【メンズ必見】人気アウトドアブランド「コロンビア」をプロが徹底解説!特徴・店舗情報など

どうもまとめです!
さて、本日は人気企画『ブランド解説シリーズ』。
今回解説するブランドは「コロンビア」。
街中でコロンビアのフリースやマウンテンパーカを着ている人を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?
みなさんがなんとなくイメージしている通り、コロンビアは登山用品などを主に取り扱うアウトドアブランドです。
なぜそんなアウトドアブランドが街中で着用されるようになったのでしょう?
そう、コロンビアはアウトドアに適した機能性にプラスして、高いデザイン性をもつブランド。
また、古着屋でも多く見られ、古着好きな方をはじめ多くのファッション好きからも親しまれています。
とはいえ、コロンビアについてあまり知らない方も多いはず。
この記事ではコロンビアについて徹底解説していきます。
ブランドのことを知ることも、ファッションをより楽しむ大事なエッセンス。
この記事を読み終わった頃には「コロンビア アイテム」とググっている方もいらっしゃるでしょう。
さあ、早速見ていきましょう!
目次
コロンビアってどんなブランド?

さて、まずはコロンビアの歴史について簡単に解説していきます。
コロンビアはアメリカ・オレゴン発祥のブランド。
ブランド創業者はポール・ラムフロム。
彼はもともとドイツでシャツの縫製工場を経営していました。
1938年に家族と共にドイツからアメリカのオレゴン州へ移住することになります。
アメリカで事業を始めようと、小さな帽子問屋の権利を買収し、オレゴン州ポーランドに店を開きます。
近くに流れるコロンビア川にちなんで、店の名前を「コロンビアハットカンパニー」と命名。
ポールはコロンビアハットカンパニーを家族と一緒に経営していきます。

そして1960年、さらなるビジネス拡大を目的に、当時スキーグローブを製造していたコロンビアマニファクチャリングカンパニーと合併。
自社オリジナルアイテムの製造ができるようになり、店名をコロンビアハットカンパニーから「コロンビアスポーツウェアカンパニー」へ改名します。
そして当時のコロンビアの代表的なアイテムとなるフィッシングベストを販売。
釣りの小道具を収納できる大小のポケットが特徴的なアイテムです。
今となってはよく見かけるアイテムのフィッシングベストですが、当時はとても画期的なアイテムでした。

出典:https://www.columbiasports.co.jp/
そしてようやくビジネスが軌道にのろうとしているところで悲劇が起こります。
コロンビア創始者のポール・ラムフロムの死去です。
会社に残されたのはポールの次女ガート・ボイルと多額の借金でした。
ガートは結婚しており、子供も三人いました。
ガートの夫ニールはポールの死後、コロンビアの社長となりますが47歳にして死去。
ガートに残された選択肢はコロンビアを売却して、子供たちを養うことでした。
しかし、会社に対する評価は驚くほど低く、提示された最高額では多額の借金は返すに至りませんでした。
そこでガートは決意を新たにします。
まだ大学4年生だった息子ティム・ボイルとともに、コロンビア再建の道を歩み始めたのです。

出典:https://www.columbiasports.co.jp/
彼女が目指したのは細々と家業を続けることではありません。
それは亡き夫ニールが志半ばにして遂げられなかった拡大戦略を引き継ぎ、それを成功させることでした。
多額の負債を抱えながら再建を目指す過酷な日々を彼女と息子ティムは過ごしていきます。
しかしコロンビアは確かな製品づくりを着実に行い、ビジネスの基盤と信頼を築き上げていきます。
そして1980年代に入り、コロンビアにとって大きな転機が訪れます。
コロンビアの代表作ともいえる「インターチェンジシステム」の開発です。
インターチェンジシステムとは、気候に合わせて着こなしができるアイテム機能のこと。
着脱可能なインナージャケットが付いているツー・イン・ワン・ジャケットを販売します。
それはジャケットのみ・ジャケット+インナージャケット・インナージャケットのみと、気候に合わせて3通りの着こなしができるアイテムです。
今ではよくあるアイテムですが、当時はとても画期的で多くのアウトドアファンに支持されました。
そしてインターチェンジシステムを採用して開発された「バガブーパーカ」を発売。
バガブーパーカは、1993年には全米で販売数が100万枚を越え、米国内アウトドアウェアの年間最多販売記録を打ち立てる大ヒットアイテムになります。

出典:https://www.columbiasports.co.jp/
これをきっかけに、コロンビアはアウトドアブランドとして確かな地位を得ることとなりました。
現在もコロンビアはアウトドアブランドの枠を飛び越え、多くの人に親しまれ愛されるブランドとして邁進しています。
コロンビアの特徴
さて、ここまではコロンビアの歴史について解説していきました。
見事に復活劇を果たしたコロンビア。
そんなコロンビアにはどんなアイテムがあるのか知りたい、そう思ってくださった方がいらしたらとても嬉しいです。
コロンビアのアイテムを紹介する前に、まずはコロンビアのアイテムの特徴について解説していきましょう。

