合、透けるとちょっと嫌ですよね?
おすすめのインナーは、肌の色に近く、透けて見えにくいベージュ。
インナーは先ほど紹介したユニクロのエアリズムコットンタンクトップがおすすめなんですが、透けやすい白の場合は他のインナーにして「ベージュ」を選びましょう。
エアリズムコットンタンクトップは現在ベージュカラーが未発売なんです。。。
オススメはこれ!似ているアイテムと比較
ユニクロのプレミアムリネンシャツにはいくつかの類似アイテムが存在します。
また、上記に加えて、よく比較されるのが「無印良品」のリネンシャツ。
今回はすべて実際に購入して比較してみました。
結論から先にいうと、一番のオススメは本記事で紹介してきたユニクロの「プレミアムリネンシャツ(レギュラーカラー)」です。
とはいえ好みによってはこれからご紹介するシャツを選ぶのも全然アリ。
それぞれ見ていきましょう。
プレミアムリネンスタンドカラーストライプシャツ(長袖)

2022年に新登場。プレミアムリネンシャツの素材感はそのままに、襟が「スタンドカラー」、柄が「ストライプ」になったアイテムです。
スタンドカラーシャツとは、襟の折り返しがないシャツの総称。
首に沿って襟が立っており、襟元がスッキリ見えるのが特徴で、レギュラーカラーに比べてカジュアルな印象になります。

もともとリネンシャツ自体がカジュアルなアイテムなので、個人的にはフォーマル感でバランスの取れるレギュラーカラーの方がおすすめ。
レギュラーカラーに飽きた方や、差別化をしたい方は、こちらのスタンドカラーを選ぶと良いでしょう。
ちなみにスタンドカラーのルーツ(起源)は、1300年頃のフランスです。ノルマンディ地方の貴族が、防寒と衣服の補強のために発明したといわれています。
その機能性から、軍服にも採用され、軍服から派生した学生服の詰襟(つめえり)などにも使用されてきました。
日本でスタンドカラーが一般化したのは1980年代。イッセイミヤケがコレクションで発表したことで人気となり、オフィスなどの仕事場では、ノーネクタイで着られるシャツスタイルとして流行しましたね。

柄は、スッキリとした印象を与えるストライプ柄。
シャツ本体と胸ポケットのストライプもしっかりと合わせられています。細かいところですがユニクロのものづくりのクオリティの高さが感じられるポイント。
ちなみに皆さんはストライプとボーダーの違いを知っていますか?
混同されることの多い両者ですが、ストライプは縦縞、ボーダーは横縞です。
ストライプは均等に並んだ縦線による視覚効果でスッキリとした印象に。ボーダーは太めの横縞がラフでカジュアルな印象を与えます。


シャツの裾は、腰の位置が隠れるラウンドカット。
全体のシルエットは肩幅、胸、裾まわりをゆったりさせた、今の時代に合わせたリラックスフィットになっています。
ワイドパンツを合わせたゆったりとしたスタイリングもおすすめ。

素材はリネン100%。リネンの中でも高級とされるヨーロピアンリネンを100%使用しています。
リネン素材ならではの清涼感に加え、繊維長が長いのでしなやかさと微光沢があり、上質な印象です。
カジュアル感のあるスタンドカラーに、すっきりとした印象のストライプ柄でバランスの良い、高級感のあるリネンシャツです。
リネンコットンスタンドカラーシャツ(半袖・長袖)

続いて、リネンコットンスタンドカラーシャツ。半袖と長袖の2種類が展開されています。
こちらもゆったりとしたフィットにアップデートされて、今の時代に合わせたリラックスフィットなので動きやすく、着心地がラク。

素材は、清涼感のあるリネンに、柔らかなコットンをブレンドしているのが特徴(リネン53%、コットン47%)。
コットンがプラスされたことで、柔らかく優しい肌触りになり、羽織としてもさらっと着こなせるデザインになっています。

本来、シャツは長袖のものなので、半袖シャツは着こなしが難しめ。
しかもこのシャツはコットンが配合されているため、袖丈が少し張っています。
コットンはリネンに比べて生地が硬い場合があるので、このように張ってしまうんですよね。
袖丈が張ると、落ち感がなくなるため、着こなしがさらに難しくなります。

シャツの襟は、先ほどと同じスタンドカラー。
スタンドカラーは、シャツの原型であるレギュラーカラーを省略したデザインなので、レギュラーカラーに比べてカジュアルな印象になります。
基本的に、洋服は、原型を省略するとカジュアルな印象になります。例えばシャツも原型の長袖よりも、袖を省略した半袖の方がカジュアルですよね?
なのでスタンドカラーはカジュアルな印象を与える襟です。
ちなみに皆さんはスタンドカラーとバンドカラーの違いを知っていますか?
こちらも混同されることが多いですが、違いは「襟の高さ」。スタンドカラーの方が高く、バンドカラーの方が低いという認識になります。
ただ近年はその境界線があいまいになってきているので、そこまで違いを意識しなくても大丈夫。襟のないノーカラーというシャツも存在するので、予備知識程度に覚えておきましょう。


ベーシックな無地ですが、ややシワ感が目立つ印象。
個人的には、リネン100%で落ち感と高級感のある、本家プレミアムリネンシャツの方が好みです。
フレンチリネン洗いざらしシャツ(無印良品)

続いては、ユニクロとよく比較される、無印良品のリネンシャツ。
こちらも実際に購入して比較しましたが、結論、ユニクロの方が断然おすすめです。

襟はもっともポピュラーかつフォーマルな印象を与えてくれるレギュラーカラー。

前立ては、ユニクロがフォーマルな印象のフレンチフロントなのに対して、無印はカジュアルな印象のプラケットフロントになっています。

素材はユニクロと同じリネン100%で高級感はバッチリ。

残念なのはシルエット。現代はオーバーサイズのトレンドが定着していますが、こちらの無印のシャツは、想像以上に着丈が短いです。
もちろん無理にトレンドに乗る必要はないですが、トレンドに遅れるとどうしてもダサく見られがち。
なのでこちらの無印のリネンシャツは、デザインも悪くないですし、素材も良いですが、着丈が短すぎるためオシャレに見せにくいのでコーディネートが難しいです。
ただ着丈が長いシャツに抵抗感がある人や、低身長や小柄な人には向いている側面もあるので、ぜひご自身の好みに合わせて検討してみてください。
まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
今回はユニクロと無印のリネンシャツを全て購入して比較レビューしました。
もっともオススメなのは、ユニクロの「プレミアムリネンシャツ」です。
名作と呼ばれるだけあって、デザイン・素材感・機能性・シルエットのどれを取っても素晴らしい仕上がりでした。
それでいて1990円(セール価格)という圧倒的な安さ。コストパフォーマンスも抜群です。
暑い夏でも涼しく着られる長袖シャツなので、ワードローブに1着加えて損のないアイテムといえるでしょう。
この記事を読んで気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
僕のブログでは、今後もブランド解説をはじめ、ファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきますので、ぜひお楽しみに!