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個性派ブランド「JWアンダーソン」を徹底解説!デザイナーの経歴など総まとめ

皆さんは「JWアンダーソン(JW Anderson)」というブランドをご存知でしょうか?

全世界のアパレル業界注目の若手デザイナー「ジョナサン・ウィリアム・アンダーソン」が手がけるイギリス発の高級ファッションブランドです。

ユニクロとのコラボが有名なので、そこで初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。

実は当ブログでもユニクロとJWアンダーソンのコラボ展示会にお邪魔させて頂いて記事にしていたり。

今回はそんな僕が、「JWアンダーソン」というブランドについて、デザインの特徴、価格帯、おすすめの客層などなど、余すことなくご紹介します。

デザイナー「ジョナサン・ウィリアム・アンダーソン」の経歴もまとめました!

まずは、ブランド「JWアンダーソン」とは一体なんのか?について見ていきましょう。

ブランド「JWアンダーソン」とは?

JWアンダーソンは、北アイルランド出身のデザイナー、「ジョナサン・ウィリアム・アンダーソン」によって2008年に創立されたイギリス発の高級ファッションブランドです。

彼の名を冠したブランド名になっており、読み方は、「ジェイダブリューアンダーソン」です。

世界的な高級ブランドだけに商品単価はかなり高額。知名度も高いためランクの高いブランドという位置付けです。

のちに詳しく説明しますが、デザインの特徴をひとことで言うと、個性が爆発。

メンズ・レディースの境界線を超えたジェンダーレスなスタイルを提案しているブランドで、大胆なグラフィックプリントやカラフルな色使いなど、ハイモードなコレクションを展開しています。

ファッションアディクトに支持を受けるブランドです。

そんなJWアンダーソンですが、どのようにしてモードの高級ブランドとしての地位を築き上げたのでしょうか?

次で詳しく見ていきましょう。

気鋭の若手デザイナー「JWアンダーソン」について

出典:JW ANDERSON 公式ホームページ

JWアンダーソン(本名:ジョナサン・ウィリアム・アンダーソン)が生まれたのは1984年、イギリスの北アイルランド。

気鋭の若手デザイナーであり、世界有数のイケメンデザイナーとしても知られています。

これから彼の生い立ちをご紹介しますが、その前にお伝えしたいのは、ファッションにおいてルーツ」を知ることはとても重要だということ。

ルーツを知ることでデザイナーはもちろんアイテムの意匠が読み取れるようになり、それが自然とオシャレな着こなしにも繋がるからです。

そして、界的に有名な数多くのデザイナーには、自身の生い立ちからなるルーツが必ず存在します。

孤児院出身の「ココ・シャネル」が、自身が立ち上げたブランド「シャネル」の信条を「女性の洋服の解放」としたように、その人のルーツが、ブランドやデザインに反映されるのです。

ココ・シャネルは女性をコルセットから解放した人物として有名です。

というわけで、デザイナー「JWアンダーソン」はどのような経歴を辿ってきたのか?歴史順で見ていきましょう。

もともとは俳優志望だった

JWアンダーソンは、もともとは俳優志望でした。

ロンドンの芸術大学を卒業すると、演劇の道を志してワシントンDCのスタジオシアターで働きます。

そこで演劇のステージ衣装に興味をもち、ファッションデザイナーになることを決めます。

2005年には、同じくロンドンの世界的服飾学校にて紳士服デザインの学位を取得し、皆さんご存知のイタリアの有名ブランド「プラダ(PRADA)」で働きます。

プラダではビジュアルマーチャンダイザー(デザイナーの補佐)というポジションでした。

若干24歳にして、自身のブランドを設立

出典:JW ANDERSON公式ホームページ

プラダで経験を積んだJWアンダーソンは、その後ロンドンに移り、2008年に自身の名前を冠したブランド「JW ANDERSON」を立ち上げました。

当時24歳という若さです。

その才能と行動力に驚かされます……!

