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【評判】COSとは?似てるブランドや読み方、どこのブランドなのかも紹介

COS(コス)ってどんなブランドなんだろう?調べてみたけどよく分からないなあ。

こんな疑問にお答えする、ブランド解説シリーズ。

今回は、洋服好きにはぜひチェックして欲しいファッションブランド「COS」ついてご紹介します。

まだあまり知られていないブランドですが、コスパよくオシャレを楽しむことができるため「脱ユニクロ」としてもおすすめのブランドです。

この記事ではそうした理由も含めて、COSの魅力を徹底解剖していきます。

COSのすべてをこの1記事にまとめました!

ちなみにCOSをはじめとする「ハイコスパなブランド」をまとめて紹介した動画もあります。

興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

COSは21:10〜で登場します。

COSについてより詳しく知りたい人は、このまま読み進めてください。

COSって何?どこのブランド?

COSは、世界的なアパレル企業である「H&Mグループ」が2007年にスタートしたイギリス・ロンドン発祥のファッションブランドです。

読み方は「コス」で、意味は「Collection of Style(コレクション・オブ ・スタイル)」の略称になっています。

日本ではまだまだ認知度が低いですが、一部の洋服好きにはファンも多く、良いものがお得に手に入るため個人的にもおすすめのブランドです。

H&Mグループはユニクロなどと同様にファストファッションブランドとして有名ですが、COSはそのハイエンド業態に位置づけられ、H&Mより価格帯を高く、より高感度な層に向けてメンズ・レディース・キッズのアイテムを展開しています。

出典 : https://uptodate.tokyo/uniqlo-u-2023ss/

分かりやすく例えるのであれば、ユニクロで言うところの「ユニクロU」にあたります。

ファストファッションで培った大規模な生産背景を使うことで、カシミアやスーピマコットンなど品質の高い素材を使用したアイテムをお得な価格で提供できるのが最大の特徴ですね。

ブランド名は「Collection of style(コレクション・オブ・スタイル)」の略で、インハウスのデザイナーとバイヤーが中心となり展開しています。

デザインなどのテイストは、下記のブランドコンセプトにもある通り「タイムレス」を掲げ、時代に左右されないシンプルで長持く使えるアイテムが中心となっています。

また、様々なアーティストとのコラボレーション、店舗イベントやインスタレーションを行っていて、アートピースや建築物がデザインのインスピレーション源になっているのも特徴です。

COSについて
タイムレスでモダンなCOSのコレクションは、シーズンを越えて楽しめるものです。これを可能にしているのが、さまざまなコラボレーションに基づいた私たちの取組みです。

私たちのコレクション | シーズンを越えて楽しめる服

私たちのデザイン哲学、それは、モダンで高い機能性を持つ、研ぎ澄まされたデザインを追求すること。私たちは、トレンドを追うよりも、長く着てもらえる服であることを重視しています。

アトリエで大切にしているのは、何をおいても職人技。私たちが作る服はすべて、タイムレスで長持ちするものばかりです。

コレクション全体を貫くテーマから、カフスの繊細な作りに至るまで、細部へのこだわりこそが、一見ひかえめな服の数々に統一感を与えているのです。本質があってこそのスタイル、機能を伴ってこそのシルエットなのです。

出典:COS公式ホームページ

ちなみにH&Mはユニクロやスペイン発のZARAと並ぶファストファッションの代表的ブランドになりますが、その中でもH&Mは、多数の専属デザイナーがトレンドをいち早く追い、それをカジュアルに表現することで人気を得てきました。

デザイン性の割にかなりの低価格であったため、結果的に巨大な大量生産ブランドになりましたが、COSの設立はこうした服作りに対する危機感を表したものとも言えると思います。

ですのでCOSの戦略は、トレンドを追い、大量に販売しようとするH&Mとは異なります。

とはいえ、デザインや品質を考えると、COSもH&M本体に負けづ劣らずのコストパフォーマンスを持っていますので、それが一部の洋服好きに人気の理由なわけですね。

次に、COSの特徴を詳しく見ていきましょう。

COSの特徴(デザイン・サイズ感など)

