【評判】ナノユニバースとは?おすすめの年齢層やサイズ感、歴史まで徹底解説

ナノユニバース(nano universe)ってどんなブランドなんだろう?調べてみたけどよく分からないなあ。
こんな疑問にお答えする、セレクトショップ解説シリーズ。
今回は、2022年の春にブランドリニューアルしたことで注目される「ナノユニバース」についてご紹介します。
ショップの歴史や、アイテムの特徴、気になる評判など、総まとめでお届けします。
ちなみにセレクトショップを一挙にまとめて紹介した動画もあります。
各ショップの特徴を一気見したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ナノユニバースは「18:37〜」で登場します。
↓
まずは概要から見ていきましょう!
目次
ナノユニバースってどんなブランド?

ナノユニバース(nano universe)は、「株式会社TSIホールディングス」が運営するセレクトショップです。
ブランド名は、nano(極小)・universe(宇宙)を意味し、自身が持つ独創的な世界感を表現することがコンセプトになっています。
知名度や規模感で言うと、数あるセレクトショップの中でも、価格がリーズナブルな中堅クラスのセレクトショップになります。
ちなみにこれはご存じない方がほとんどだと思いますが、運営会社のTSIホールディングスは東京都港区に本社を置くアパレル企業で、50を超えるアパレルブランドと、飲食店まで手掛ける業界でもかなり大手の企業です。
有名どころで言うと、ナノユニバース以外にも、stussy(ステューシー)、MARGARET HOWELL(マーガレットハウエル)、JILL STUART(ジルスチュアート)、MHL.(エムエイチエル)、new balance golf(ニューバランスゴルフ)などなど、数多くのブランドを運営しています。
そんな株式会社TSIホールディングスの中でも、今回ご紹介する「ナノユニバース」は主力事業の一つにあたります。
ナノユニバースの歴史
ナノユニバースは1999年に東京の渋谷に1号店をオープンしました。
その後、2002年にセレクトショップとしての展開をスタートしてからは飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を遂げ、現在ではアウトレットの店舗も含めると、全国各地に約70店舗を展開するまでになりました。
創業当初はメンズラインからスタートしたこともあり男性からの根強い人気がありますが、その後レディースやファッション小物も取り扱うようになり、女性からの支持も高まったように感じます。
と、ここまで褒めておきながらアレですが、今は正直昔ほどはオススメではありません。
と言うのも、昔はトレンドライクなアイテムを多く取り揃えていましたが、近年はそれほどでもなく目に留まるようなアイテムを見かけなくなってしまいました。
続々と登場する感度の高いセレクトショップと比べてしまうと、特筆すべきポイントが見つかりにくいのが正直なところ。
ただ、2022年の春からブランディング戦略を大きく転換したようなので、今後の動きには注目ですね。
TSIホールディングスの「ナノ・ユニバース(NANO UNIVERSE)」は今春から、ブランディング戦略を大きく転換する。25周年を迎える2024年に向け、セレクトショップとして始まった「ナノユニバース」をブランド化し、6つのレーベルからなる“マルチレーベルストア”の構築に取り組む。
出典:WWD
次は、このブランドリニューアルについて詳しく見ていきましょう。
ナノユニバースの新展開について(6つのレーベル)