ブランドとしてのJWアンダーソンは、当初はメンズのみでしたが、2011年にはウィメンズもスタート。

ロンドンのコレクションにも参加するようになり、2010年代に入ると、あのバーバリーと並ぶロンドンコレクションの中心的ブランドにまで成長します。

2012年には新進気鋭のデザイナーとして輝かしい賞を受賞するなど、若手デザイナーとしての実力をどんどん発揮していきました。

数々の有名ブランドとコラボ

スペイン発のラグジュアリーブランド「ロエベ(LOEWE)」
出典:LOEWE公式ホームページ

同年には、イギリス最王手のファストファションブランド「トップショップ(TOPSHOP)」とコラボ。

ここで限定販売した洋服とアクセサリーがきっかけとなり、イギリスでの知名度がグンと上がります。

翌2013年にはイタリアの高級ブランド「ヴェルサーチ(VERSUS)」のコレクションを展開。

さらに同年には、LVMHグループの老舗ブランド、「ロエベ(LOEWE)」からオファーがかかり、29歳という若さで同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任します。

LVMHグループ(エルブイエムエイチ モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は、世界最大のファッション・グループ企業です。同グループを代表するLOUIS VUITTON (ルイ ヴィトン)のほか、Christian Dior (クリスチャン ディオール)、GIVENCHY (ジバンシー)、FENDI (フェンディ)、LOEWE (ロエベ)、CELINE (セリーヌ)など、数多くの有名メゾンを傘下に持っています。

以上のように、JWアンダーソンは自身のブランドとともに急成長を遂げ、今ではロンドンを代表する最も革新的な新世代デザイナーとして、世界からの注目を集ているのです。

2017年には皆さんご存知の「ユニクロコラボがスタート。次で詳しく紹介します。

ユニクロとのコラボについて

クリストフ・ルメール率いるパリのデザインチームとのコラボである「ユニクロU」に続き、徐々に定番化してきているのが「JWアンダーソン」とのコラボである「ユニクロアンドJWアンダーソン」です。

ここ最近のユニクロは、ハイブランドのデザイナーとのコラボを増やしてきているのですが、アンダーソン氏もそのひとつ。

先述のとおりアンダーソン氏は、自身のブランド「JWアンダーソン」や「ロエベ」のクリエイティブディレクターに就任するほどの経歴の持ち主です。

その2つのブランドからイメージできるように、非常に攻めた色使いやデザインが彼の特徴です。

シンプル志向のルメールとはまさに正反対のテイストの持ち主。

ユニクロは万人に向けて、なるべく「普通」のなかでクオリティの高い洋服を作っていくブランドなので、ルメールとの相性がすごくいいです。

一方、JWアンダーソンはシンプル志向と言うよりは結構攻めたデザインなので、どちらかと言うとファッションアディクトに理解されるようなデザインなのです。

なので、ユニクロとの相性が良いかと言うと、個人的には結構疑問で、今までのコラボアイテムを見てきても、そのバランス感がすごく難しいなと思っています。

攻めたデザインにしすぎると誰もついて来られなくなりますし、逆にあまり攻めないデザイン、落ち着いたデザインにすると、JWアンダーソンとコラボする意味あるの?

となってしまうので、そのあたりの塩梅が非常に難しいコラボだなと感じています。

ただ最近のコラボだけを見ると、結構「置きに来ている」印象。

そこまで攻めたデザインではなく、無地のものの中にちょっとだけデザインを入れたりしているので、意外とちょうどいいバランスになっているかなと個人的には思います。

しかし「ちょっと物足りないな」と思う人もいるであろう、そんなバランスですね。

このコラボは今後も行っていくとは思いますが、JWアンダーソン氏がかなり多忙なようで、毎シーズン新商品が発表されるかは不明です。またいつまで続くかも決まっていません。

もちろん僕のブログではしっかり追いかけて、毎回全型購入してレビューしますので、よければこのブログをブックマークして見逃さないようにしてもらえたらと思います。

JWアンダーソンの特徴(デザインなど)