ここまででお話しした通り、「COS」はH&Mグループのハイエンドラインです。

最大の特徴である「コスパの良さ」とともに、デザインなどの特徴を見ていきましょう。

優れたコストパフォーマンス

COSの最大の魅力はコストパフォーマンスの高さです。

カシミアやスーピマコットンなどの高級素材を使ったアイテムを、他社にはできないようなお得な価格で提供しています。

なぜお得に提供できるのかと言うと、COSは通常のブランドとは生産背景が大きく違うためです。

当たり前ですが、服は点数をたくさん作れば作るほど、1点あたりの単価を落とすことができます。

大量生産や資本が大きいほどカシミアやスーピマコットンなどの高級素材が安く出せます。

COSは、この規模の論理を用いることで、良いものをお得に提供できているのです。

ユニクロUと同じ仕組み

母体である「H&M」というZARAに次ぐ世界第2位の売り上げを誇る巨大な規模の生産背景を使ってアイテムを生産することができるため、ハイブランドと同じ素材のアイテムを、お得な価格で販売できると言うわけです。

これがファストファッションブランドがハイエンド業態を行う最大のメリットだと言えるでしょう。

「高品質なアイテムが安く手に入る」

これはユニクロUで体感した人も多いのではないでしょうか?

このユニクロUと同じ仕組みが、実はH&Mにもあり、それが今回ご紹介している「COS」です。

この品質のアイテムがこの価格で手に入れられるブランドはそうないので、非常にコスパに優れたブランドと言えるでしょう。

タイムレスなデザイン

出典 : https://www.asahi.com/and/article/20210409/404130974/

この後ご説明しますが、COSはサステイナビリティ(持続可能性)を重視しているため、一過性のトレンドではなく、ワードローブに長く置いて他のブランドなどと組み合わせて着られるような、ベーシックでシンプルなデザインが特徴になっています。

ただ実際のアイテムを見てみると、確かにシンプルなデザインのものが中心ではあるものの、程よくデザインの効いたアイテムもそれなりに展開されていました。

カジュアルな普段着であっても、上質な素材感や、シルエットの美しさ、ヨーロッパらしい色使いの美しさがあるので、着やすいけど差別化も出来るアイテムが多い印象です。

ですので、定番なアイテムもただシンプルなだけではなく、細かいところでデザイナーの工夫が見られますので、ユニクロの通常ラインや無印よりもファッショナブルに見せることが出来ると思います。

ただし、ベーシックでシンプルと説明した通り、逆に言うとデザインやシルエットに対してのトレンドは追っている感が少ないです。

デザインは工夫はあるもののトレンドライクかと言えばそうでは無いですし、シルエットも現代のトレンドであるビッグサイズやリラックスしたサイズ感では無いので、トレンドをしっかりと取り入れたい方にとってはやや使いにくい面がありますね。

サスティナビリティを重視したアイテム

出典 : https://www.fashion-press.net/news/59699

COSはサステイナビリティ(持続可能性)を重視しているブランドです。

先ほどお話しした流行に左右されない「タイムレスなデザイン」もその一貫ですが、それ以外にも、服の素材には遺伝子組み換えでない自然素材や独自のリサイクル合成繊維を使うなど、取り組みに対する意識の高さが伺えます。

また、サステイナビリティーに関する独自の目標を設定しており、ビジネスとしての倫理基準とその達成度を公表することで、常に点検ができるようにしています。

このように、COSは製品を作る地域(現在は主にヨーロッパ各国)の人々やコミュニティへの関わりを、企業が果たすべき社会的責任として重視しているわけです。

僕も当ブログなどを通じてよくお話しさせていただいていますが、ファッションのルーツの一つは「トレンド」です。

ファッションは、時代の変化に対して非常に敏感です。

大量生産・大量消費への不安は、今回のコロナウィルスのまん延により世界的にも非常に高まっていますので、こうしたサスティナビリティなど時代や環境に配慮した取り組みは、他の多くのアパレルメーカーにも広がっていくことでしょう。

