【ロエベ】バッグ・財布など人気アイテムを紹介!年齢層、評判、ブランドの歴史まで徹底解説

「ロエベのバッグや財布はどのデザインが人気?」「ロエベ持ってる人ってどんなイメージ?」「デザイナーはどんな人?」
などなど、さまざまな疑問が解決できるブランド解説シリーズ。
僕は、年間1,000万円以上の洋服を購入しています。海外ハイブランドもたくさん試してきました。
そして、ブログ・YouTube・SNSでオシャレ初心者にも分かりやすいファッション情報を発信しています。
そんな僕が今回「ロエベ(LOEWE)」の人気アイテムや、年齢層、ブランドの歴史、デザイナーなどについて詳しく解説します。
ロエベといえばバッグや財布のイメージが強いかもしれませんが、実はメンズアイテムではトップスもすごく人気。
その辺りも含めて分かりやすくご紹介していくので、ぜひ最後までお付き合いください。
まずは、ロエベがどんなブランドなのかを見ていきましょう!
目次
ロエベってどんなブランド?

ロエベ発祥の国はスペイン。なんと170年以上という長い歴史をもつラグジュアリーブランド。
ラグジュアリーブランドの中ではマッキントッシュ、エルメスに次いで3番めに歴史が長いんです。
スペイン王室御用達としても知られるブランドで、高品質なレザー素材とユニークなデザインで幅広い年齢層に愛されています。
ブランドの始まり

出典:https://www.vogue.co.jp/fashion/history/2012-4-13
ロエベの始まりは1846年、数名の職人によってスペインのマドリードに開かれた、レザー製品の小さな工房。
このころは財布や葉巻入れ、宝石箱などのレザー製品のみを扱っていました。
こだわり抜かれた素材、匠の技が作り出すレザー製品は、ドイツのある職人の心を奪います。
その人物こそがロエベ創業者「エンリケ・ロエベ・レスベルク」。
1876年に彼はこのマドリードの工房に加わり、自身の名を冠した「ラグジュアリーレザーハウス ロエベ」を設立。
ロエベの指揮のもと作られたレザー製品は、マドリードの貴族達から気に入られるようになります。
1892年には、当時の流行の発信地プリンシペ通りに店舗併設型の工房「E.ロエベブティック」を開き、婦人向けのバッグも作るようになりました。
そして1905年にはスペイン王室にも評価され、王室御用達の称号を獲得。一気に事業を拡大。
ここで豆知識。「ロエベ(LOEWE)」のスペルが「W」なのになんで「ベ」と読むの?と思ったことはありませんか?
ドイツ語では「W」は「V」の発音なんです。スペイン発祥のブランドですが、ドイツ人の彼の名前を付けているので「LOEWE=ロエベ」なんですね。
「V」の発音なので正しい発音はロエヴェですが、日本語表記ではロエベとなります。
トップブランドになるまで
事業を拡大し、国内の主要都市につぎつぎと店舗をオープンしたロエベですが、ここからトップブランドに成長するまでは、簡単に年表形式で紹介しますね。
1965年
ウィメンズのアパレル事業にも参入していき、レザー製品だけでなくプレタポルテ(既製服)も展開。
1975年
ロエベのアイコンバッグとして知られる「アマソナ」を発表。
1983年
メンズプレタポルテを展開。その後に紳士物専門ブティックもマドリードにオープン。
1985年
ルイ・ヴィトン社と提携し海外への販売ルートを拡大。
1989年
フランスのパリに海外初のブティックをオープン。
1996年
LVMHグループの傘下に入り、レザー製品とプレタポルテの2分野を中心に事業展開。
これにより、いままでは貴族など上流階級から多くの支持を得ていましたが、中流階級からの支持も多く得られるようになります。
LVMHグループ(エルブイエムエイチ モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は、世界最大のファッション・グループ企業です。同グループを代表するLOUIS VUITTON (ルイ ヴィトン)のほか、Christian Dior (クリスチャン ディオール)、GIVENCHY (ジバンシー)、FENDI (フェンディ)、LOEWE (ロエベ)、CELINE (セリーヌ)など、数多くの有名メゾンを傘下に持っています。
こうした出来事を経て、ロエベは世界的なラグジュアリートップブランドとして知れ渡りました。
ブランドを刷新「ジョナサン・アンダーソン」

LVMHグループの傘下となって以降、ロエベは世界中で愛されるブランドとなりましたが、現デザイナー「ジョナサン・アンダーソン」の力によってさらに幅広い年齢層からの支持を得ることになります。
知っている方も多いかもしれませんが、アンダーソンは自身のブランド「JWアンダーソン」を立ち上げています。それが24歳の時。
彼は自身のブランドで名を馳せ、新進気鋭のデザイナーとして輝かしい賞を受賞するなど、若手デザイナーとしての実力をぐんぐんと発揮。
そして2013年、彼が29歳の時にロエベのクリエイティブ・ディレクターに抜擢されました。
この若さで圧倒的な才能ですよね。それでいてイケメン…なんとも羨ましいかぎりです…!!
アンダーソンはロエベのクラフトマンシップ(職人の技術)を重んじながら、現代的、先進的なデザインを取り入れブランドを刷新。
代表的なのが「パズル」というバッグ。斬新でありながら主張しすぎないデザイン、利便性の高い5WAY、そして平らに畳むこともできるという変幻自在のバッグは多くの人々を魅了しました。
この他にも6WAYのバッグ「ハンモック」や、カジュアルテイストなかごバッグ「バスケット」など、現在のロエベ定番アイテムを生み出します。
ロエベの「L」を4つ組み合わせたアナグラムと呼ばれるブランドロゴも、1970年からあるものを見直し、すっきりとしたシンプルなアナグラムにリニューアル。