JWアンダーソンの特徴は、独創的なデザインと革新的なディテールです。

一言でいうと、個性バキバキ。

大胆なグラフィックやポップでカラフルな色使いなど、個性が光るデザイン性の高さが魅力といえるでしょう。

サイズ感はトレンドライクなリラックスシルエットのものが中心。

ジェンダーレスの提案をコンセプトにしているので、サイズがあえばメンズ・レディース問わず着用できるアイテムも多いです。

また洋服以外にも、シューズ、バッグ、アクセサリーなどのファッション小物も豊富に展開しています。

どれもJWアンダーソンらしい目を引くデザインになっているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

次はJWアンダーソンの具体的な価格帯を見ていきましょう。

JWアンダーソンの価格帯

JWアンダーソンはインポートのハイブランドです。

価格帯の中心は4〜6万円ほど。

価格帯の幅は一番安いもので2万円、アウターなどの高額なものは20万円前後になっています。

▼オンラインストアを参考にした価格帯
・Tシャツ:20,000円〜
・ポロシャツ:25,000円〜
・スウェット:30,000円〜
・パーカー:30,000円〜
・ジャンパー:50,000円〜
・ジーンズ:40,000円〜
・トラックパンツ:50,000円〜
・カーゴパンツ:80,000円〜
・ニット:60,000円〜
・ジャケット:150,000円〜
・靴・スニーカー:45,000円〜
・ブーツ:60,000円〜
・サンダル:50,000円〜
・ハット:20,000円〜
・マフラー:20,000円〜
・財布:60,000円〜
・アクセサリー:40,000円〜
・リュック:60,000円〜
・トートバッグ:55,000円~

以上のとおり、アイテムはメンズ・レディース 問わず幅広く展開しています。

アウターが高めの価格設定になっており、ザックリ15万円〜くらいです。

オンラインストアではアイテムによっては半額程度のセールが掛かっているものもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

次はJWアンダーソンがどんな客層におすすめのブランドなのかを見ていきましょう。

JWアンダーソンはこんな人におすすめ(年齢層・系統など)

ここまでご紹介したとおり、JWアンダーソンは他のインポートブランドと比べても独創的なデザインが特徴です。

そのため個性バキバキの攻めたアイテムを探している方におすすめ。

大胆なグラフィックプリントやカラフルでポップな色使いのアイテムなどバリエーションが豊富です。

アイテムによっては個性が控えめなものもあり、無地のTシャツやパーカーにJWアンダーソンのロゴだけが入ったものもありますので、奇抜なデザインに抵抗感のある方は、そうしたエントリー的なモデルを選ぶと良いでしょう。

年代や年齢層にはとくに縛りがありませんが、海外や日本のスナップを見ると20〜30代のファッション感度の高い若者の投稿が目立ちます。

とにかく個性が光るブランドですので、オシャレ好きのファッションアディクトの方はぜひチェックしてみてください。

次は気になる評判について見てみましょう。

JWアンダーソンはダサい?評判を調べてみた

ここまで個性的なデザインであると説明してきましたが、個性的すぎるが故、世の中の評判は気になるところ。

というわけで下記の2つの方法でJWアンダーソンの評価を調べてみました。

  1. 僕のTwitterでのアンケート
  2. 世間一般の口コミ

それぞれご紹介します。

僕のTwitterでのアンケート

3択でのアンケートを行った結果、「知っているけど買ったことがない」と答えた人が約70%でした。

高級ブランドなので手が出しづらい、といった方も多いでしょう。

そのほか、「好き」は約20%、「知らない」は約10%、という結果でした。

回答者は僕のフォロワーさんが中心なので多少の偏りがあるかと思いますが、参考まで。

世間一般の口コミ

やはりユニクロとのコラボに関するクチコミがほとんどでした。

本家JWアンダーソンは個性バキバキですが、ユニクロコラボの方は個性が抑えられて万人向けのテイストになっているので、消費者も手に取りやすいでしょう。

ほとんどが好意的なクチコミで、コラボを楽しみにしている方もたくさんいらっしゃいました。

本家JWアンダーソンに関するクチコミはあまり見つけられませんでしたが、毎シーズン発表されるコレクションがかなり尖っているので、そこに対する反応がちらほら。

「尖りすぎて逆に欲しい」というコメントの他に、JWアンダーソン好きのコアなファンからのコメントも見受けられました。

JWアンダーソンの取り扱い店舗

JWアンダーソンの取り扱い店舗をまとめました。(2022年現在)