先ほどご紹介した通り、ナノユニバースは2022年の春にブランドを大きく転換し、それに伴いロゴも刷新しています。
具体的には、「ナノユニバース」を “01”〜“06” と名付けた6つのレーベルに分け、アイテムのジャンルや価格のレンジを広げることにより、既存の顧客に加え、新たな層の顧客獲得を目指すとのことです。
以下に6つのレーベルについてまとめました。
【01】
01(ステイトメント)は、ブランドイメージを訴求する高品質のドレスライン。メンズとウィメンズともにテーラリングにこだわったスーツや国内有数のシャツメーカーの生地を使用したシャツなどを展開する。
【02】
02(ビブリオグラフィー)は、日本製にこだわった高価格帯のカジュアルラインで、ミリタリーやワークウエアの要素を取り入れたオリジナルアイテムのほか、ビンテージアイテムなども仕入れる。
【03】
既存の顧客層や価格帯を引き継ぐ位置付け。22年の春夏は襟付きのワンピースやボリュームを持たせたパフスリーブのブラウスなどを用意し、今後もデザイン性のあるアイテムを打ち出す。
【04】
ライセンス商品やアウトレット、EC用の商品を展開する。
【05】
仕入れ商品を軸に、TSIホールディングス内のブランドの仕入れや別注アイテムを中心に展開する。
【06】
仕入れ商品を軸に、ブランドの仕入れのほか、ファッションに限らず、音楽や花、ライフスタイルに関するイベントやワークショップなども手がける。モノ作りにこだわる日本ブランドにも積極的に目を向ける。
ちょっと分かりづらいですよね。
このブランドリニューアルは3年間の長期計画で、各レーベルの割合なども市場の反応を見ながら調整していくとのコメントもあるので、今後のナノユニバースがどう変わっていくのか期待して待ちたいと思います。
詳しく知りたい方は、クリエイティブディレクターのインタビュー記事を見つけたので、よければ下記から見て見てください。
「ナノ・ユニバース」刷新の仕掛け人に聞く 50年続けるための「第三の道」
出典:WWD
系列ブランド
ナノユニバースには、いくつかの系列ブランドが存在します。
ご存知ない方が大半かと思いますが、例えば「ナノユニバース・ライブラリ」「ナノユニバース・グラウンドフロア」「ナノユニバース・ザ・ファーストフロア」などです。
他にもいくつかありますが、どれも小規模だったり、ひっそりと終了していたりします。
なのでメンズでは本家本元の「ナノユニバース」だけ抑えておけばOKです。
ユナイテッドアローズやグリーンレーベル、ビームスなど類似ブランドとの違い
ナノユニバースの比較対象として「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」がよく引き合いに出されますが、ナノユニバースが若者向けなのに対して、アーバンリサーチは30代以上のやや落ち着いた人向けのセレクトショップになります。
「類似ブランド」と書きましたが、実際はテイストもターゲットも違う全く別のショップですね。
また、ネットの声を調べてみると、意外にもユナイテッドアローズ、グリーンレーベル、ビームスとの違いが分からないという声がありましたが、これらもナノユニバースとは関係のない全く別のショップです。
簡単に説明すると、ユナイテッドアローズはセレクトショップ御三家とも呼ばれドレスを軸に展開、グリーンレーベルはそのアローズから派生した低価格帯のレーベル、ビームスは同じく御三家と呼ばれアメカジを軸に展開するセレクトショップです。
僕のブログではそれぞれ個別の記事でも解説していますので、詳しく知りたい方は是非チェックしてみてください。
次に、ナノユニバースの具体的な特徴を見ていきましょう。
ナノユニバースの特徴

2022年春のブランドリニューアルで何が変わったのか調べてみたところ、トレンドライクなアイテムが増加してきた印象です。
レーベルごとに違いはありますが、以前のナノユニバースのように、トレンドを追従する傾向が戻ってきたように感じます。
ブランド全体としては、東京カジュアルをベースにイギリス、フランス、イタリアなどのヨーロピアントラディショナルを取り入れた提案をしています。
これは良く言えばトレンドライク、悪く言えば何でもアリ、とも言えるかもしれません。
ただ品質やサイズ感は、正直これと呼べるものがなく、アイテムによってまちまちといったところ。今回のブランドリニューアルで全体としての傾向が見えてきたら追記していきます。
価格についてはこれまでと変わらず比較的リーズナブルな路線に見えるので、ユーザーからすればトレンドライクなアイテムが手頃に購入できるのは嬉しいことでしょう。
客層は20〜30代が中心で、特に若い世代がメインになっているようです。
次に、各アイテムの具体的な価格を見ていきましょう。
ナノユニバースの価格帯

価格帯は7,000円〜1.5万円が中心になっており、セレクトショップの平均からすると比較的リーズナブルな価格設定になっています。
公式オンラインショップを見ると定価1万円ほどのアイテムが40〜50%セールで5,000円前後になっていたりもするので、安く掘り出し物を見つけたい人は是非一度オンラインショップでセール品をチェックしてみてください。
▼公式オンラインショップを参考にした価格帯
・Tシャツ、カットソー:約5,000円〜
・ニット、セーター:約6,000円〜
・パンツ:約7,000円〜
・シャツ、ブラウス:約7,000円〜
・ベスト、カーディガン:約8,000円〜
・パーカー、スウェット:約9,000円〜
・ブルゾン:約11,000円〜
・ジャケット:約16,000円
・コート:約24,000円〜
・スーツ(セットアップ):約25,000円〜
もちろんセレクトショップですのでアイテムにより価格はまちまちですが、ざっくりとした価格としては以上の通りになります。
ちなみにナノユニバースのヒットアイテムに、「西川ダウン」というダウンがあります。
これは寝具の「西川」とのコラボラインで、抜群の防寒性とスタイリッシュなデザインを融合したダウンとして、ナノユニバースの人気の定番になっています。気になる方はチェックしてみてください。
次は、気になるナノユニバースの評判を見ていきましょう。
ナノユニバースはダサい?評判を調べてみた