コロンビアの特徴は大きく分けてこの3つ。
- タウンユースもできる高いデザイン性
- アウトドアブランドならではの機能性
- 高いコストパフォーマンス
それぞれ解説していきましょう。
タウンユースもできる高いデザイン性
まずコロンビアの人気の秘訣の一つでもあるのがそのデザイン性。
「楽しく・快適なウェアを作ること」
これがコロンビアが掲げたアイテム作りの信念。
アウトドアブランドに限らず、「洋服を着ることでテンションが上がる」ということはファッションの最大の魅力の一つ。
アウトドアといった限られた領域ではなく、「洋服を着ること」に視点を置いているモノづくり。
これがコロンビアが多くの人に愛されている理由の一つです。
コロンビアのアイテムは、タウンユースできるほどの高いデザイン性を誇ります。
ビビットなカラーのアイテムから、シンプルなカラーのアイテムまでとても豊富なアイテムラインナップ。
古着アイテムでもコロンビアはとても人気です。
アウトドアを目的とした方はもちろん、タウンユース目的でコロンビアを買う方も多いほど。
コロンビアの高いデザイン性は、多くのファッション好きからの信頼を得ています。
アウトドアブランドならではの機能性
そして機能性。
アウトドアで使うアイテムには、防水・撥水・保温・速乾性など求められる機能は多い。
もちろん、コロンビアではそれらのアウトドアに必要な機能は完全網羅されています。
厳冬期の北アルプスや、日本の3000m峰でも着用できるアイテムも作られています。
「アウトドアブランドなら当然でしょ?」
もちろん、多くの方はこう思うはず。
コロンビアの特徴は、アウトドアブランドに必要な機能性にプラスして前述したデザイン性が両立されていること。
しかし、機能性の高いアイテムは値段もその分張ってしまいます。
さて、気になるコストパフォーマンスについて見ていきましょう。
高いコストパフォーマンス
最後にコストパフォーマンス。
前述した通り、アウトドアブランドのアイテムにとって、機能性が高いことはマストで必要な要素。
しかし機能性を高くする分、アイテムの値段は張ってしまいます。
コロンビアの信念にこうあります。
「適正な価格で多くの家庭にアウトドア製品を届けたい」
これはコロンビアを成功に導いたガート・ボイルの精神。
多くの人に届けるためには価格設定はとても重要。
しかし、ゴアテックスなど既存のテクノロジーを使うとアイテムの価格は高くなってしまいます。
そこでコロンビアでは、各機能において独自のテクノロジーを開発。
そのテクノロジーは、防水・撥水・吸温・速乾・保温・冷感・紫外線・防風性など多岐にわたります。
それらの独自テクノロジーを用いてアイテムを作ることで、低い価格設定を実現しています。
これがコロンビアの特徴であり、多くの人に親しまれる理由の一つです。
いかがでしたでしょうか?
高いデザイン性・アウトドアブランドとしての機能性・そしてコストパフォーマンス、この3つが両立されていることが、コロンビアの魅力です。
オムニヒートとは?
コロンビアでは、各機能において独自のテクノロジーを開発していると先述しました。
その機能の一部「オムニヒート」について、ちょっと深堀りしてみましょう。
独自開発された機能は、防水・撥水・防風・冷感・保温などなど様々。
その中でも代表的なのが保温機能であるオムニヒート。
オムニヒートとは、熱反射保温テクノロジーの総称です。

オムニヒートだけでも6種類が開発されていますが、現在の販売されているモデルに主に搭載されているのは以下3つ。
- オムニヒートサーマルリフレクティブ
- オムニヒート
- オムニヒートインフィニティ
この3つについてそれぞれ詳しく説明しましょう。
オムニヒートサーマルリフレクティブ

反射熱を利用したコロンビア独自開発の保温機能のこと。
裏地にドット状のアルミニウムを使用し、保温性を高めています。
この機能の開発には、NASAのスペースブランケットがヒントとなったそうです。

このブランケット避難グッズとしてもみたことがありますよね。
こうした技術をアウトドア業界にもたらしたのはコロンビアが初。
アルミニウムを全面に使うのではなく、ドット状のプリントにし、通気性を確保しています。
これにより、湿気や余分な熱は放出。温かいのにこもらず快適にすごすことができます。
オムニヒート
元祖オムニヒート。
数あるオムニヒート機能の総称として使われるので、「オムニヒートサーマルリフレクティブ」も「オムニヒート」として扱われていることも多いです。
逆に、「オムニヒート」という機能表記の場合はアルミニウムのドットが使われていない製品があることも。
いずれにしろ、体の熱を利用した優れた保温機能が備わっており、厳しい天候下でも快適に過ごせます。
オムニヒートインフィニティ

オムニヒートサーマルリフレクティブのアップグレード版。
コロンビアの保温機能では、現在最も温かい最上位機能です。
アルミニウムの面積が増え、かつ計算しつくされた配置で生地の通気性を損なうことなく保温効率をアップ。
シルバーだったドットがゴールドに変わり、見るからにあたたかそうです。
極寒でも安心して過ごすことができ、登山をする人やアウトドア好きからの評価が高いです。
寒いのが苦手なひとは、オムニヒート機能の着いているアウターが欲しくなったんじゃないでしょうか?
それでは、次はそんなコロンビアがどんな人にオススメなのかを見ていきましょう!
コロンビアってどんな人にオススメ?年齢層は?