COS | サステイナビリティ | Buy better, keep forever

設立当初から、我々のデザイン精神は長持ちする品質を最優先してきました。流行に左右されるトレンドよりも不朽のスタイルを支持しており、すべてのピースが長い寿命を持つべきだと考えます。

私たちのアイテムを10年後にも着ていてほしい。「スマートな買い物で、一生モノを」これが私たちの望みです。このアプローチをデザインに融合し、サステイナブルなファブリックとマテリアルの革新に焦点を当てています。

ファッション業界と地球が直面している問題に対する解決策はひとつではありません。そのいくつかはシンプルであり、ほとんどが非常に複雑です。当社のサステイナビリティチームは、それを見つけるために日々奮闘しています。

現在、我々の中心的な目標のひとつは、2030年までに100%リサイクル、リユース、またはよりサステイナブルな方法で調達されたマテリアルを使用することです。

COSでの活動は、より大きなビジョンの一部です。共に、H&Mグループは完全な循環性に向けて取り組んでいます。

出典:COS公式ホームページ

以上の通り、「優れたコストパフォーマンス」「タイムレスなデザイン」「サスティナビリティを重視したアイテム」がCOSの大きな特徴です。

次は、各アイテムの具体的な価格帯について見ていきましょう。

COSの価格帯

ここまででご説明した通り、COSの最大の特徴は、優れたコストパフォーマンスです。

H&Mのハイエンド業態と言っても、H&Mより少し高いくらいの価格設定で抑えています。

ユニクロで言うところの「ユニクロU」のように、高品質のアイテムをお得な価格で販売しているイメージです。

オンラインショップを参考にした価格帯は以下の通りです。
・Tシャツ、カットソー:約4,000円〜
・シャツ、ブラウス:約7,000円〜
・パンツ:約7,000円〜
・パーカー、スウェット:約8,000円〜
・ニット、セーター:9,000円〜
・ブルゾン:約14,000円〜
・ジャケット:約14,000円〜
・コート:約22,000円〜

中心となる価格帯は8,000円〜1.5万円くらいで、ジャケットやコートなどの高単価なアイテムも2万円前後です。

ただし、COSのアイテムは価格帯の幅が広めで、特にTシャツは安いものだと2,000円前後のものから、高いものだと1万円と、かなりバラバラです。

クオリティもアイテムによってバラつきがありますので、商品を購入する際は使用している素材などに注意して購入することをおすすめします。

次に、気になるCOSの評判を見ていきましょう。

COSの評判

自分が着用するブランドのイメージや、世間一般からどう見られているのか?気になりますよね。

ということで、以下の2つの方法でCOSの評判を調べてみました。

  1. 僕のTwitterでのアンケート
  2. 世間一般のクチコミ

それぞれ見てみましょう。

僕のTwitterでのアンケート

「知らない」と答えた人は15%という結果に!

一般にはあまり有名なブランドではないのですが、僕のTwitterでは認知度高めでした。

ファッション知識のあるフォロワーさんが中心&COSについてはこれまでも何度か発信していまので、その影響だと思われます。

世間一般のクチコミ

世間一般の方は、やはり知名度があまり高く無いのもあって、クチコミが少なかったです。

代わりにヨーロッパを中心とする海外ではかなりの店舗を展開していますので、海外でのクチコミはかなり盛んに投稿されていました。

日本で見つかったクチコミは、どれも好意的な内容がほとんどでした。

H&Mがハイエンド業態を行っていることを知っている人自体が少ないので、「初めて知った」というクチコミや、「知らない人が多いけどおすすめだよー」的なクチコミが多く見られました。

https://twitter.com/pontevecchiooo/status/1521107182233997313?s=20&t=WObKqrKpWk1iXzS2U6e5-w
https://twitter.com/ayasona99s/status/1515812060428668929?s=20&t=2G-wixKu3x99r2R3nR_v1A

次は、COSのおすすめの客層を見ていきましょう。

COSはこんな人におすすめ(年齢層や系統)