次々と彼の手が加わり、ロエベの新作の数々はSNS上でも話題となります。
こうして若者達からも注目され、これまでセレブ愛用のブランドというイメージの強かったロエベは、どの世代にも愛されるブランドとなったのです。
ロエベの魅力

ロエベの魅力は大きくこの3つ。
- 素材の圧倒的な質の高さ
- 職人たちの高い技術力
- 個性を際立たせるデザイン
それぞれ詳しく説明していきますね。
素材の圧倒的な質の高さ
ハイブランドであれば高品質の素材というのは当たり前ですが、ロエベは他と一線を画す最上級の素材を使用しています。
中でも特に有名なのが「ロエベナッパ」。
素材としてはラムスキン(生後1年未満の子羊の革)という希少性の高いレザー素材。
そのラムスキンを独自の方法で丁寧になめし加工し、さらにその中から厳選された数パーセントだけが「ロエベナッパ」として使用されます。
通常、革製品を作るときは違う素材を裏地に合わせますが、素材の良さゆえに裏地を付けない製品もあるほど。
“裏地がない=その分軽い”ということなので、レザーバッグって少し重量感があるイメージですが、ロエベのバッグは軽くて使い勝手がよいのが嬉しい特徴です。
職人たちの高い技術力
さきほど素材が良いので裏地がいらないというお話をしましたが、裏地を付けない製品を作るというのは、それだけ職人の高い技術力が求めらるということ。
また、ジョナサン・アンダーソンがデザインした「パズル」も、この職人たちの技術があってこそのデザインです。
ロエベのアイテムを実際に手に取れば、その技術力がどれだけのものか、ひと目でわかると思います。
個性を際立たせるデザイン
ロエベの様々なアイテムは、主張しすぎずシンプルでありながらも、他にはない独特なデザインが特徴。
そして、同じアイテムでも持つ人それぞれの個性を引き出せるという魅力があります。
たとえば、何度も紹介しているバッグ「パズル」なんて遊び心満載。
様々なシーンに合わせてショルダーバッグにしたりクラッチバッグとして使うなど、便利な5WAYというだけでなく、付け替えのできるストラップも販売されているんです。
好みに合わせて使い方もデザインもアレンジでき、オリジナリティーをプラスできる。そんな工夫がされたアイテムがロエベには多いです。
せっかくラグジュアリーブランドのアイテムを買うなら、こんな魅力的なブランドは他にないですよね。
ロエベを持ってる人のイメージは?年齢層は?

約30年前にロエベがLVMHグループの傘下に入るまでは、貴族など上流階級が愛用するブランドであったことから、割と最近まではセレブや40代、50代、60代と年齢層が高いイメージでした。
一昔前は、年代によっては「ロエベってダサいかな?」と思う人もいたようですが、いまでは全くそんな事はありません。
アンダーソンがブランドを刷新して以降は、エレガントかつ遊び心のあるデザインと豊富なラインナップで、幅広い年齢層から注目を集め、今では20代や30代など若い年齢層も愛用しています。
ロエベはどんな年代にもぴったりとハマるアイテムが必ずあります!
ロエベの人気アイテム
冒頭でお話しましたが、ロエベといえばバッグや財布のイメージが強くないですか?
でもメンズアイテムはトップスもすごく人気なんです。ロエベを取り入れたさり気ない上品スタイルは女性ウケもよいです。
僕もロエベのアパレルはすごく注目してます!上質な素材使いと遊び心満載のデザインがたまりません。
トップス

トップスはシンプルなデザインから個性爆発なデザインまで、豊富なラインナップですが、特に人気なのは比較的お手頃な価格のアナグラムTシャツ。
ワンポイントのアナグラムロゴが、普段のカジュアルなTシャツスタイルから、さり気なく上品なスタイルへ格上げしてくれます。

次に人気なのがこちらのスウェット。フロントにどんとアナグラムロゴが施されていますが、カラーは控えめなので程よい主張感になってますよね。
どんなスタイルにも合わせやすいスウェット。
もっと斬新なデザインのトップスもたくさんありますが、簡単に取り入れやすいのはこの2アイテムですね。
また手を出しにくい価格にはなりますが、ロエベこだわりのレザーで作られたアウターアイテムは特にかっこいいです。
バッグ