ナノユニバースの世間からの評価はどうなっているでしょうか?
ということで、以下の2つの方法で調査してみました。
- 僕のTwitterでのアンケート
- 世間一般の口コミ
それぞれ見ていきましょう。
僕のTwitterでのアンケート
下記の3択でアンケートを実施したところ、「知らない」と答えた人が1%という結果に。知名度は抜群に高いですね。
「好き」と答えた人も約半数の47%になっていますので、こちらも高めの結果になっています。
回答者は僕のフォロワーさんが中心なので少し偏りはあると思いますが、好意的に捉えている方が多いと言えるでしょう。
ナノユニバース知ってる?
— まとめ👀|メンズファッション情報 (@matome_mlr) July 11, 2022
世間一般の口コミ
クチコミ自体が少なく、参考になる評価がなかなか見つけられませんでした。
その中でも参考になりそうな口コミをいくつかご紹介します。やはり価格の安さに対するポジティブなコメントが中心でした。
「ダサい」などといったネガティブなコメントは見つかりませんでした。
次は、ナノユニバースがどんな人におすすめなのかを見ていきましょう。
ナノユニバースはこんな人におすすめ(年齢層や系統など)

ナノユニバースは、比較的リーズナブルな中堅クラスのセレクトショップなので、ユニクロなどファストファッションに飽きてきたときに見てみるのにおすすめです。
ただし、ブランドリニューアルしたばかりということもあり、アイテムは玉石混合な印象。自分である程度目利きができると良いですね。
価格帯はざっくり7,000円〜1.5万円で、セールなどを利用すれば1万円のアイテムが5,000円前後で購入ができたりするので、特に20代〜30代までの若い世代の方は利用しやすいと思います。
40代、50代の方には、今の段階では積極的にはおすすめができませんが、ブランドリニューアル次第では、おすすめできる時が来るかもしれません。
個人的には、ナノユニバースを選ぶのであれば、同じような価格帯の「ビューティー&ユース」や、もう少し価格の落ちる「グリーンレーベルリラクシング」などのユナイテッドアローズ系列のショップを選んだ方が無難で失敗は少ないと思います。
逆になにか掘り出し物を探すのであれば、ナノユニバースの方に一見の価値があると言えるでしょう。
とは言え、2022年春に大幅なリブランドをしたばかりですので、今後の展開次第では以前のようにオススメできる時が来るかもしれません。
次は、ナノユニバースのアイテムがどこで手に入れられるのかを見ていきましょう。
ナノユニバースの店舗はどこにある?

ナノユニバースの店舗情報をまとめました(2022年時点/一部抜粋)
通常店舗と同じくらいの割合でアウトレットの店舗も展開しており、合計すると全国で約70店舗ほどになります。
全国各地の主要都市に幅広く展開しており、駅近の繁華街やショッピングモールを中心とした立地が多いので、アクセスしやすいのは嬉しいですね。
実店舗
▼東京
・渋谷:nano・universe 渋谷神南店
・新宿:nano・universe ルミネ新宿店
・有楽町:nano・universe ルミネ有楽町店
▼関東
・埼玉:nano・universe ルミネ大宮店
・千葉:nano・universe ペリエ千葉店
・神奈川:nano・universe ららぽーと横浜店
▼北海道・東北
・北海道:nano・universe 札幌ステレプレイス店
・宮城:nano・universe エスパル仙台店
▼北陸・中部
・新潟:nano・universe 万代シティビルボードプレイス店
・石川:nano・universe 金沢フォーラス店
・静岡:nano・universe ららぽーと沼津店
・愛知:nano・universe 名古屋クラシック店
▼関西
・大阪:nano・universe ららぽーとEXPOCITY店
・大阪:nano・universe なんばパークス店
・兵庫:nano・universe 神戸ハーバーランド店
▼中国・四国・九州
・福岡:nano・universe アミュプラザ博多店
・香川:nano・universe 高松店
・広島:nano・universe 広島パルコ店
その他の店舗は公式HPよりご確認いただけます。
Web販売
その他の店舗は公式HPよりご確認いただけます。
まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
ここまで解説してきた通り、ナノユニバースは比較的リーズナブルで若者向きの中堅セレクトショップです。
2022年春に大幅なブランドリニューアルをしたばかりなので、テイストなどがどう変わっていくのか、今後の動向に注目ですね。
また、『メンズにおすすめのセレクトショップ』をまとめた記事も書いています。
洋服年間1000万円以上購入&自社ブランドを複数展開する僕が、有名どころからそうでないところまで一挙にまとめていますので、気になる方は下記からチェックしてみてください!