COSは、コスパの良いブランドを探している人におすすめのブランドです。

シンプルだけど高品質なアイテムを中心に展開していますので、ユニクロなどのファストファッションに飽きてきた方にもおすすめですね。

トレンドに左右されづらいデザインで、シルエットも大き過ぎずタイト過ぎないので、コーディネートでも安心して利用しやすいでしょう。

それでいて、デザイナーズブランドのような高品質の素材を使用していますので、シンプルな着こなしをした時に差をつけることができます。

国内のデザイナーズブランドと比べても遜色ないレベルの素材感ですので、Tシャツ1枚でも様になります。

ちなみにシンプルなデザインが中心ではあるものの、意外とエッジの利いたアイテムもあります。

ワイドパンツなど中級者~上級者向けのアイテムもありますし、H&M本体やユニクロには絶対にないデザインのアイテムもありますので、気になる方はぜひ店舗に足を運んでみてください。

知名度は低いですがとにかくコスパに優れたブランドですので、大学生などの若年層〜30代前半くらいまでの方にはぜひ知っておいて欲しいブランドです。

似ているブランドとしては、同じファストファッション企業が母体のブランドとして、ユニクロが展開する「ユニクロU」ZARAが展開する「ZARA ORIGIN」などもオススメですので、気になる方はチェックしてみてください。

次は、COSのアイテムはどこで手に入れられるのかを見ていきましょう。

COSの店舗はどこにある?

COSの実店舗は、青山、お台場、横浜の計3店舗になります(2023年時点)

上記に加えて公式オンラインストアも展開しています。

注意点として、国内3店舗でもそれぞれの店舗ごとに若干アイテムが異なります。

オンラインストアも同様で、実店舗のみ先行で入るアイテムがあったり、逆にオンラインにはあるけど実店舗には無いアイテムがある、と言ったケースが存在します。

基本はほぼ同じなので気にしないくて良いと思いますが、オンラインストアで気になる商品を見つけたけど実際に店舗に行ってみたら無かった、なんてことがないように注意してもらえればと思います。

店舗ごとの特徴として、「青山店」は2014年オープンの日本国内1店舗目ということで比較的知名度があり、ファッション感度の高い層が集まるエリアなので、定番アイテムに加えてデザイン性の高いコレクションアイテムが多い印象です。

「お台場店」「横浜店」は、商業施設に入っているためカップルやファミリーのお客さんが多く、定番アイテムがしっかりと揃い、キッズアイテムなども取り扱っていました。

以上のように店舗ごとに特徴が異なりますので、店舗に足を運ぶ際は事前にチェックしてから出発するようにしましょう。

ちなみにCOSは、最初の方でお話しましたが、アートピースや建築物がデザインのインスピレーション源になっています。

下記のブランドコンセプトにもある通り、店舗づくりにこだわりを持っていますので、店舗に訪れる際はこうした点を意識してみるとショッピングがより楽しめるかと思います。

私たちの空間 | 建築の影響

店舗にひとたび足を踏み入れると、そこにはミニマリズムがもたらす落ち着いたモダンな空間が広がります。COSの店舗は、現代美術のギャラリーがもつ斬新なシンプリシティを参考に、ショッピングや仕事をするのにふさわしい、インスピレーションに満ちた場所を作り出すことを目指して作られています。

新店舗をオープンする際には、元の建物の特徴を最大限に活かしながら、歴史的建築物の影響とCOSの美学との折衷を目指します。袖の折り目のつけ方から家具にいたるまで、あらゆるディティールが綿密に考え抜かれているのです。

出典:COS公式ホームページ

実店舗

・東京:COS 青山店
・東京:COS ODAIBA DIVER CITY
・神奈川:COS マリン アンド ウォーク ヨコハマ 店

詳細は公式ホームページからご確認いただけます。

WEB店舗

公式オンラインショップ

詳細は公式ホームページからご確認いただけます。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

COS(コス)は、H&Mグループのハイエンドラインであり、H&Mの巨大な生産背景を活かしたコスパの良さが最大の魅力のブランドです。

ユニクロなどのファストファッションに飽きてきた方や、もう一歩オシャレを楽しんでみたい方には、特におすすめのブランドです。

実店舗は少ないですが、オンラインストアであればいつでも購入が可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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