ロエベのバッグといえば、文中に何度も登場している「パズル」が男女問わず定番の人気アイテム。
パズルは使いにくいのではと思われる方もいるようですが、機能性もバッチリで使いにくさは特にないと思います。
ショルダーバッグやハンドバッグなど様々なタイプがあり、使いやすくメンズに人気が高いのはボディバッグ。
ボディバッグはスモールとミニの2タイプのサイズがあり、カラーバリエーションも豊富。

こちらは芸術的な三角形のフォルムが人気の「アントン」。
一見、使いにくそうにも見えますが、ファスナーを開けると口がガバっと開くので物を出し入れしやすいです。
周りと差をつけるユニークなデザインでオススメ。
財布

こちらは僕がプライベートで愛用している三つ折り財布です。
実はウィメンズラインの財布ですが、ロエベのデザインはユニセックスなものが多いので気にせず使えます。アナグラムが上品でオシャレですよね。
このミニ財布はコバ部分がブラウンなんですがこの作りは凄い。細かいコバを綺麗に量産しているのは驚きです。
プレゼントにどう?ウィメンズアイテム
ブランドを主張しすぎず、いやらしさがでにくいロエベの小物。
そんな小物を特別な人へのプレゼントに選んでみてはどうでしょうか。
プレゼントに人気のアイテムをいくつかご紹介しておきます。
ブローチ

シンプルなコーディネートをパッと華やかにするアイテム。
ハイブランドブローチは女子にいま大人気のアイテム。
キャンドル

ハイブランドのキャンドルは、匂いで癒やされるのはもちろん、飾るだけでも可愛いアイテム。
もらって困ることのない、間違いのないプレゼント。
チャーム

もちろん既製品もありますが、好きなパーツを選んでオリジナルチャームを作ることもできます。
イニシャルや記念日を入れりなど、特別なプレゼントにぜひ。
マフラー

毎年売り切れ必死の大人気アイテム。
早めにゲットしてクリスマスのプレゼントに。鉄板です。
センスの良いプレゼントだと喜ばれること間違いなし?!
ぜひ参考にしてみてください。
ロエベの評判

ここまでご説明したとおり、ロエベは世界的に有名なブランドですが、世間一般からの評価はどうなっているでしょうか?
というわけで、僕のTwitterを使って簡単なアンケートを行いました。
僕のTwitterでのアンケート評価
結果、「好き」と答えた人が約30%と、かなり高い数値になりました。
「知ってるけど持っていない」に関しては、ロエベが高額であることも影響していると思います。
また「知らない」は10%以下。やはり知名度は抜群と言ってよいでしょう。
ロエベ知ってる?
— まとめ👀|メンズファッション情報 (@matome_mlr) September 8, 2022
ロエベの店舗

日本にあるロエベの直営店は現時点で40店舗以上。
基本的には各地の百貨店に入っていますが、それ以外に「旗艦店(フラッグシップ)」と呼ばれるブランドコンセプトに特に力をいれた店舗が3軒、アウトレット店が3軒あります。
旗艦店は銀座、表参道、渋谷とすべて東京都内。
なかでも銀座の「カサ ロエベ 東京」は日本最大の点数を販売し、“アートコレクターの邸宅”をコンセプトとした、まるで美術館のような内装になっています。
ロエベに興味を持った方にはぜひ銀座の店舗に行ってみてほしいです!
他の直営店情報については公式ホームページを確認してみてください。
ロエベを安く買う方法

ロエベのアイテムを安く買う方法はいくつかありますが、一番安心して買えるのは直営店や公式オンラインサイトで行われるセール。
「え?ラグジュアリーブランドってセールするの?」と思いますよね。しないブランドも多いですが、ロエベは直営店、公式オンラインサイトでセールが開催されます。
セールでは30〜40パーセントも安くなっていることもあるので、見逃し厳禁です!
情報を逃さないように公式オンラインサイトからメールマガジンの登録やSNSフォローがオススメ。
また、3箇所あるアウトレット店ではさらに安く購入できることもあります。
- 三井アウトレットパーク木更津
- 御殿場プレミアム・アウトレット
- 神戸三田プレミアム・アウトレット
アウトレット店では、型落ちのアイテムであったり、ほつれや傷など小さな不備の製品、サンプル製品などが販売されています。
正規品と違い、返品交換ができないことや、保証期間が過ぎているということがあるので注意。
だとしても、通常価格から40〜50パーセントオフなんて価格もザラにあるので、安く手に入れたい人は遠出してでもアウトレット店へ行く価値ありです。
まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。いかがでしたか?
ロエベについて簡単にまとめるとこんな感じ。
- スペインの小さなレザー製品工房が、ドイツの職人「エンリケ・ロエベ・レスベルク」の目に止まった事がきっかけでブランドが誕生。
- 敏腕若手デザイナー「ジョナサン・アンダーソン」の手により、セレブ層だけでなく若者からも注目を集めるブランドへと変化した。
- 他ブランドに類を見ない上質な素材と、畳めるレザーバッグなど個性的かつ上品なデザインが特徴。
ブランドの背景を知ると、オシャレがより楽しくなってくると思います!
ぜひ、他のブランド解説シリーズも読んでみてくださいね。
今後もブランド解説をはじめ、ファッションに役立つさまざまな情報をアップしていきます。
次回もお楽しみに!