JWアンダーソンのアイテムは下記の3つの方法で購入可能です。

  1. 直営店
  2. 取扱店
  3. オンラインストア

以前はインポートブランドを取り扱うセレクトショップや一部の百貨店でしかゲットできなかったのですが、2021年に日本初となる直営店が新宿の伊勢丹にオープンしました。

店内はロンドンにあるJW アンダーソンの旗艦店から着想を得たデザインになっており、ベルベットのカーテン、アルミのレールと棚、ジュエリーのキャビネットなど、オシャレに統一されています。

ぜひ興味のある方は直営店に直接足を運んでみてください。

以下、一覧でご紹介します。

直営店

・JWアンダーソンジャパン 伊勢丹新宿店(メンズ)
・JWアンダーソンジャパン 伊勢丹新宿店(レディース)

取扱店舗

▼関東エリア
・ビュートリアム
・エルエイチピー 上野
・エルエイチピー 池袋パルコ
・エストネーション銀座店
・ジェイ ダブリュー アンダーソン 阪急メンズ東京
・ガラージュ D.エディット 阪急メンズ東京
・エストネーション 有楽町
・バーニーズ ニューヨーク 銀座店
・ジェイ ダブリュー アンダーソン 伊勢丹新宿メンズ館
・リスタイル 伊勢丹新宿
・バーニーズ ニューヨーク 六本木店
・エルエイチピー ルミネエスト新宿
・スーパー エー マーケット 新宿ニュウマン
・エストネーション 六本木ヒルズ
・アデライデ
・ラブレス青山
・エルエイチピー 原宿
・コウズ リック クロ
・エルエイチピー ウィメン ラフォーレ原宿
・エストネーション 三井アウトレットパーク 木更津
・ビオトープ
・コンポラックス 渋谷西武
・デルタ
・エストネーション 玉川タカシマヤS・C
・バーニーズ ニューヨーク 横浜店
・ラブレス ニュウマン横浜
・ラブレス 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド

▼中部エリア
・リバー
・ノブレス・オブリージュ
・グリーンルーム
・ヴェルジェ
・ラブレス名古屋
・モナマッチョ
・エルエイチピー 名古屋

▼近畿エリア
・エストネーション 京都バル
・シュメール 京都
・エルエイチピー ルクア大阪
・エストネーション ルクア大阪
・シュメール 梅田 ブリーゼブリーゼ
・ホワイ・アー・ユー・ヒアー ミドウスジ
・ホワイ・アー・ユー・ヒアー
・ラブレス 心斎橋ビッグステップ
・ケイブ
・ビオトープ大阪
・グッドウッド
・バーニーズ ニューヨーク 神戸店
・エストネーション 神戸バル

▼中国エリア
・ザ パーク 米子
・ザ パーク 出雲
・イリヤ
・スウィッチインターナショナル
・パリゴ広島
・ギャラクシー 広島
・ビア・ルイーザ 呉

▼九州エリア
・クロマニヨン
・エストネーション 福岡ソラリアプラザ
・トラント 大橋
・バーニーズ ニューヨーク 福岡店
・ラブレス天神
・チェリー
・アジト
・ビオトープ フクオカ
・ベース

▼沖縄エリア
・ワンダーキューブ

オンラインストア

公式オンラインストア(メンズ)
公式オンラインストア(レディース)

※詳細は公式ホームページよりご確認ください。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

JWアンダーソンは、全世界が注目する若手デザイナー「ジョナサン・ウィリアム・アンダーソン」が自身の名を冠して立ち上げた、イギリス発の高級ブランドです。

大胆なグラフィックや色使いなど、ほかのブランドにはない強い個性を持っていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

デザイナーのJWアンダーソン氏は今後の活躍間違いなしの人物だと思うので、ファッションアディクトの方は要注目を。

僕のブログでは、今後もブランド解説をはじめ、ファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。

ぜひ次の更新をお楽しみに!

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