コロンビアはアウトドアからタウンユースまで、幅広く着用できるので、利用者の年齢層も幅広いです。
公式オンラインサイトからも「利用シーンから探す」というタブがあるほど、様々なシーンごとにアイテムが展開。
登山などアウトドアでの利用者は特に幅が広く、キッズの展開もあるので子どもから年配まで利用しています。
キッズのアイテムもなかなかオシャレなんですよね。
キャンプで家族揃ってコロンビアコーディネートという光景も見かけることも。
街着として着ている人は、見かける限り20代、30代が多いです。
街中で40代の利用者を見かけることも割とあります。
アウトドアということもあって、カジュアルな着こなしにはなりますが、どんな年代でも気にせず利用できるブランド。
コロンビア定番のアウターは数万円したりと価格帯は安くないので、10代からは手を出しにくいかもしれません。
でも10代こそアクティブなので、長く着ることを考えるとちょっと無理して買っても損はしないです。
機能性が高いので、若い頃から重宝すること間違いなし。
さてそんなコロンビアは、世の中からどんな評価をされているか気になりませんか?
次はコロンビアの評判についてみていきます。
コロンビアの評判ってどうなの?

コロンビアが幅広い層から支持されているのはお分かりいただけたかと思いますが、実際に世間のどれだけの人に認知されているのでしょうか。
そこで、僕のTwitterを使って認知度アンケートを行ってみました。
どんな結果が出たでしょうか…さっそく見てみましょう!
僕のTwitterでのアンケート結果
コロンビア知ってる?
— まとめ|ユニクロ全部買う (@matome_mlr) January 23, 2023
「知らない」と答えた人は僅か6%。
コロンビアを知らない人はほとんどいないと思っていいですね。
さすがの認知度です。
街中でもよく見かけるし、大型ショッピングセンターなどに行けば大抵、目にはいりますよね。
そして「利用したことがある」と答えた人も34.5%となかなか高い数字。
アウトドアブランドって利用する人は一部かと思いきや、そんなことはありません。
もちろんアウトドアをしない人だって利用するし、むしろ普段使いに便利なアイテムがたくさんあります。
まだコロンビアを「利用したことがない」という人は、ぜひ一度コロンビアのアイテムを手にとってその便利さを実感してみてください。
どこで買えるの?取り扱い店舗情報
コロンビアは現在、直営店だけでも全国約60店舗。
取扱店もアウトレットを含め全国で約120店舗と、かなり多くの店舗で取り扱っています。
大型ショッピングセンターでもよく見かけますよね。
詳しい店舗情報は公式オンラインサイトから検索してみてください。
<公式オンラインサイト/店舗検索ページ>
https://www.columbiasports.co.jp/shop/store/list.aspx
オンラインサイトでももちろん購入できますが、コロンビアのアイテムは機能性が売り。
その機能性を見極めるには、やはり実物を見るのがおすすめです。
気になるアイテムがあったら、ぜひお近くの店舗で実際に試着してみてください!
もしお近くの方は、原宿店に行くのが断然おすすめです。

原宿店外装
原宿店はコロンビアの旗艦店。全国で一番大きなショップです。
ここでしか手に入らないアイテムがあることも。
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-11
明治神宮前〈原宿〉駅から徒歩3〜4分
どのブランドも、もし行けるならぜひ旗艦店に足を運んでみてください!
旗艦店は他店舗と違ってブランドコンセプトも理解しやすいですし、何よりアイテムが豊富に揃っているので自分に合ったアイテムが見つかりやすいです。
気になるブランドができたときは、旗艦店がどこにあるかチェックしてみましょう。
まとめ

最後まで読んでいただけてよかったです!
この記事を読む前は「アウトドアするタイプじゃないし、コロンビアは着ないかな」と思ってたあなた。
全然そんなことなかったですよね。
街中でもコロンビアをよく見かける理由が分かっていただけたかと思います。
コロンビアのアイテムは日常使いでも全然OK!
むしろ日常使いに便利なアイテムがたくさんあります。
これまであまりコロンビアに入ったことがなかった人はぜひ店舗をチェックしてみてくださいね。
今後もブランド解説をはじめ、ファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。
次回もお楽しみに!